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2007/09/28

NFL WEEK4展望(再発進ベアーズに注目)

先週はSDがまさかの敗戦で、またもやパーフェクトを逸して4勝1敗(通算8勝6敗1引分け)。SDの不調はいよいよ本物のようで、メンバーが昨年と大差ないのだからベンチに問題があるということにならざるを得ない。一方、3連勝は5チームで、NE、PIT、DALは大差で3連勝、INDとGBは接戦での3連勝である。

WEEK6にNE@DALという大一番があり、現状ではこの両チームがスーパーボウルで再戦というのが一番有力なような気がする。しかしまだまだ序盤。各チームとも負傷者が出てきており現在のチームがプレイオフまで維持できるかどうかは今後の問題だし、スポーツブック的にはスプレッド(点差)が開いたゲームは考えどころである。各チームの実力にはいつもいつも大差がつくほどの差があるわけではないからだ。

ベアーズ再発進なるか
○シカゴ・ベアーズ(CHI、1-2) -3
   デトロイト・ライオンズ(DET、2-1)

3試合連続のレイティング60点未満、1TDに対し6インターセプトの”スーパーボウルQB”グロスマンがやっとスタメン落ちする予定。せっかくの鉄壁ディフェンス、スペシャルチームがやる気をなくすほどのパフォーマンスで、交替は遅すぎたともいえる。かといってグリーシーが大活躍とも考えにくいが、ファンブルとインターセプトさえなければそれだけでプラスである。

現在リーディング・パサーのDETキトナに対し、バッシャー、ティルマンの両CBが欠場見込み、ラインもやや傷んでいる現状では-3でも仕方ないのかもしれないが、考えようによってはおいしいハンデである。前の7人のパスラッシュでキトナ完封という場面もありうる。

再度逆張り
○ヒューストン・テキサンズ(HOU、2-1)  -3
   アトランタ・ファルコンズ(ATL、0-3)

先週のCAR戦、ハリントンがよくパスを通し、ディフェンスもがんばっていたのに、CBディアンジェロ・ホールの1シリーズ3罰退が響いて僅差負けしたATL。ああいうバターンで接戦を落とすようでは、再度逆張りが利きそうだ。

HOUは先週INDに力負けしたが、マニング相手にロングパスをほとんど許さなかった。オフェンス陣でエースRBグリーン、エースWRジョンソンを欠くのは手薄だが、古巣相手だけにディフェンスを知り尽くしているであろうQBショーブが、短いパスでボールコントロールさえきちんとしていれば、何とかなりそうだ。

内容は悪くない
   オークランド・レイダース(OAK、1-2)
○マイアミ・ドルフィンズ(MIA、0-3)  -4

3連敗中のMIAだが、ビジター2戦はいずれも3点差の接戦、ホームはDAL相手の負けだから、内容はそれほど悪くない。問題があるとすれば堅いといわれていたディフェンスで、全体20位、ランで29位というのはちょっと当てが外れている。

しかし今回はホームでのOAK相手である。今週はとうとうマッカウン欠場で昨年味方だったカルペッパーが先発してきそうだが、かたやトレント・グリーンもかつての同地区で手慣れた相手である。実力的にはかなり差があるとみているが。

連勝有望
   デンバー・ブロンコス(DEN、2-1)
○インディアナポリス・コルツ(IND、3-0)  -9.5

先週、先々週と続けて、昨シーズン敗れている同地区相手のビジター戦を接戦で制したIND、なんだかんだいいながら今年も連勝スタートである。今年の特徴はディフェンスががんばっていることで、NOのパス、TENのランを難なく止めているのはさすが。ヤードは稼ぐが得点できないDENカトラーでは、なかなか崩すのは難しそうだ。

マニング兄は昨シーズン以上に「記録より勝負」の姿勢がみられ、派手なプレイは少ないもののミスもほとんどみられない。DENもディフェンスは強いので引き続きRBアダイを使って手堅く攻めるだろうが、ちょうど10点差くらいはつけそう。

マンデーナイト
○ニューイングランド・ペイトリオッツ(NE、3-0) -7.5
   シンシナティ・ベンガルズ(CIN、1-2)

QBのトム・ブレイディ対カーソン・パーマー、WRのランディー・モス対チャド・ジョンソンではいい勝負なのだが、ディフェンスで現在1位、1試合200ヤードしか許していないNEと、毎試合のようにディフェンスが崩壊し、倍の400ヤードを許しているCINでは、このままの状況では勝負は明らか。

シーズン前には期待したCINだが、先々週のCLEを落とすようでは、PIT、BALの同地区の強力ディフェンスを打ち破るのはかなり難しい。点の取り合いになればひけはとらないだろうが、NEがそんなゲームにさせてくれるかというと、首をかしげざるを得ない。

p.s.NFLの役に立つデータ集はこちらから「WE LOVE NFL!」へ。

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2007/09/27

実効支配(14) ~常識で考える日本古代史14

1.6 神武東征から古代統一王権を推理する(1)

古事記と日本書紀は日本の古代史書の双璧である。成立は古事記の方が古く和銅5年(712年)、稗田阿礼が暗誦した帝紀・旧辞をもとに太安万侶が編纂したものとされる。一方日本書紀は勅撰(天皇の撰)による史書であり、舎人親王らによって養老4年(720年)に完成したとされる。

よく知られるようにこの時期は壬申の乱(672年)後で大和朝廷=天皇家の基盤が確立していく過程にあり、古事記はより古くからの伝承に近く日本書紀は天皇家に有利な補完・脚色がなされているという見方が一般的である。

そうした背景から今回は古事記の記載をもとに神武東征を考えることとするが、もちろん古事記にせよ日本書紀にせよ(以降記紀と書くことにする)史実と伝説がごちゃまぜになっていて、書かれていることをそのまま歴史上の事実と考えることは危険である。

一方で、古くから伝えられてきたことというのはそれなりに意味があるからこそ伝えられてきたのであり、その意味の中には「実際に事実としてあった非常に印象的なこと」というのも当然含まれる。だから、「これは伝説であり事実ではなかろう」といってすべて捨ててしまうという姿勢は、歴史を考える上で必ずしも正しいとはいえないだろう。

その意味でまず最初に指摘しておきたいことがある。記紀のそもそもの大筋は、アマテラスオオミカミを頂点とする天上の神々の直接の子孫である天皇家が日本を統一するというものなのだが、歴史上で実際に天皇家が統一王権を確立している以上、そこに軍事行動があったことは間違いないはずだ。しかし、記紀において大部隊が他地域を攻撃・占領するという物語、つまり軍記にあたる部分はほとんどなく、その数少ない例が神武東征なのである。

