2012/05/25

ビュテvsフロッチ戦展望

IBF世界スーパーミドル級タイトルマッチ(5/26、英ノッティンガム)
○チャンピオン ルシアン・ビュテ(ルーマニア、30戦全勝24KO) 1.5倍
   挑戦者 カール・フロッチ(英国、28勝20KO2敗) 2.5倍

スーパー6後のスーパーミドル級戦線における大一番。オッズは意外と接近してきた。ビュテのボディアッパーが決まってフロッチが悶絶するのか、フロッチの前進にビュテが苦しむのか、非常に楽しみな一戦である。

スーパー6不参加のルシアン・ビュテは、参加組がきつい相手で鎬を削っている間にワンランク落ちる相手にKO防衛を続けてきた。これをどう評価するかだが、前の試合でスーパー6途中参加のグレン・ジョンソンを大差の判定で破り、少なくとも参加組と同等以上の実力があることを示した。

とはいえ、ライトヘビーから体重を落としてきたジョンソン相手の白星を過大評価するのは考えもの。その意味では、今回の相手が初めてスーパーミドルの世界上位クラスといえる。連続KO防衛は見事だったが、タフなジョンソンを倒せなかったことも確かで、同様にタフなフロッチ相手にアッパーを決められるかどうか。

対するフロッチ、スーパー6準優勝は当初の予想を上回ったが、ケスラーの欠場にも助けられた。それでも戦ってきた相手はビュテよりもかなり上であり、ジャーメイン・テイラー、アーサー・アブラハム、アンドレ・ディレルのスーパー6組と途中参加のグレン・ジョンソンに勝っている。

負けた2戦はミッケル・ケスラーとアンドレ・ウォード。いずれも相手地元の判定負けであり、しかもワンサイドという訳ではなかった。常にアグレッシブに攻める姿勢が売り物で、ビュテ相手でも下がることはありえない。

試合はフロッチが前進し、ビュテがさばく形で進むことが予想される。地元の大声援を背にフロッチが前半でポイントを押さえ、ビュテが明確なポイントを返さなければならない展開になればさらに面白くなる。テクニック的にはビュテが上なので、前半からビュテがペースを握ってしまうとフロッチは苦しい。

オッズどおりビュテがやや有利ではないかとみるが、フロッチが押し切ることも十分考えられる。次のアンドレ・ウォード戦を期待したいので、今回はビュテに乗ってみたい。

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2012/05/23

十数年ぶりに丹沢大山(続き)

まず急にバテた原因を考えた。相当に汗をかいているので脱水症状がありうるが、こまめに給水しているので考えにくい。最も怖いのは低血糖なので、とりあえずブドウ糖を出してコーヒーで流し込む。少し楽になる。それでも、5分ほど休んだのに立ったままの休憩しかとれないためか、呼吸が苦しいのがあまり改善しないのは気がかりである。

中高年の山登りだから、頂上にこだわらずに引き返すことも当然想定しなければならない。とはいえ、来た道を引き返すのは勇気がいる。山の距離は平地の4~5倍といっても、0.6kmなら30分で頂上である。頂上に行けばゆっくり休めるし、ビールも売っている。引き返しても休憩所まで1時間、しかもプラス30分歩かないと売店はない。

最も気になったのは水の残りがあまりないことで、やはりあと30分登ってみることにする。地図をみると、しばらく先からは鞍部のようだから、登りっぱなしということはなさそう。気を取り直して、再び登りに向かう。それでも、10歩で小休止のペースが続く。

5分ほど歩くと、右手上方に見覚えのある頂上の電波塔が見えた。目の子であと標高50mくらい。地図どおりに鞍部が出現して少し楽になる。最後の急坂を登り、鹿避けの金網トンネルを抜けると、ようやく大山頂上に到着。先ほど撤退を検討した地点からは20分、見晴台の休憩所からは1時間15分のコースタイムを、1時間50分かけて登ったことになる。

頂上ではビール休憩を20分ほど。用意していたお昼もとることができず、具合がこれ以上悪くならないうちにと早々に下る。ところが下りの急坂を思うように進むことができず、下りですらコースタイムを大幅に超えてようやく下社へ。最後の石組急階段は本当にバテた。ケーブルカーの行列に並んで立っているのすらしんどかったくらいである。

