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2007/06/08

初夏特別連載 ~マダムYの素敵な休日(完結編)

2つ980円のパック寿司を前にしたマダムYであるが、案の定1つ目を半分食べただけでお腹がいっぱいになってしまった。確かに単価でいうと490円対580円では480円の勝ちだが、払った金額は980円対580円なのである。それにお昼を食べてから後はDVDをみてお昼寝しただけだから、一人でそんなに食べられる訳がないのであった。

あきらめて、残りの1個半は冷蔵庫に入れる。亭主が帰ってきたら食べさせるつもりである。何も残ってない時には「夜食べると太るから食べないの!」と言って何も食べさせないマダムYであるが、何か残り物があるときには「○○買ってきてあげたから食べな」と恩を着せる。そういう時は夜中だろうがダイエット中であろうが関係ない。

しかしこの日は、8時前に堅ちゃんの呼び出し音が鳴った。「もう負けた。いま電車。830お迎えよろ」、相当早くトランプは終わってしまったようだ。誰もいない休日は気楽でいいが、からかう相手がいないのもつまらない。だから亭主が早く帰ってくるのはうれしいのだが、それを言うとつけあがるので言わない。

時間に駅まで迎えに行く。電車は20分おきにしか来ないので、同じように下りてくる人たちが何人かいて、それを迎えに来た車でロータリーは結構一杯である。その最後から、心なしか肩を落としてがっかりしているような歩き方で亭主が出てきた。もっとも、張り切っている時でも亭主は最後に出てくる。電車に乗るときは、一番前か一番後ろに乗るからである。

「どうも~」助手席のドアを開けて亭主が乗ってきた。車を発進させる。ニュータウンの道路はまるで教習所のように広くてまっすぐで、おまけに交通量が少ない。40を過ぎてから免許を取ったマダムYだが、どこへ行くにも車という毎日のおかげで今では目をつぶっても運転できると思っている。もっともニュータウン限定で、道幅の狭いところには行かないのだが。

「おなかすいた」
「えっ、ご飯食べてこなかったの?」とマダムYはわざとらしく驚いてみせる。友達づきあいの苦手な亭主が、滅多なことで外で食べてくるはずがないのである。
「なんかないの?」
「お寿司買っといてあげたから、食べな」
「それはありがたい」
もし亭主が食べてきたからいらないと言ったら、お寿司はどうなったのだろうか。そのまま亭主の翌日の朝食になるだけである。酢飯が固まっているかもしれないが。
「また負けちった~」と言いながらひとの胸をさわろうとするので、とっさにカウンターを入れる。
ぐーで殴るなよな」
お気楽夫婦を乗せて、車は二車線道路を走っていくのであった。(完)

p.s.この物語はフィクションです・・って言ってるでしょ!

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受信: 2007/06/08 20:07

コメント

いいねー。
何だかんだと言っても、夫婦仲がよくてホノボノしますね。

亭主がトランプ弱くて、友達付き合いが苦手で?
まるでどこかの誰かさん。
フィクションなんだよね??www

夏季特別連載も待ってまーす。

投稿 せりか | 2007/06/08 09:31

>> せりかっちへ

昨日は到着早々バッドビートで災難でしたね。あの後速攻で上野に移動されたとお聞きしました(上野→馬喰横山のCさんより)。本番前の最終追い切りを坂路でやってさらに本馬場で39.0-12.5といったところでしょうか。

いよいよ本日から。現地にはみんな集結していらっしゃいますし、ぜひ楽しんできてください。日本から、PokernewsやWSOPの速報見ながら応援しています。

マダムYもご愛読いただき、ありがとうございます。調子に乗って第三弾、第四弾の構想中です。NFL開幕前に、もう一シリーズ書きたいと思っています。引き続き応援いただければ幸いです。ではでは。

投稿 TAIPA | 2007/06/09 09:14

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