歴史に詳しい方だと、「じゃあヤマトタケルノミコト(日本武尊)はどうなんだ?」と言われるかもしれないが、ヤマトタケルは単騎で敵陣深く乗り込んでいって、だまし討ちや暗殺で敵の大将を討ち取るという物語なのである。小規模な集団同士の戦争ならともかく、大部隊と大部隊が戦う場合にそんなにうまく大将を殺せるはずはなく、大将一人を倒したところで戦争は終結しない。だから、ヤマトタケルの話はそれほど参考にはならないのである。

さて、日本書紀によれば紀元前660年とされる神武東征であるが、古事記には具体的な記載はない。記載はないけれども紀元前7世紀などということはありえず、大阪湾の形状(湾が生駒山近くまで深く入り込んでいた)等から紀元2~3世紀と想定されている。ちょうど倭国大乱から卑弥呼あたりの年代である。では神武天皇はどういうバックボーンをもっていたのか。

古事記によれば天孫降臨したニニギノミコトの孫であるウガヤフキアエズノミコトの四男という。一人の兄(途中で戦死)と一緒に東征したことになっているので、まだ二人の兄が出発地である九州にいたことになる。そう、神武天皇は九州にいたままでは王にはなれなかった、だから新天地を求めて船出したのである。(この項続く)

p.s.常識で考える日本古代史のバックナンバーはこちら

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2007/09/26

夏季特別連載 ~マダムYの素敵な午後(完結編)

そういえば今日は木曜日だ。木曜日というと隣町のプールに行く日である。東京から帰ってくる亭主はひとつ前の駅で下りるので、迎えに行かなければならない。残り物で適当に夕飯を作って、時間になったので車を出す。隣町の駅までは6kmくらいある。このところ日が暮れるのが早くなったので、6時を過ぎるとあたりは真っ暗になる。

亭主に言わせると、「夏至が過ぎると昼間の時間は短くなる」のだそうだが、マダムYにとって昼間が長いか短いかは関係なく、暑いか寒いかが問題なのである。庭仕事が終わらなければ暗くなっても続けるのは平気だが、寒くなったらいつまでも外にはいられない。マダムYにとって、客観的な事実より体で感じることの方が優先されるのであった。

駅前のロータリーに車を止める。まだ電車が着くまでには少し時間がある。ここの駅前は1年前に大きなショッピングモールができて、まるで未来都市みたいに明るいと思う。引っ越してきた時は何にもなくて、駅前なのに全部立入禁止の更地だったのに。道路が広いうえロータリーにも止める場所はたくさんあり、おまけに人が少ないから全然危なくない。

駅の出口方面を見ながら、亭主が来るのを待つ。駅前が開けてきたため、ビラ配りの人が増えてきたなあと思う。ティッシュをくれるならもらってもいいのだが、パンフレットだけだとゴミになるから嫌だ。今日はやたら変なセールスに当たる日だから、亭主がキャッチセールスにつかまるかもしれないとちらっと思うが、いまのところこの駅前にはそういう人達はいないようである。

そんなことを思って見ていると、配っている女の子のスタイルがかなりいい。後ろ姿なので顔は見えないけれど、細くてウェストが締まっていて足が長い。すると、向こうから亭主が歩いてきた。そして、そのスタイルのいい女の子が差し出すパンフレットを、なにげなく受け取っている。確か、亭主はゴミになるからといってああいうものは受け取らない主義だったはずである。

あの野郎、かわいい子とそうでない子とで露骨に態度を変えるんだから、とマダムYは頭に血が上ってきた。そして、車を見つけるとこちらに向かって歩いてくるのだが、やや斜めを見ているような気がする。亭主の視線の先をたどると、ミニスカのかなりかわいい女子高生がいた。

「あー、疲れた」と言って車に乗り込む亭主に、いきなりグーパンチを見舞うマダムYであった。

p.s.マダムYのバックナンバーは、本編HPでもご覧いただけます。こちらへ。

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2007/09/25

2007年秋のマカオ(完結編)

その後一進一退の状況となるが、さまさんの起こしたツラで貯金がありプラス圏での行ったり来たりだからあまり苦にならない。しかしすでに時間は12時近く、正直なところかなり眠い。

中国罫線で小路(シュウロ、1回前の同じ側との対比でみる)の青ヅラが続いていた。みんなバンカーに張っているのだが、青ヅラならプレイヤーではなかろうか。で、チップを置こうとしたら「ノー・モア・ベット」の後で入れてもらえない。開いてみると全員一致のとおりバンカー、そしてディスプレイの小路は青。「青だとバンカーですよ」とさまさんにも言われてしまう。なんと、眠気と酔いで罫線が読めなくなっていたのである。

さすがにこれはまずい。せっかくのディスプレイが何の役にも立たないではないか、ということで、ここからはプラス維持のためミニマムを時々張るだけに方針転換。すると、なぜかよく当たるのである。基本はさまさんが絞り合いに敗れると次の手で仇討ちに行くのだが、ほとんど罫線など見ていないにもかかわらず私が絞るとなぜか6より上。しかも相手が1とか2で勝ってしまうのである。

結局この晩、絞った時はほとんど負けなしで1シューを終える。テーブルを変えてもう少し遊び、さまさんがプラマイゼロに戻したあたりで午前2時近くになり、「そろそろ宿に戻りますか」ということになった。実はこの時すでに限界で、タクシーでホテルに戻った10分後にはベッドで爆酔していた。もう少し意識レベルが高ければもっとプラスを積み重ねられていたはずなのに、2000HK$ちょっとのプラスにとどまってしまったのは今考えるとかなり悔しい。

翌朝一番で置き、さまさんを見送ってからカシノへ。噂のポーカーマシン(スターワールド)は行って30分もたたずに全員引き上げてしまいブラインドとコールの分だけマイナスしたが、ファラオパレスの三公とブラックジャックで2000HK$プラス、さらにサンズに転戦してブラックジャックで2000HK$プラスと、地道にプラスを積み重ねる。その後のカーサリアルではやや沈んだものの、結局ホテル代とお土産代は確保して帰ることができた。

案の定というか、一晩眠った後のバカラは全くダメで、プレイヤーに賭けると「リャンピン+サンピン」ばかり。バンカーに賭けるとディーラーが先に勝手にプレイヤーを起こして(ルール上はいいのだが・・・)ナチュラル9とかで気合も入れられない。だからブラックジャック中心にしたのだが、ダブルダウンをほとんど取るという離れ業で今回はなんとなく調子が良かったかもしれない。

春の厄払い以降、そんなにドツボに嵌っていないのは何よりである。カシノの中でも外でもさまさんのおかげで、秋のマカオを楽しむことができたのは何よりでありました。

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みごとにライトアップされたセナド広場

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2007/09/21

NFL WEEK3予想(連敗阻止はATLの逆張りで)

先週は5つ予想して1分け4敗という厳しい結果(通算4勝5敗1分け)となってしまった。4敗のうち2敗はハンデ負けだし、ここまでの結果をみるとホームorビジター、フェイバリットorアンダードックでほとんど差が出ていないから、ハンディキャッパーにいい仕事をされているという要素もある。