後から調べたら、中高年の場合1000mを超えたくらいでも高山病類似の体調異変があるそうだ。結局この日は、小田急の駅に着いてゼリー飲料をとるまでおかしかったので、年齢からくる高山病類似疾患ということにしておこう。考えてみれば、海抜1000mでも当然空気は薄くなるのだ。

結局今回の山登りも急激にバテてしまい、若い頃の体調に戻っていないことを再確認することになった。次の試合(山登り)まで、また練習(家の近所で歩く)しなければならないけれど、それにしても長年の不摂生から体を元に戻すのはかなり厳しいことだなあと思ったのでした。

p.s. 国内紀行文、他にもあります。こちらへ。

Sh3b0269_3 大山登山道・見晴台休憩所。ここから小学生でも楽勝という1時間15分のコースを、2時間弱かかるとは・・・。

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2012/05/21

十数年ぶりに丹沢大山

養老渓谷で大バテした後、家の近所を4~5時間歩いて調整し、5月20日はいよいよ久しぶりの山である。選んだのは丹沢大山。普通に行けば頂上まで1時間ちょっとの行程のはずで、自分としては安全策をとったつもりなのだけれど、やっぱり話はそう簡単ではなかった。

何しろ、十数年ぶりなのである。30代の頃は車でヤビツ峠まで行ったのだが、50代のいまでは上り下りした後に高速で帰るのはとても無理。大事をとってアプローチは公共交通機関にすることに決めている。この日も4時起きして、5時台の電車で都心へ。新宿を経由して小田急で伊勢原まで。

大山ケーブルに向かうバスの中で、隣のグループがヒルについて話している。ここ十年ほど、大山周辺にはヒルがはびこっていて、そのうちに里まで下りて来そうな勢いなのだそうだ。だから、ヒルの苦手な塩水を登山着に浸み込ませないと、気が付かないうちに服の中に入ってくるらしい。これを聞いてちょっとあせる。丹沢にクマが出たというのでクマ避け鈴は用意してきたが、ヒル対策はしていない。なるべくヤブに近づかない他なさそうだ。

ケーブルカーで下社まで行く。ヤビツ峠からだと大山は塔の岳の向かいにある山塊という印象だが、南から入るとなるほど信仰の山だということがよく分る。目の前に、深い山々が迫っているのである。ケーブル駅に向かう門前町は「コマ参道」と呼ばれる旅館+商店街。通り沿いには、江戸時代から戦前の大山講や寄進の記録が残されている。よく見ると家の近所のものもあった。

午前9時20分に歩き始める。下社からの上りは石段がきつい記憶があったので、日向薬師方面からの尾根道に抜けることにする。どこかに、小学生でも大丈夫と書いてあったからである。ケーブル駅が海抜600mほど、大山山頂は1252m。約600mほどの上りになる。コースタイムは2時間弱。まあ、何とかなりそうだ。

大山なので一人になる事はないだろうと思っていたら、予想に反してこちらの道は私だけである。さっそくクマ避け鈴の登場である。見晴台まではきつい傾斜もなく30分で到着。ここで小休止の後、大山頂上への尾根道に入る。鎖場もあったり結構きつい上りが出てきたが、大きなトラブルもなく1時間ほど上る。

ただ、海抜1000mを超えるあたりから、やけに呼吸がつらい。急登のたびに息がきれて小休止になる。視野が狭く気が遠くなるような気がする。そろそろ頂上だろうと思っていたら、道標が出てきて残り0.6kmである。見晴台で残り2kmだったから、まだ1/3しか上っていない。すでにコースタイムは過ぎている。体調は最悪。引き返すべきかどうするか、動かない頭で必死に考えた。(この項続く)

p.s. 他にも国内の紀行文あります。こちらへ。

Sh3b0267_3 コマ参道入口あたり。両側に山が迫り、信仰の山らしい雰囲気です。

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2012/05/17

ミッケル・ケスラー再起戦展望

WBCシルバー・ライトヘビー級タイトルマッチ(5/10、コペンハーゲン)
○ミッケル・ケスラー(デンマーク、44勝33KO2敗) 1.2倍
   アラン・グリーン(米、31勝22KO3敗) 4.5倍

”スーパー6”が終わって、中重量級は新しい展開に向かいつつある。優勝したアンドレ・ウォードの最終目標はIBF王者のルシアン・ビュテとの最終決戦、そのビュテは来週準優勝のカール・フロッチと戦う。ただ、このグループの弱点はウォードの戦いに華がないことで、スーパーファイトというほどに盛り上がらないのは残念である。

