WBA世界ウェルター級タイトルマッチ展望
WBA世界ウェルター級タイトルマッチ(7/26、米ラスベガスMGM)
チャンピオン ミゲール・コット(プエルトリコ、32戦全勝26KO) -260(1.3倍)
挑戦者 アントニオ・マルガリト(メキシコ、36勝26KO5敗1NC) +200(3.0倍)
フロイド・メイウェザーが引退する・しないにかかわらず、私はこの試合がウェルター級最強を決める戦いであると思っていた。
シドニーオリンピックに出場してプロ転向後、8年間無敗、スーパーライト、ウェルターの2階級を制覇しているコット。この間、セサール・バサン、デマーカス・コーリー、ザブ・ジュダー、シェーン・モズリーといった強豪を退けている。
かたや、2002年にWBO世界ウェルター級タイトルを獲得して以来、このクラス最強といわれてきたマルガリト。今年シントロンとの2度目の対戦に勝ってIBF王座を獲得(返上)、この試合に勝てば3団体目のチャンピオンとなる。
コットの持ち味は攻防兼備の洗練されたスタイルにある。強打者でありながらディフェンスがうまいのは、おそらく打たれ強くないからと思われるが、最近は強打に磨きがかかってきた。コンパクトなフォームなのに、恐るべき破壊力がある。
一方マルガリトの持ち味は打たれ強さである。パンチをまともに食らっても前進を止めず、最後には相手があきらめて戦意喪失してしまう。あの9割KO率のシントロンのストレートを受けて立っていられたのはマルガリトだけであろう。
展開は、マルガリト前進、コットのアウトボックスで間違いない。そして前半は、コットの速さがマルガリトのしつこさを上回るはずである。その間に、コットがマルガリトを十分に痛めつけることができるかどうかが勝負の鍵となる。
スロースターターのマルガリトだけに勝負を後半に持って行きたいところだが、前半あまりダメージを受けてしまうと追い上げるのは厳しいような気がする。最近、マルガリトに歴戦の疲れが出ているようにみえるので、コットの判定、もしかしたら後半KOがあるかもしれない。
この試合は、月曜日のWOWOWでタイムリー・オン・エア中継される。
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