今週までは全チーム試合があって、16ゲーム中13ゲームがホーム有利となっている。連勝チームの評価が高くなっているが、そんなに信用できないチームもあるのでそのあたりが狙い目と思うのだが。

同地区対決
○キャロライナ・パンサーズ(CAR、1-1) -4
   アトランタ・ファルコンズ(ATL、0-2)

NFC南地区はNOの出遅れで早くも混戦の気配。こうなると選手層の厚いCARが最も信頼できそうだ。先週はスティーブ・スミスが3TDの活躍だったが、ミスが出て自滅してしまった。ディフェンスラインがきわめて強力なチームであり、いまのATL(被サック13はNFLダントツ)では持ちこたえられないとみる。

ヴィックの出場停止で逆張りの標的となった感のあるATL。たなぼたで今年もスターターとなったQBハリントンはTDパス0、インターセプト2に被サック13というある意味すごい成績である。黙っていても2、3人なら交わして走っていたヴィックに慣れていたので、オフェンスラインもかなり勝手が違うだろう。

JACを放出されたレフトウィッチと今週契約したのでいずれは交代するものと思われるが、果たして今週はどうなるか。

連敗チームvs連勝チーム
   デトロイト・ライオンズ(DET、2-0)
○フィラデルフィア・イーグルス(PHI、0-2) -6.5

連敗中のPHIが連勝中のDETよりも相当にFavoriteというのは、双方の実力からみて妥当か。ただし気になるのは、WEEK1、2ともマクナブの調子が本来の動きとはほど遠いこと、特に動きが極端に鈍いことである。もしかして、30歳という年齢と昨シーズンのケガが響いて、往年の動きはもはや期待できないのかもしれない。

かたや34歳キトナは絶好調。すでに4つのTDパスを決めているのだが、実際にはそれほど相手が強かったわけではない。今シーズン初めて迎える強敵に、これまでのように行くかどうか。先週のゲームで脳震盪を起こしたらしいのも気になる。

さすがにそろそろ
○サンディエゴ・チャージャース(SD、1-1) -5.5
   グリーンベイ・パッカーズ(GB、2-0)

WEEK1、2とも前半無得点、LTのランが2ゲームで70ヤード行かずTENのヴィンス・ヤング(QB)より走れていないというのは、非常事態と言わずに何と言えばいいのか。リヴァースがひとりで何とかしようとしても無理である。 もしかしたら、ノヴ・ターナーをはじめとしたベンチワークに問題があるのかもしれない。

いずれにせよここで走れないようなら今シーズン予想の大前提がくずれることになる。オフェンスでもディフェンスでも、負ける要素は本来ないはずだ。

手堅く地上戦
   ミネソタ・ヴァイキングス(MIN、1-1)
○カンザスシティ・チーフス(KC、0-2)  -2.5

KCは前2戦ビジターで今回が地元緒戦。なかなか調子が出ないオフェンスだが、そろそろRBラリー・ジョンソンにもエンジンがかかるはず。スケジュール的にもこの後強豪との対戦が続くので、地元で勝って調子を上げて行きたいところだ。

一方MINは先週ミスが続いてDET相手に延長戦を落とした。DETとKCではディフェンスに差があり、KCのペースでの地上戦となりそうだ。

NFCチャンピオンシップシップ前哨戦
○ダラス・カウボーイズ(DAL、2-0)
   シカゴ・ベアーズ(CHI、1-1)  -4.5

先週のSD@NEがAFCチャンピオンシップの前哨戦なら、今週のこの戦いはNFCの前哨戦といっていい対戦である。この勝敗の結果によらず今後両チームは勝ち星を積み重ねるはずであり、プレイオフ進出は早くも当確ランプという感がある。

ただ今週はどうかというと予想は非常に難しい。DALのオフェンス、CHIのディフェンスともシーズン前の予想どおりの動きであり、問題があるとすればCHIのQBグロスマンが試合をぶちこわさないかどうかだけ。昨シーズンはレイティング120点台を連発したが今シーズンはここまで全くダメ。グロスマンが強敵相手で良かった試しはあまりないので、少しだけ信頼性の高いトニー・ロモへ。

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2007/09/20

2007年秋のマカオ(続き)

夕食はいつものようにセナド広場にある「良辰」、日本人シェフの曽根原さんのフランス料理店である。お薦めのスズキのポアレでソーヴィニオン・ブランの白ワインをいただきながら、シェフから最新のマカオ情報をお伺いする。お店が忙しい中わざわざ席まで来ていただいたのはうれしかった。

そしてタクシーでお目当てのベネチアンマカオへ。しかし前日からの寝不足に、半日以上の飛行機とバスの疲れ、それにワインが効いてしまって、たたでさえ夜戦は得意ではないのに10時過ぎにもかかわらずすでに眠い。あまり長丁場は戦えそうにない。

タイパ島とコロアネ島を結ぶ幹線道路であるタイパ・コロアネ・コーズウェイは、昔は何もない埋立地を走る道路だった。それが今では、道の両側に工事中のカシノ&ホテルが続き、おそらく4、5年後にはLVのストリップのような景観になっているものと思われる。ただし、いま現在では工事中の金物の塀で視界が遮られてしまっている。おそらくその中では工事用車両が忙しく動いているのであろう。

初めて訪問したベネチアンは、この夏オープンしたばかりである。すでに外観はかなり前からでき上がっていて、LVのベネチアンホテルとそっくりである。そういえば飛行機で「オーシャンズ13」をやっていて、ご存知のようにラスベガスが舞台なのだが、「マカオに今度作るカシノの支配人にすると言ったら喜んで乗ってきた」なんて台詞もあった。まさにワールドワイドなカシノタウンに成長した訳である。

エントランスを入ると、下の写真にあるようにきらびやかな内装のロビーである。ウィン(永利)ができたときもここはマカオじゃないみたいだと思ったのだが、おそらくそれ以上である。そしてさまよい人さんから聞いていたように、廊下を進んでいくとセキュリティチェックがなくそのままカシノになる。ラスベガスでは当たり前だが、マカオではここが初めてで、以前、新世紀で預け荷物をひっかき回されて、これは預かれないだの何だの言われたことを思い出すと、今昔の感がある。

さて、まるでラスベガスのようにカシノに入ったのだがここはマカオ、周りに並んでいるのは8割方がバカラである。ベネチアンというと敷居が高いように思っていたら、100HK$ミニマムからあって、もちろん絞れる。200HK$テーブルに座って、いよいよ勝負開始。すべての台にディスプレイが付いていて、罫線は中国罫線からチュチャイまですべて表示されるようになっている。この頃にはすでに眠くなっていて、自分で罫線は付けずにディスプレイ頼みである。

まだシューの序盤、「最近はあまりビッグベットしないんですよ」とおっしゃるさまさんであるが、例によって対子と和を幸先よくゲットしている。そして、最初の勝負どころとなった。「ここは落しましょう」と気合を入れたさまさんがいきなり庄(バンカー)の6ツラである。楽しい晩になりそうだ。(この項続く)

