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2007/06/12

ディーラーについて ~ポーカーの奥深い世界番外編

カジノ仲間であり、このところ海外ポーカートーナメントでも好成績を続けているある方が、国内のポーカー大会であまりよろしくないディーラーに当たってしまったようだ。私はその場にいなかったのでそのことについてコメントはできないが、一応そのこととは関係なく最近のディーラーについて思っていることを述べてみたい。

基本的に、プレイヤーの誰かがディーリングする(便宜的にプレイング・ディーラーと呼ぶ)のと専業のディーラーがディーリングする(こちらも便宜的にハウス・ディーラーと呼ぶ)のは全く違うと思っている。プレイング・ディーラーはあくまでプレイヤーの延長線上にあるのに対し、ハウス・ディーラーはプロフェッショナルであるべきである。プロフェッショナルとは何か。単にシャッフルがうまい下手ということでは私はないと思う。いつの日か、世界で通用する、できるようになりたいという心構えの問題ではないだろうか。

ハウス・ディーラーの基本的な存在意義とは、「お客様に楽しんでプレーしていただくこと」であると思っている。このことはポーカートーナメントでは分かりにくくなっているのだが、お客様に楽しんでプレーしていただくことは1ドルでも多くのチップを張らせることにつながり、これはハウスの収益となり自分の収入となる。だから素早くシャッフル&ディールするし(回転数を上げれば売上げが上がる)、負けた客がすぐ席を立たないようにホスピタリティあふれる態度で接客する。ゲームを分かりやすく教えるのも言葉は悪いがカモを増やすためである。

かつてのマカオでディーラーの態度が横柄だったのは需要より供給が極端に少なかったためであり、その証拠にサンズ以降、既存カシノも含めて接客態度は格段にアップした。そのようにハウス・ディーラーにとって接客態度は基本中の基本であると思っているのだが、そうでないと思っている(ような)ハウス・ディーラーもいないわけではない(ように見える)のは残念なことである。[注.このことは現実にそのディーラーが時給いくらということとは直接関係ない。仮にボランティアであったとしても同じことである]

例えばAJPCでもディーラーをしていたKさんのように、みんなに気持ちよく接しているディーラーは見ていてもすがすがしい。ところが、知人としゃべってばかりいるディーラーや好き嫌いがあるのか人によって態度を変えるディーラーもいる。こういうハウス・ディーラーに当たると、勝負どころでオープンしてほしくないなあと正直思う。ポーカーだからそれでいいが、バカラやBJなら席を立たれてしまうだろう。こういうことはカシノの収益源、ひいては自分の収入源につながる。そこまで考えるのがプロフェッショナルではないだろうか。

もう一つ、ポーカーのトーナメントについていうと、ディーラーはゲームの進行役であって審判ではないと思っている。野球やサッカーは審判の判断が絶対でそれを前提にゲームが進められるが、カシノゲームはポーカーに限らずディーラーのミスを当然いつかは起こるものと前提している。海外カシノの経験者でディーラーのミスを見たことがないという人はむしろ少数派だし、後からそれが覆されることだってしばしばである。だからディーラーは、自分のしていることについてプレイヤーの確認を求めることが必要だと思う。

サイドポットを手早く計算して次のアクションに移るよりも、誰にでも分かるようにゆっくりと説明しながらチップを取り分けたり、オールインでライブプレーヤーがいなくなったらちゃんとオープンさせたり、両者オープンでボードが開いたら何の役でどちらが勝ちということを全員に確認させる。イレギュラーなことがあればどういう理由でどう処理するかということをみんなにきちんと説明する。そうすることによってディーラー自身もミスが防げるし、プレイヤーもゲームをより深く理解できるようになる。

アクションを促す場合もケースバイケースで、すべて何秒以内なんて一律に考えない方がいい。序盤のどうでもいいところと、オールインが入ってコールすべきかどうかでは、長考の質が違う。特にファイナルテーブルでテーブルごとの有利不利がなく、前に3人オールインが入っていてここで勝負の大勢が決まり、他のプレイヤーが何にも言っていないなどというケースでは、あえてディーラーが口をはさむ必要はないと私だったら思うところである。

前はポーカーのできる場所が限られていてディーラーもプレイング・ディーラーが多かったのだが、最近はハウス・ディーラーのところが多くなった。それとともに、以前は顔見知りばかりだったこの世界も、いろいろな人が参加する大きなコミュニティになりつつある。勝てばうれしいし負ければ悔しいのだけれど、それ以外の要因で楽しくないという場面はできるだけ避けたいと思っているところである。

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コメント

そういった部分が成熟するのには、まだ時間が必要でしょうね。
あっしはディーラーにしゃべりかけ倒すくらいですし、時にはええもんまわさんかい!と脅すときもあります。

今回のAJPCにおいてもひょっとして 一部ディーラーさんには嫌われたかもしれやせん^^  でも場が引くようなことはしてないつもりです(あっし基準で)。

まずは楽しくやりたいから、ポーカー市場がこの先大きくなっていったらば、より正確で緻密なディーリングが求められるんでしょうね。

そしてプレイヤーとしての態度も^^ 反省します。

投稿: 全裸の会 会長 | 2007/06/12 07:57

otonnです。こんにちは。

コメントしようとしたのですが、長くなったので
記事にしてTBさせていただきました。

よろしくお願いいたします。

投稿: otonn | 2007/06/12 10:57

まず最初に、この記事の初めに書いてある「某氏が良くないディーラーに当たった云々」の内容を把握していないと非常に分かりにくいものであったことについて、申し訳なかったです。あちらはちょっと内内の話なので、オープンにしづらいのでごめんなさい。

>> 会長様

どうもいつもありがとうございます。

いやいや、客がディーラーに話しかけるのは全然構わないと思いますよ。それをどういなすか、他のお客様に不愉快にならないようにするかがディーラーのプロフェッショナリズムですから。

海外のカシノでつまみ出されないというのが基準でしょうw「ええもんまわさんかい!」は大丈夫だと思います。その意味で、某君(4????)の場合はかなりボーダーラインかもしれないなあ。

>> otonnさん

コメントありがとうございます。

長くなりましたが、そちらにコメントさせていただきました。この記事は「ハウス・ディーラー」について述べたもので、わたし的には「プレイング・ディーラー」の人についてどうこう言うつもりは(今回の記事では)ありません。

ちょっと立場を異にするのはひとそれぞれ仕方がないと思っています。ただ、ルールに詳しくなくてもホスピタリティがあればゲームは楽しめますが、逆は楽しくないというのが私の意見です。いろいろな場所でポーカーが楽しめるようになったのはいいことですが、せっかくすそ野が広がりつつあるのだから、妙なところで引いてしまう人がいないといいのだけれど、と思います。ではでは。

投稿: TAIPA | 2007/06/12 13:09

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