ミラージュポーカールーム(ラスベガス修行記5前編) ~ポーカーの奥深い世界46
さて、6月24日からスタートしたラスベガス修行であるが、ベネチアン、WSOP本番、シーザース、ラクソー、MGMグランドとここまで5戦いずれも入賞圏からは遠いところで終了していた。27日夕刻は再びakiさんとご一緒し午後7時のミラージュ、さらに午後11時のシーザースと連戦する予定。しかしここまで、全く「流れ」が自分の方に来ていないのを感じていた。
もちろん腕(スキル)で流れを自分の方に持ってこれれば言う事はないのだが、流れが悪い時には何をやってもうまくいかないのはこれまでの経験から身にしみて分かっている。スチールしようとした時に限ってプレミアムハンドを持ってる奴がいたり、自分有利の75%は必ず相手に引かれ、自分不利の75%は絶対に引けない。だからここまでの戦いでも、ダブルアップできたのはWSOPだけであった。
そして、流れの来ない時にどんなに粘っても、まず局面を打開することはできない。これは私に限ったことなのかもしれないが、最後の最後、自然死まで粘ったところでダメなものはダメなのである。特にアンティが入ると加速度的にジリ貧になる。だから、精神衛生上粘るのはあまりよろしくない。私にとって避けるべきなのは、負けることよりも滅入ってしまうことなのである。
そんなこんなで、ミラージュに着いた時に思っていたことは、最後の晩だし、次もあることだし、ちょっと暴れてみようかな、ということであった。あまり早く終わってしまうのはうれしくないが、幸いこの頃はスロットが好調で、2時間くらいならつぶせるような気がしていたのである。
ミラージュはシーザースパレスからショッピングモールを挟んで北側、その北にはTI(トレジャーアイランド)があって確かこの二つは路面電車みたいなので結ばれている。ストリップを挟んで向かい側はベネチアンやハラースあたりになる。あまり明るくないカシノ内を進んでいくと、やはりスポーツブックと隣り合わせにポーカールームがある。シーザースやMGMのように大画面が床から立ち上がっているという訳ではないが。
テーブル数は、渡された座席表をみてみるとちょうど30テーブルある。テーブル間隔はあまり広くはない。デイリートーナメントは曜日によって参加費が違うようだが、この日は$230。スタートチップは3000点で、リバイはない。最もオーソドックスなトーナメントである。そして、ここのポーカールームはsmoke-freeなのである(注.私の不勉強で、smoke-freeはno-smokingという意味だそうです。コメント欄ご参照)。しかし、喫煙者が見当たらなかったのは、いまや公共の場はno-smokingというのがマナーになっているからかもしれない(私はもともとnon-smokingなのはご承知のとおり)。
そして、ここのトーナメントはちゃんとテレビ画面で残り時間や残り人数、入賞賞金などが表示されるのである。もしかしたら他のカシノでもやっていて、ちゃんと表示されるまで残れなかっただけなのかもしれないが、第1回の休憩前から始まっていたから、少なくともここの表示開始が他のポーカールームより早いということだけは間違いない。
ブラインドは25-50から、1ラウンド30分。3ラウンド、つまり1時間半ごとに1回の休憩がある。午後7時、試合開始である。
試合開始からしばらくして、トーナメント参加者が92人であることが表示された。そして入賞は9位からである。ここまでの調子からすると、かなり厳しい数字である。そしてスタートチップが3000点くらいでアンティが早くに始まるようなストラクチャーだと、そんなにゆっくりしてはいられないことも今回の遠征でよく分かった。序盤からチャンスがあれば行かないと、次のチャンスは来ないのである。
これは参加者に共通の認識のようで、1ラウンドの25-50から、レイズ・リレイズで結構オールインまで行っている。まさか自分がそうなろうとは思わなかったが。最初に来た上位10%ハンドはAK。ミドルポジションでレイズは確かメイク250点。後ろからコールされてヘッズアップ。フロップAJx。
500点ベットに対し、相手はレイズメイク1000点。AJかフロップセットを主張しているのだろうが、ちょっと疑問に思ったのは相手はここまでチップを増やしていて5000点以上持っていたことである。ブラフかもしれない。(この項続く)
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