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ベネチアンマカオホテル&カシノのエントランス。きらびやかです。

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2007/09/19

2007年秋のマカオ

話は1週間前にさかのぼる。ひょんなことから、テニアンへのエベレスト組あけみん様ご一行を成田空港までお送りすることになり、第1ターミナルをみたとたん何かが切れた。6月のラスベガス以来しばらくカシノ旅行に行っていなかったが、そろそろ「心」に我慢がきかなかったようである。

日程調整上、行けるとすれば16日の日曜日しかない。1週間前だから、エアは特典ということになる。調べてみると、行きの香港便は満席で広州行きもビジネスだけ、帰りの香港便は午前中のエコノミーだけ空席がある。さっそく押さえて、やはり今週マカオ入りを計画されていたさまよい人さんに連絡する。行きでの広州は初めてだが、まあなんとかなるだろう。

そして、あっという間に1週間が経ち出発。ただ、前日まで用事があって忙しかったのと、たまっていたNFLとか借りていたDVDとかを見ていたので完全に寝不足である。台風を避けるため上海上空から内陸部を通る珍しいコースで1時間弱のディレイとなったが、幸いにビジネスだったのでストレスはほとんど感じなかった。

入管、税関を真っ先に通過して7番ゲート前のバス券売り場へ。珠海拱北まで80元(約1200円)だから、香港からフェリーで行くより大分安い。でも、2:38分発券なのに指定されたのは2:40のバス。走ってなんとか間に合った。2時間以上かかるのでトイレくらい行っておきたかったのだが。

高速バスなので珠海までノンストップである。30分ほどで広州市内のインターに入り珠海方面への高速に乗り換え、あとは延々と走る。ここの往復はバス便が主流らしく、反対車線を見ていても高速バスが目立つ。そして結構すいているにもかかわらず、やたらとクラクションを鳴らして走るのがこちらの流儀である。

バスに乗っている間に、さまよい人さんから連絡が入る。いま香港だそうで、拱北で待ち合わせることになる。私の方が少し早く着くはずだったのだが、最近の珠海市内は経済成長のせいか車が多く、渋滞で結局終点まで3時間かかってしまい、ほとんど待たずに香港から船便でさまさんも到着した。

「こちらは混んでいるんで、抜け道を行きましょう」とさすがにマカオ通のさまさん。タクシーで横琴関門へ。この関門は渡し船のある湾仔口岸よりさらに南にあり、ちょうど最近オープンしたベネチアン(威尼斯人)ホテル&カシノのあるコタイ地区につながっているのである。

出入国で大混雑の拱北と打って変わってこちらの関門はほとんど無人。中国出国してバスで橋を渡り、ここで改めてマカオの入国手続きをする。関門を出ると真っ暗でタクシーも止まっていない寂しい関門であったが、かえって金都やベネチアンのネオンサインがきらびやかに見える。ここから路線バスに乗って市内へ向かった。(この項続く)

Imgp0036_ ほとんどひと気のない横琴関門。

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2007/09/14

NFL WEEK2展望(頂上決戦はUnderdogのSDへ)

さすがにレギュラーシーズンともなると、プレシーズンマッチとは違う。マニング(IND)、ブレイディ(NE)はさすがというところを見せたし、トニー・ロモ(DAL)、ハッセルベック(SEA)、マット・ショーブ(HOU)もいいスタートを切ったが、マクナブ(PHI)、リヴァース(SD)、ブリーズ(NO)あたりは期待されたほどの活躍はできなかった。

そして、開幕週からガチンコのぶつかり合いでかなりシリアスな負傷者が出ている。QBではマニング弟(NYG)、マクネア(BAL)、ペニントン(NYJ)、マッカウン(OAK)などが負傷しており、マニング弟は現時点では欠場が濃厚である。WEEK2ではそういった戦力増減に加え、WEEK1の結果から過大評価されているチームと逆に過小評価されているチームを見分けることが重要だ。

先週の結果は4勝1敗。今週もがんばります。

開幕早々に頂上決戦
○サンディエゴ・チャージャース(SD、1-0)
   ニューイングランド・ペイトリオッツ(NE、1-0) -3

故障者さえ出なければプレイオフでの再戦が濃厚な両チーム。どちらかといえば冬場に東海岸に来たくないであろうSDの方が、昨年負けていることもありモチベーションは高そうだ。

開幕戦CHI相手に44分間無得点だったSD。トムリンソンが今年初登場でやや出足が鈍かったことに加え、度重なる落球や不運なミスジャッジもあってリヴァースはかなり気の毒だった。ただ相手がCHIでもきちんと2TD取ったように、破壊力抜群のオフェンスは健在。

一方NEは新加入のWRモスが全開でいいゲームだったが、被サック0に示されるようにNYJディフェンスが無策だったこともあった。もしかしてスパイ疑惑の効果だったとしたら、いずれにせよ今週はきつそうだ。

注目のルーキー対決
○ミネソタ・ヴァイキングス(MIN、1-0)
   デトロイト・ライオンズ(DET、1-0) -3

NFC北地区はCHIの独走がほぼ固いのだが、来年以降の巻き返しという意味でこの両チームの動向には注目する必要がある。DETのWRカルビン・ジョンソンはドラフト全体2位、MINのRBエイドリアン・ピーターソンは同6位とともに高評価を受けたルーキーで、しかも開幕週から活躍している。

DETがFavoriteなのはホームと先週のゲームが評価されたものと思われるが、相手が昨シーズンNFL最下位であったOAKなので、むしろ今週のゲームで実力が推し量れるとみるのが妥当。現状でのチーム力はMINの方がやや上ではないかと思っている。

復活の気配
○シンシナティ・ベンガルス(CIN、1-0) -6.5
   クリーブランド・ブラウンズ(CLE、0-1)

大型補強を行い開幕前は期待されていたCLEだが、開幕週はホームにもかかわらずPITにボロ負けした上、開幕QBのフライを早々にトレードに出した。場合によっては、ルーキーQBブレイディ・クインの登場もあるかもしれないが、この状況ではBAL相手にファンブルフォースを連発して乗っているCINディフェンスを押さえることは難しい。

そうでなくても現在CINが10連勝中のカード。先週やや苦しんだパーマーからチャド・ジョンソンへのパスでTD量産の気配。

強い時は強い
   カンザスシティ・チーフス(KC、0-1)
○シカゴ・ベアーズ(CHI、1-0) -12

CHIは昨シーズン13勝しているが、うち半分の7勝が3TD(18点)以上の差をつけた大勝である。もちろんグロスマンが信用ならないため最少得点差で逃げ切るゲームができないというのが最大の要因だが、逆にグロスマンの調子がいい時は強すぎて点差が開くという要素もあるのが皮肉である。