一方で、7ポンド上げてライトヘビー級に新天地を求めるのがケスラーである。スーパー6では本命とされていたがウォードに完敗し、その後は目のケガで欠場した。戦い方もルックスもウォードよりかなり魅力的だが、カルザゲ、ウォードに敗れたように技術上位の相手に対して戦局を打開するだけの意外性がないのが残念なところ。

対するグリーンは、スーパー6の途中出場組。ケスラー同様ウォードの判定負けの後、グレン・ジョンソンにKO負けを食らった。ジョンソン戦は途中まで一進一退の試合で、KOの場面はジョンソンにうまくやられてしまった印象なので、ウォードはともかく他のスーパー6組とはそこそこいい勝負ができるのではないか。

ここで非常に大きな要因は、ケスラーの地元デンマークでの戦いという点である。ケスラーはデンマークでは全勝で、カルザゲ戦はイギリス、ウォード戦は米国と、負けた2戦はいずれも敵地であった。オーストラリアに遠征してトニー・ムンディンに勝っているから、地元以外はダメという訳ではないものの、やはり地の利は大きい。

ファイトスタイルも、スピードとテクニックではなく、体幹とパンチのパワーで圧倒する戦い方なので、年齢による衰えもそれほど急激にはこないだろう。ケスラーの判定勝ちを予想する。

今後のライトヘビー級は、チャド・ドーソン、ジャン・パスカルにスーパー6組がどうやって絡んでくるかという展開が予想される。人気のあるケスラーが再浮上してくるとおもしろくなりそうだ。

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2012/05/14

5月16日 ~せいうち日記59

昔から、5月と11月に最も資金繰りが苦しい。そして16日が来るのが非常に待ち遠しくなる。この日以降のクレジットカード決済が、ボーナス後になるからである。

最初に就職したのが銀行だったので、入社してすぐにクレジットカードを作らされた(クレジット会社は、現在も銀行の関連会社である)。今は、学生でもクレジットカードを持っている人はずいぶんいるけれど、当時はそんな人は少なく、社会人になって初めてクレジットカードを持つことになったのである。

ところが、使い始めるとこれが非常に便利なのである。何しろ、現金の持ち合わせがなくてもカードがあれば飲みにいけるし、買い物もできる。ただし、翌月になると支払いが回ってくるので、結局のところ楽だったのは最初のひと月だけで、後は同じことになるのであった。

幸いに当時はリボ払いや分割払いがなかったので、支払能力以上に残高が積み上がることはあまりなかった。それでも、カードの支払いが回ってくるのは結構大変なことだった。折しも時代はバブル最盛期。会社が終わったらニュートーキョーに飲みに行って、それからカラオケスナックに行って、ラーメン屋で締めて、タクシーで帰るなんてことをすべて自費でやっていた時代である。(ああいう時代は、もう二度とやって来ないであろう)

それらの支払いがきれいになるのはボーナス後くらいのもので、後は支払い限度いっぱいまでカードを使ってしまう。だから、5月15日(支払いが6月10日になる)、11月15日(同じく12月10日)を過ぎると、心安らかにカードを使うことができたのである。

それから30年近く経って、最近はさすがにボーナス前にきつきつになることはあまりなかったのだけれど、今年はちょっと状況が違った。というのは、昨年暮に住宅金融公庫の返済方法をボーナス併用から月々の返済のみに変更したのである。

当然、月々の返済は増えるけれど、ボーナスがもらえるのもあと10回くらいだし、そろそろ老後の生活パターンを考えていかなければということでそうしたのだが、何しろ夏のボーナスが入るまでり期間が非常に苦しい。給料は全然増えないのに、ローンの支払いだけが増えたからである。

もちろん、給料を見込んだカード払いもなかなかできなくなる。最近は、お店で買うより通販の方がいいものを手軽に入手できるから、食料品やお茶、お酒などはネットで注文することが多い。結果として30年前と同様に、ボーナス前がいちばん苦しくなってしまった。

我慢の甲斐あって、ようやく5月16日がやってくる。とりあえずワインを注文して、稲庭うどんを注文して、クールビズ用の夏服も新調しなければ。何しろ昨年より10cm近くウェストが縮んでいるので、いまの在庫はみんなぶかぶかなのである(おお、ようやくダイエットの話題に落ち着いた)。

p.s. せいうち日記のバックナンバーはこちら

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2012/05/10

利根川を見に行く

ゴールデンウィーク後半は、天気に恵まれなかった。天気がよければまた養老渓谷あたりに行こうと思っていたのだけれど、その方面で土砂災害があったということで断念した。6日には川を越えたつくばで竜巻もあったくらいだから、出かけなくて正解だったのだろう。

