ビュテvsフロッチ戦展望
IBF世界スーパーミドル級タイトルマッチ(5/26、英ノッティンガム)
○チャンピオン ルシアン・ビュテ(ルーマニア、30戦全勝24KO) 1.5倍
挑戦者 カール・フロッチ(英国、28勝20KO2敗) 2.5倍
スーパー6後のスーパーミドル級戦線における大一番。オッズは意外と接近してきた。ビュテのボディアッパーが決まってフロッチが悶絶するのか、フロッチの前進にビュテが苦しむのか、非常に楽しみな一戦である。
スーパー6不参加のルシアン・ビュテは、参加組がきつい相手で鎬を削っている間にワンランク落ちる相手にKO防衛を続けてきた。これをどう評価するかだが、前の試合でスーパー6途中参加のグレン・ジョンソンを大差の判定で破り、少なくとも参加組と同等以上の実力があることを示した。
とはいえ、ライトヘビーから体重を落としてきたジョンソン相手の白星を過大評価するのは考えもの。その意味では、今回の相手が初めてスーパーミドルの世界上位クラスといえる。連続KO防衛は見事だったが、タフなジョンソンを倒せなかったことも確かで、同様にタフなフロッチ相手にアッパーを決められるかどうか。
対するフロッチ、スーパー6準優勝は当初の予想を上回ったが、ケスラーの欠場にも助けられた。それでも戦ってきた相手はビュテよりもかなり上であり、ジャーメイン・テイラー、アーサー・アブラハム、アンドレ・ディレルのスーパー6組と途中参加のグレン・ジョンソンに勝っている。
負けた2戦はミッケル・ケスラーとアンドレ・ウォード。いずれも相手地元の判定負けであり、しかもワンサイドという訳ではなかった。常にアグレッシブに攻める姿勢が売り物で、ビュテ相手でも下がることはありえない。
試合はフロッチが前進し、ビュテがさばく形で進むことが予想される。地元の大声援を背にフロッチが前半でポイントを押さえ、ビュテが明確なポイントを返さなければならない展開になればさらに面白くなる。テクニック的にはビュテが上なので、前半からビュテがペースを握ってしまうとフロッチは苦しい。
オッズどおりビュテがやや有利ではないかとみるが、フロッチが押し切ることも十分考えられる。次のアンドレ・ウォード戦を期待したいので、今回はビュテに乗ってみたい。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)





最近のコメント