先週のSD戦は相手が強すぎで、今週は地元での第一戦。強い方のグロスマンが見られるような気がする。KCはラリー・ジョンソンの出遅れが気がかりで、デイモン・ヒュアードも劣勢を逆転するビッグプレイができないのが辛い。

10点差はきついが・・・
   オークランド・レイダース(OAK、0-1)
○デンバー・ブロンコス(DEN、1-0) -9.5

ドラフト全体1位ジャマーカス・ラッセルとの契約がようやく決まったOAKだが、当然このゲームには間に合わない。さらに開幕週で2TDをあげたQBマッカウンが負傷(詳細不明)で、このゲームにはカルペッパーが先発するという情報もある。

昨年のMIAでも結局ダメだったカルペッパーが急に存在感を示せるとは考えづらく、またそれを許すDENディフェンスでもなさそうだ。インターセプト癖のあるカルペッパー対NFL最強CBチャンプ・ベイリーの対決は、後者に分がありそうだ。

DENのQBカトラーは先週300ヤード投げて15点しかとれないようではまだまだ。チーム自体大量点を取れるチームではないので、10点差つけられるかどうかはちょっときついかもしれないが、なんとかすることを期待。

p.s.本編HPにNFL星取表などのデータがまとめてあります。

もひとつp.s. 急きょマカオ遠征することにしました。次の更新は水曜日になります。

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2007/09/13

実効支配(13) ~常識で考える日本古代史13

前回のあらすじ
銅鐸・銅剣などの青銅器と古墳は、いずれも余剰生産力により生じたものという共通点がある。青銅器は、「貯金」だったのではないか。

つまり、銅鐸も銅剣も銅戈も、実際のところ何のために作り何のために使ったのかよく分からないということである。1984年に島根・荒神谷遺跡から358本の銅剣をはじめとして銅鐸・銅戈が1ヵ所から大量に発見された。また、前にあげた宗像大社の沖津宮・沖ノ島でも夥しい数の銅鏡が出土している。ということからすると、そもそもすべての銅製品は「換金性を持つもの」として製作されたと考えるのが最も筋が通る。

そして、国内にある銅製品は、現在遺っているものの他にも相当数あったと考えられる。というのは、後に平城京を都とする日本列島初の中央集権国家ができた際に、全国規模の銅拠出命令が出されているからである。もちろん、東大寺の大仏製作のために必要とされた銅である。

さて、ここにきて初めて、「余剰生産力と財」という、侵略行為=領土拡大の直接の動機となるものが登場した。余剰生産力があるということは、「働かなくてもいい人間がいる」ということだから、侵略することにより自分が決して楽ではない労働から解放されるということは十分な動機になりうる。財(=銅製品)があるということは、余剰生産力と同様働かなくていいことに加え、他の地域や先進国(中国・朝鮮半島)から必要なものを買うことができる。

つまり流れとして、①朝鮮半島から大規模な人口移動が起こり、先進技術が日本列島に入ってくる、②それに伴い農業生産性が向上し、余剰生産力と財の蓄積が起こる、③それらを目的として、大規模な領土の獲得=侵略行動が意味のあるものとなる、という順番になると考えられるのである。

とすると、倭国大乱後には領土の獲得競争が起こったことはほぼ間違いない。ここでもう一つ重要なのは朝鮮半島からの人口流入により「税」という最新社会制度も日本列島に入ってきたことである。「税」の存在により、侵略された国々は身体・居住の自由を奪われる(奴隷になる)代わりに、それ以降の収穫から「税」を納めることによりその存在が認められることになる。おそらく魏志倭人伝において邪馬台国に属するとされた二十余りの国は、そういった形で侵略され属国となったものであろう。

さて、ここで最初に戻ってモンゴルの事例を思い出していただきたい。モンゴル・ウルスは、馬という高速移動手段とジャムチという高速運輸通信網により広大な領土を治めることができた。一方、古代日本において、そのような手段があっただろうか。そして、最初の侵略にあたって軍勢をどうやって移動させたのか。その考察により、統一国家がどの範囲で可能であったのか推測することができる。

その素材として、次回は「古事記」の神武東征について検討してみたい。(この項続く)

p.s.「常識で考える日本古代史」のバックナンバーは、こちらでご覧ください。(徐々にたまってきたなあ)

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2007/09/12

夏季特別連載 ~マダムYの素敵な午後(その3)

ソファの上でマダムYは目を覚ました。帝国公館の勧誘をやり過ごしてほっとしていたら、また眠ってしまったようだ。何やら電話が鳴っているようなので、仕方なく起きて受話器のほうへと向かう。

「はい?」
「もしもし、こちら○○消防署ですが、消火器の点検にお伺いしたいのですが」
「消火器ですか~?ほんとに消防署?」
「本当に消防署です。よろしければ、いまからお伺いします」

マダムYの住んでいるニュータウンは、結構こういうことにうるさいのである。各住宅は必ず消火器を備え付けることになっているし、言われてみると使用期限を過ぎた消火器は取り替えてくださいという回覧板が回ってきていたような気もする。しかしそうはいっても、「消防署の方から来ました」と言って消火器を売りつけるインチキがはやっているとTVで聞いたような覚えもある。マダムYは何よりもTVで聞いたことを信用するのである。

亭主は一日家にいるのは楽なようなことを言うのだが、こんなにいろいろなことがあるんだから・・・とマダムYは思う。会社に行って適当に仕事してあとはインターネットしている人にどうこう言われたくない。そうそうお庭に水も撒かなきゃ、とベランダから外に出る。くるくるとホースを伸ばして、南側の庭から水撒きを始める。夏だから、毎日水をあげないと木も花も枯れてしまう。

今年は夕立ちが少ないので、ほとんど毎日水撒きをしなければならない。別にどうでもいいけど、水道代が高いと亭主からぐずぐず言われるのは嫌だなあとマダムYは思う。でもエアコンはいつもの年ほど使ってないし、そう言われたら「あんたの大好きな芝生が枯れてもいいわけ!」と逆ギレしてしまおうと思いながら、玄関のある西側にホースを持って歩いていく。

すると、不意に目の前が真っ赤になってしまう。あらいやだ。亭主と空想口喧嘩をしていたら血圧が上がりすぎたのかもしれない。しかしよく見ると、巨大な赤いものがいつの間にかマダムYの前に立ちはだかっているのであった。

「どうも~」
その巨大なものの上の方から、中年の男が下りてきた。そう、まさに消防自動車に乗って、消防署から消火器の点検に来たのである。身長150cmのマダムYにとって、消防自動車はとてつもなくでかいのであった。

し、しょうぼう自動車で来たんですか?
「いえ、実はですね。最近消防署から来たと言っても信用してもらえないんで、空いている時はこれに乗ってくるんですよ。救急車の方が場所とらなくていいんですが、前に救急車で行ったらすごく怒られたことがあって。」