予定が空いたので、5日は利根川を見に行くことにした。家から歩くとちょっと遠いので、コミュニティバスで小林まで行ってから歩き始める。ここにはつい最近大事故を起こして注目を浴びたバス会社があって、(名義貸しなのか)多くの観光バスが止まっている。連休前半には報道陣が大挙して押し寄せていたのだが、この日は閑散としていた。

将監(しょうげん)川を渡って栄町へ。このあたりは利根川のデルタ地帯で、本流が枝分かれして印旛沼方向に向かったり、多くの中洲ができている。もう少し下流へ行くと水郷である。江戸時代には湿地帯でなかなか耕作ができなかった地域であり、田沼時代には大規模な土木工事が行われた。

ようやく安定したのは、高い堤防が築かれ給排水の設備が整った高度成長期以降のことで、その際に区画整理も行われた。現在、利根川から印旛沼にかけての水田は見事に長方形が並んでおり、あぜ道もまっすぐである。この日歩いた道もそんな感じで、折しも田植えのまっ最中であった。

このあたりは農道だから、田植え機が優先である。機械が通るときは、道の脇で止まって待つ。兼業農家がほとんどのせいか、どこもこの日が田植えなのであろう。作業を見ていると、本当は春に田植えをして秋に稲刈りをすれば、他に心配することはないんだろうなと思う。レジャーが庚申講とか出羽三山参りしかないとなると(このあたりはそんな石碑が多い)、人間関係がえらく大変そうなのはちょっと引くが。

まっすぐ北へ、利根川の堤防方面に向かう。確か堤防沿いは歩いて通れるはずだったのだが、震災で大きく崩れたとのことで現在も工事中である。GWというのに向こうの方ではパワーシャベルが動いているので、工事していないあたりにちょっと登らせてもらう。ここは茨城県との県境になり、高い堤防からは遠くまで見通せる。

この冬は雪が多かったので、先日行った鬼怒川でも水量が多くて、五十里(いかり)ダムはかなり水位が高かった。それに加えて4日までに5月ひと月分の雨が降ってしまったこともあって、利根川も河川敷まで水が上がっている。低木の幹まで水だし、鉄塔の土台も川になっていて作業をする人は大変そうだ。

最近は水不足の年が多いのでみんな忘れているが、私が社会人になった頃(昭和57年)河川敷のゴルフ場が水浸しになる水害があった。何年かに一度川になるから河川敷というんだなぁとしみじみ思ったものである。もちろんそれから堤防を高くしているのだが、流れてくる土砂で川底も上がっているのでいずれは同じことになる。

結局この日は、5時間、約23km歩いた。ほぼフラットな道だけれど、それだけ歩くとさすがに疲れる。しばらくは忙しくて遠出できないので、こうやって家の周りを歩くことになりそうだ。

p.s. 千葉ニュータウン関連のバックナンバーはこちら

Sh3b0269_2 利根川デルタの栄町では、田植えの最中。このあたりは、機械化に対応して水田が長方形に区画整理されている。

Sh3b0272 この冬は雪が多かったのと、5月初めの集中豪雨で、利根川は河川敷まで川幅が広がっていました。堤防の上の道は工事中。

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2012/05/08

2012年の鬼怒川周辺

さて、天気の良かったゴールデンウィーク前半に鬼怒川周辺をドライブしてみたのだが、このあたりは栃木県と福島県の県境にあたる。間に阿武隈山地をはさむとはいえ、原発とは距離的に近い。日光あたりもかなり観光客の足が遠のいていると聞くし、どんなもんだろうと思っていたのだが予想以上だった。

初日の午前中に行ったのは「小百田舎そば」。ここはおいしくて早くに行かないと一杯になってしまうのだけれど、今回は開店前に並んでいたのは私達だけ。2年前と同じ時期なので桜が満開で、店のおばさんにシャッターを押してもらうほどの余裕だった。

鬼怒川ライン下りの休憩所で鮎を食べてから向かったのは「かご岩温泉」。ここはどちらかというと穴場に属していてあまり混むことはないのだが、それでも行ってから帰るまで他にお客さんがいないというのは初めてである。たいてい地元の人が何人か来ているのだが。