確かに消防自動車で来れば「消防署の方」ではなく「消防署」から来たと分かる。それに、マダムYの住んでいるニュータウンで火事が起こったことはないので、こういう時にでも動かしておかないといざという時に動かなかったりしたら困るだろう。それにしても、さすがニュータウン、人が少ない割に公共施設が整っているので優雅である。

消防署の人は消火器を点検して、期限が過ぎていたので取り替えて行った。再び消防自動車に乗って帰っていく消防署の人を見送りながら、確かに救急車で来られるのは嫌だろうなあと妙なところで納得するマダムYであった。(この項続く)

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2007/09/11

内藤vs大毅戦・興味深い展開に

あと1ヵ月に迫ったWBC世界フライ級タイトルマッチ、チャンピオン内藤大助対挑戦者亀田大毅戦が興味深い展開になりつつある。

まず第一は、試合の透明性・公平性を担保するため(今さら・・・)、日本ボクシングコミッション(JBC)が異例としか言い様のない介入をしてきたことである。いったんは、チャンピオン(日本製)と挑戦者(メキシコ製)が異なるグローブで対戦すると発表されていたが、両者メキシコ製のグローブとなったことに加え、身体検査・計量でのJBC立会い、レフェリー・ジャッジの隔離などが行われることになった。

何しろ協栄ジムといえば「毒入りオレンジ」、亀田一家といえば「不当判定(より直接的には800なんとか)」が代名詞となっているくらい、試合の不透明性・不公平性には定評のある組合せなのである。そして、今回初めてフライ級リミットに落とす(はずの)亀田弟にとって、計量がシビアに行われるというのはそれだけでプレッシャーになる。実は世界的に計量不正というのは決して珍しくないのである。

なぜ今さらこんなシビアなことを行うのだろうと考えると、非常に興味深い。実のところ、ジャッジの見方によっては大毅の勝ちともとれる(例.興毅vsランダエタ第一戦)くらいの試合だったら、内藤の負けで仕方ないというのが大方の見方だろうし、2ポンドくらいのウェイトオーバーではとても埋まらないくらいの実力差が両者にはある(それでは世界タイトルマッチにはならないが)。グローブの違いなんて初めから関係ない。

普通に考えれば、興毅vsランダエタ第一戦で苦情が殺到したJBCが、面子にかけてそのスポーツ性を主張したということなのだが(ファイティング原田会長はフライ・バンタム2階級制覇チャンピオン)、うがった見方をすると、これは協栄ジムの仕掛けではないのだろうか。つまり、協栄ジムとしては、これ以上ドロ舟亀田号に乗っていられないということではなかろうか。

TBSと商売するために亀田一家と組んだ協栄ジムであるが、イメージが悪くなるばかりで兄弟の実力は少しもアップしない。せっかくWBAに働きかけて楽な相手と王座決定戦を組んでやったのに、きれいに勝てなかったばかりか亀父は自分の手柄のような顔でますます図に乗って言うことを聞かない。その間に苦労人坂田は世界チャンピオンとなり、暴力事件で謹慎していたサーシャも戻ってきた。

むしろこの機会に先代金平会長の遺したダーティーイメージを解消するため、このタイトルマッチを利用する方が利口である。どうせどんな手を使ったところで今回の勝負は望み薄である(サーシャに大毅のお面でもかぶせない限り)。だったら、われわれはフェアプレーでやってますよということを世間に知らしめることにしよう。どうせセコンドに付くのは亀父なのだ、というのが協栄ジムの腹積もりではないか。

二番目に興味深いのは、内藤陣営に続々応援団がついたことである。以前からの関係である白井・具志堅ジム(具志堅はもともと協栄の選手)に加えて、スパーリングパートナーとして川嶋勝重・名城信男のスーパーフライ級元世界王者が名乗りを上げ、苦労していたスポンサーにも、日本ベンチャー協議会(楽天とかヒルズ族)が付いたようである。内藤にとってはファイトマネーの点も含めてネックが次々と解消されている。

仮想チャンピオンを4・6回戦ボーイにやらせる大毅と、仮想6回戦ボーイを世界チャンピオンにやってもらう内藤。こうしたトレーニングの差が実力差に加わるとすれば、内藤がどんなパフォーマンスを見せてくれるのかたいへん興味深い。そして、これだけ外堀が埋まってしまうと、亀田一家としては「計量に失敗した」とか「手を痛めたから試合は中止」だとか言えなくなってくるので、ますます面白いことになると思うわけである。

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2007/09/10

OPBFスーパーフェザー級・内山、フセイン兄をKO

OPBF(東洋・太平洋)スーパーフェザー級王座決定戦(9/8、後楽園ホール)
内山高志(ワタナベ) ○ 8回KO × ナデル・フセイン(オーストラリア)

土曜日は予定が盛りだくさんで、後楽園ホールに着いた午後8時過ぎはまさに両選手入場の場面だった。

何しろナデル・フセインといえば、世界的ビッグネームである。約50戦して負けたのは、マニー・パッキャオ、オスカー・ラリオス、スコット・ハリソンといった世界の一流チャンピオンと昨年の榎洋之の4敗だけ。問題は、本来のウェイトであるスーパーバンタムから昨年の榎戦ではフェザー、今回はスーパーフェザーとクラスを上げたことである。

一方の内山はこれまで7戦全勝5KO。そしてプロ戦績以上に注目されるのは、アマ113戦91勝、全日本ライト級3連覇、世界選手権ベスト16、タイキングスカップ銅メダルという近年アマチュア・ボクシング界における最高のエリート選手であったということである。その意味では粟生(日本フェザー級チャンピオン)よりも一枚上といってもいい。

その両者によるOPBF王座決定戦。巨人戦があるのでG+の実況もない(録画中継)。これは見に行くしかないということで後楽園ホールに向かった。内山のきれいなボクシングがフセイン兄(弟はフライ級の世界ランカー、フセイン・フセイン)にどのくらい通用するかと思っていたのだが、案に相違して、一方的な試合になった。

1Rからフセインがガードを固めて前進、内山がジャブから上下を打ち分けるという展開。しかしフセインは全く手が出ない。「おいおい、お前は大ちゃんか?」と思わずつぶやいてしまうくらい、ガードを固めるだけで何もできず、時たま振るう左フックは内山に軽々と交わされてしまう。

3Rくらいからは内山のワンツーが的確にヒットして、フセインはロープを背にガードを固めるだけ。内山のストレートでフセインがのけぞる場面が目立つ一方、フセインはどうしたと思うくらいコンビネーションが出ない。ボディへのフックが時折当たるだけで、上へのパンチは交わされるかガードされている。

そして7Rから、内山はいよいよパンチをまとめ始める。フセインは打ち合いに活路を見出そうとするが、ほとんど全くクリーンヒットがないまま8Rに入る。ニュートラルコーナーで内山のワンツーが入り、フセインが応戦に入ろうとした時再度右がヒット(あるいは左の返しが入っていたのかもしれない)、フセインがたまらずダウンすると、コーナーからカウント途中でタオルが入った。フセインは「なんで止めるんだ」というポーズをとっていたが、あれは無理だろう。7Rまでの私の採点は70-63のフルマークで内山。

あのタオルのタイミングからして、フセイン陣営に当初から何らかの不安があったことは間違いないところで、おそらく体格的にスーパーフェザーは無理なのではないだろうか。一方の内山はこれで世界ランキング入りが確実だし、世界の一線級をKOしたのだから堂々と世界に打って出ることができる。体格・体調に問題があったにせよフセインを完封したということは、私が考えていたより強いということである。

しかし残念なことに、スーパーフェザーのチャンピオンはWBAがエドウィン・バレロ、WBCがファン・マヌエル・マルケスである。バレロは危険だし、マルケスのファイトマネーは出せないだろう。そして待っているとそのうちにホルヘ・リナレスがクラスを上げてくる。となると、狙い目としては一つ上のライト級か。アマチュアが長かったため内山はすでに27歳。そんなにゆっくりはしていられないかもしれない。

09080001_2 携帯のカメラなのでよく撮れてませんが後楽園ホール。

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2007/09/07

実効支配(12) ~常識で考える日本古代史12

前回のあらすじ
倭国大乱後の日本列島は、弥生時代後期及び古墳時代に相当する。それぞれ、銅鐸・銅剣などの青銅器と古墳が特徴的だが、これらはいずれも余剰生産力により生じたものという共通点がある。

おそらく最初は、その余った(食べる分以上に生産した)収穫を保存しておいた(翌年も豊作になるとは限らない)だろう。しかし当時はまだ冷蔵庫がないので保存しておくにも限界があるし、そもそも一人が食べる量も限られているのでむやみに増やしても仕方がない。余裕ができた労働力で例えば衣類のような繊維製品を作ったとしても、自分達が着るものはそんなにたくさんいらないし、品質では外国(中国・朝鮮半島)製に敵わない。

こうした状況の下で余った生産力をどこに向けたのかというと、私は青銅製品の製作ではないかと考えるのである。銅とスズの合金である青銅は確かに硬いし頑丈だが、実用性では鉄に劣る。しかし、吉野ヶ里をはじめとする弥生時代後期の遺跡からは銅製品を製作した遺稿がしばしば見られるし、現実として全国に銅製品が出土している。これはなぜか。

おそらく、富の蓄積のためである。つまり、青銅製品というのは「おカネ」にかわるものだったのではないか。収穫物で貯蔵していれば腐敗したりネズミに食べられるかもしれないが、換金性のある(他の土地に持っていけばコメと替えられる)物で保管すればそういうおそれは少ない。もう少し時代が下れば金や銀になるのだろうが、おそらくそれと同じ感覚で、青銅製品を製作し蓄積した、つまり「貯金」なのではなかろうか。

青銅製品の出土状況をみると近畿を中心とする「銅鐸」と九州を中心とする「銅剣・銅戈(どうか)」の分布がかなり顕著に分かれている。そのうち銅鐸については古事記・日本書紀をはじめ現在残っている日本の神話にはその由来が述べられていない。ただ、吉野ヶ里遺跡(佐賀県)で銅鐸の一部が出土したりして、昔ほど「銅鐸文化圏」「銅剣・銅戈文化圏」と区別する議論は少なくなっているようだ。

ここで一つ指摘したいのは、「銅剣・銅戈は武器として使われたのは分かる。銅鐸は何に使われたのかよく分からない」という議論があるのだが、銅剣・銅戈が実戦で使われたとは到底考えられないということである(”旗印”的な飾りとしてはあるだろうが)。

青銅製品も確かに硬いが、鉄製品には敵わない。そして長さ1メートル近いものは少なく見積もっても4、5kgはある。ウェイトトレーニングをされた方なら分かると思うが、そんな重さのものを上げたり下ろしたりそう簡単にできるものではない。つまり実戦では使われた可能性は小さいと考えられるのである。(この項続く)

p.s.常識で考える日本古代史のホームページができました。お時間のある方はこちらへ。

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2007/09/06

NFL WEEK1 展望(注目はSDトムリンソンの仕上り)

いよいよ、NFL開幕である。昨年・一昨年と55%を超えるP/S的中率を誇る当サイトとしては、今年も引続き適確な予想をお届けしたく思っているので、ぜひ応援をお願い申し上げます。

今週はPSのスプレッド(点差)が少ない傾向にあるので、Favoriteの堅そうなところで攻めてみたい。

オフェンスNo1vsディフェンスNo1
   シカゴ・ベアーズ (CHI、昨シーズンNFCチャンピオン)
○サンディエゴ・チャージャース (SD、〃プレイオフ2回戦敗退) -6

さて、開幕週である。各チームともプレシーズンマッチで主力選手の多くがウォームアップしているのだが、唯一の例外がランニングバック(RB)である。何しろ最も当たりが激しいポジションでケガや故障がつきものであり、プレシーズンでもほとんどのRBが足慣らし程度の登場であった。

中でも昨シーズンのMVPトムリンソンがプレシーズン全く登場せず、いきなりの本番がリーグ最強ディフェンスを誇るシカゴ・ベアーズ。今シーズン、プレイオフは当然、目標はSUPERBOWL制覇というチームだけにここで無様なゲームを見せてはいられない。CHIはQBグロスマンの出来次第。

開幕戦
   ニューオーリンズ・セインツ (NO、昨シーズンNFC2位)
○インディアナポリス・コルツ (IND、〃SUPERBOWL制覇) -6

昨シーズンのチャンピオンが、NFC2位のNOを迎える一戦。両チームともオフェンス主体のチームで、はなばなしい開幕戦になりそうである。プレシーズンのマニングの調子はなかなかよく、すばらしいパスを通していたことからTDを量産しそうな気配。一方のNOもQBブリーズ、RBレジー・ブッシュが好仕上がりをみせており、こちらも得点を重ねそうだ。

パスの投げ合いではやはりマニングの方が上とみるのと、いわば凱旋試合になるのでチーム全体に気合が入るのではないかとみてIND。

マクナブ復活
○フィラデルフィア・イーグルス (PHI、昨シーズンプレイオフ2回戦敗退) -3
   グリーンベイ・パッカーズ (GB、〃NFC北地区2位)

なんといってもマクナブの復活に注目。今年のドラフトではQBコル(Kolb,”b”を発音するのかどうか実況で確認します)を指名されて尻に火がついた感があるが、ケガの後遺症さえなければ強肩からの高速パスがうなるはず。

相手のGBは相変わらずファーヴ。WRとRBの大半がルーキー~3年目の選手で、果たしてどこまで機能するか。ホームとはいえ+3のハンデでは足りないだろう。

王朝始動
○ニューイングランド・ペイトリオッツ (NE、昨シーズンAFC2位) -6.5
   ニューヨーク・ジェッツ (NYJ、〃プレイオフ1回戦敗退)