その日は宇都宮に泊まり、翌朝は高速に乗り西那須野塩原で下りて塩原方面へ。塩原温泉は基本的に駐車場が少なくて、川に下りる駐車場はいつも満杯なのだけれど、何と今年はどこも何台分かのスペースが空いている。次もその次も空いているので、予定にはなかったが車を止めて遊歩道に下りていったくらいである。

さらに奥に進み、国道121号と交差する上三依(かみみより)には、昔からよく行く山菜売場がある。この季節になるとこしあぶらやふきのとう、わらびといった春の山菜が一杯に並ぶのだが、近付いても何だかひと気がない。おじさんが一人で、きゅうりを袋詰めしながら店番をしていた。そして、大量にあるはずの山菜がない。

山菜はないのか聞いてみると、麓で取れる山菜はどれも放射能の基準を超えていて売れない。いま、山の深いところに取りに行っており、農協で数値を調べてからになるので、しばらく先にならないと売れるかどうか分からないとのこと。何ということか、原発事故の影響がこんなところに出ているとは。

原発からこのあたりまで、直線距離で100km以上あるし、しかも山をいくつか越えなければならない。それでもこれだけの影響が出ているのである。「がんばろう、日本」と言うのは簡単だが、実際にこれまでの生活が成り立たなくなる人はどれだけいるのだろうか。

p.s. 他にも全国の紀行文あります。こちらへ。

Imgp3852 塩原温泉から渓谷に下る遊歩道。いつもは駐車場が一杯なのに、今年は空いていました。

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2012/05/03

メイウェザーvsコット展望

WBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチ(5/5、米ラスベガス)
   チャンピオン ミゲール・コット(プエルトリコ、37勝32KO2敗) 5.5倍
○挑戦者 フロイド・メイウェザー(米、42戦全勝26KO) 1.1倍

パッキャオとの頂上決戦が決まらないまま、前哨戦を続けるメイウェザー。今回コットに負けるとは思わないが、この日ダブル・メインイベントに組まれているカネロ・アルバレスとやって、勝てるかどうかは分からない。その意味では、メイウェザーの年齢的な衰えとこのクラスへの適応力をみる試合となりそうだ。

メイウェザーのスーパーウェルターでの試合は、2007年のデラホーヤ戦のみ。デラホーヤもメイウェザーもスーパーフェザー級からのスタートで、体格的な不利はそれほどないはずなのに、特に前半戦は相手のパワーに慣れるまで時間がかかった。結果スプリット・デシジョンとなったように、メイウェザーとしては接戦の部類である。

その後のウェルター級4試合は、いずれも完勝。これをウェルター級にフィットしたとみるか、相手がそれほどでもなかったとみるかは微妙なところ。リッキー・ハットンやシェーン・モズリーは明らかに下降線の選手、マルケス兄は適正体重より上だった。ビクター・オルティスには論議を呼ぶ不意打ちKOで、長丁場になってどうなったかは分からない。

メイウェザーのマッチメーキングが、全盛期のマルガリトを避けたり、現在ウェルター周辺で強いとされるカーンやアレクサンダー、ベルト、ブラッドリーと戦わなかったりするのは、クレバーではあるにせよ物足りないのは確か。かつてカスティージョに大苦戦したように、パワー型で耐久力とスタミナがある選手と戦った場合、決して穴がないとはいえないと思っている。

ただし、コットがそういう選手かというと違うのである。パッキャオ戦で明らかなように、スピードのある相手は得意ではなく、もともと手数が多くはない。マルガリト第一戦をみても、耐久力にも物足りなさがある。クラスを上げてそうした点の改善が図られたといえるのかもしれないが、もう30を過ぎて成長力にも欠けそうだ。

例によってガードを固めて接近し連打を狙うのだろうが、メイウェザーの巧みなディフェンスを突破するのは難しい。少々打たれても相打ち覚悟で打ち合うことができればいいのだが、コットは攻撃されるとディフェンスに意識が向かうところがある。全体に手数が少ないのもメイウェザー相手では減点材料になる。

メイウェザーの高速コンビネーションがコットの防御を破る場面ばかりが想像されて仕方がない。とはいえ、このクラスでKOできるほどメイウェザーの攻撃力がないことも確かで、予想としてはメイの判定で堅いとみる。

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