昨年はレギュラーシーズンで1勝1敗の末、プレイオフでNEが勝って決着が着いたベリチックvsマンジーニの師弟対決。今年はNEがWRを大幅補強したのに対し、NYJはシカゴからトーマス・ジョーンズが加入し、ドラフト外ルーキーのウェアもプレシーズン好調でRBが充実している。

とはいえ、昨シーズンのジェッツは組合せに恵まれた。今年はAFC北地区、NFC東地区との総当りで組合せがきつく、8勝が一杯か。NEも事情は同様で、同地区相手でも取りこぼしは避けたいはず。ブレイディ→モスの空中戦が爆発しそうだ。

今期は一味違う(はず・・・)
   カンザスシティ・チーフス (KC、昨シーズンプレイオフ1回戦敗退)
○ヒューストン・テキサンズ (HOU、〃AFC南地区4位) -3

個人的に応援したいチームを選ぶとろくなことはないというのが定石だが、今年のテキサンズには注目したい。ATLに残っていたら確実に先発だったはずのQBマット・ショーブはプレシーズンのレイティングがなんと110点台。GBから移籍したRBアーマン・グリーンもアベレージ5.4ydsと好仕上がりである。

一方KCはエースRBラリー・ジョンソンが契約のもつれでぶっつけ本番。オフェンスラインの弱体化もあって、序盤はかなり苦しみそうな状況だ。HOUの好発進に期待したい。

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2007/09/05

夏季特別連載 ~マダムYの素敵な午後(その2)

同級生のお母さんから昼食会のお誘いがあって、と三丁目のN田さんから聞いたのは先週である。N田さんとは娘が中学校の同級生というお付き合いで、マダムYの娘はもうかなり前に卒業しているのだが、N田さんにはまだ下の兄弟がいるのである。新興住宅地では、ご近所のお付き合いと学校のお付き合いは避けて通れないのであった。

N田さんとは娘の卒業後も親しいが、N田さんの同級生のお母さんというのは知らない人である。
「私知らない家だしなあ。」
「それは大丈夫なんだって。たくさんお昼作るから、なるべく多い方がいいんだって。」

仲良しの奥さん方が集まって一緒にお昼というのはそれほど珍しいことではない。でもそういう場合は、”持ち寄り”が基本である。ご飯の余っている家はチャーハンとか、パンの余っている家はサンドイッチとか、野菜がちょこちょこ余っている家はサラダとか、あるいはコンビニで適当なお菓子を持って集まり、順番に場所を提供してお昼から夕方までしゃべりまくるのである。

ところがこの集まりは場所も提供するしお昼も用意するというのである。なんか怪しい。若い頃はタダでご飯を食べさせてくれるならどこにでも付いていったマダムYであるが、結婚してから亭主に「タダ飯を食わせるのは何かたくらんでいるからだ」と繰り返し言われている。いつも半分寝ているのだが、ワイドショーでも何かやっていたような気がする。

「ご飯食べるのはいいんだけど、その後で何万円もする鍋を買わされたりしない?」
「私もそのお母さんのことあんまり知らないんだけど、大丈夫じゃない?」
ダイヤモンドとかサファイヤとか言い出したら絶対エルウェイなんだから、すぐに帰らなきゃダメだよ。」
「そうねえ。そんな高いもの買わされちゃうのは嫌だものねえ。」

その家に行ったのがこの日のお昼であった。12人のお客さんの中で面識があるのはN田さんだけである。”持ち寄り”とは明らかに違うお昼をごちそうになった後に、その家の奥さんが言い出した。
「おいしいでしょう、これ。このお鍋だと、油を引かなくてもお料理できるの。」

うわ、やっぱりエルウェイだ。1セット買うと5万円だが、10セットだと40万円だかで、100セット買うとプレミアム会員になって子会員を作るとその人の分もカウントされて販売額の10%が戻ってくるのでそれが何十人分になると最初買ったおカネが全額戻ってくる、とかの話をいいかげんに聞いたマダムYは、切りのいいところで、N田さんをつついた。

「あ、今日幼稚園のお迎えお昼過ぎてすぐだった。すみませんごちそーさまでしたー。」
あくまでにこやかにマダムYは席を立った。下の娘の成人式は一昨年だったのだが、N田さん以外にマダムYの家族構成を知る人はいない。小学校と中学校はこの地区に一つしかないが、幼稚園は5つあってその中から選ぶのでもし幼稚園のお母さんがいてもばれないし、マダムYくらいの年格好で幼稚園の子供がいる家はいまやちっとも珍しくないのである。

うまいこと言って一緒に逃げてきたN田さんと「いやーねー」と言いながら、この家のお母さんには近づかないようにしようとマダムYは思った。心がけとしては大変いいことなのだが、実はマダムYがこういう”ホームパーティー商法”を知ったのはエルウェイ被害の実態とかそういう番組を見たからではなかった。それは中居クンと小林薫が出ている、「ナニワ金融道」なのである。(この項続く)

p.s.マダムYのバックナンバーはこちらから、「せいうち日記&マダムY」にお進みください。

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2007/09/04

大鰐温泉と北東北の不思議な名所

東北の中でも北東北は不思議な名所がいくつかある。しばらく前に大騒ぎされ結局偽書(にせもの)であることが明らかとなった「東日流外三郡誌」などという人騒がせなものも北東北だし、「キリストの墓」「縄文ピラミッド」「日本中央の碑(注)など眉唾という他ないものが大真面目に信じられている土地柄である。そういえば、インチキ石器発掘で有名になったのも、東北地方の研究所であった。

こうしてみると東北人には「ほらふき」の気があると言わざるを得ないのだが(ちなみに私も東北血統である)、関西や九州のような本物の名所旧跡がないことへの劣等感の裏返しのような気もするし、あるいは昔からお米の出来が悪くなるたびに命がけの苦労をしてきたことで空想的な性格が培われてきたのかもしれない。

さて、その北東北の中でも最北端の青森県で、青森市に次ぐ第二の都市が弘前市である。その弘前市の郊外にあるのが大鰐(おおわに)温泉である。かつて漁業や鉱山景気で大層栄えたところらしいが、いまでは平川沿いに温泉宿が点在するひなびた温泉街である。

なぜこの温泉を知っていたかというと、いまの相撲協会理事長北の湖親方の現役時に若三杉という力士がいて(後の横綱二代目若乃花)、この力士が大鰐町出身だったのである。それで中継のたびに「東方、若三杉、青森県大鰐町出身、二子山部屋」という館内放送を聞いていて、一回は行ってみるものだろうと思っていたのだった。

今から十年ちょっと前に今年以上にひどく暑く長い夏があって、その時この温泉に行った。温泉は食塩泉でお湯自体にそれほど特色はなく、温泉街も旅館の他にはあまり遊ぶところはなかった。そして平川も鬼怒川のような奇岩渓谷が続く展望という訳ではなくただの川なので、5分も歩くとただの川と畑だけの普通の田舎になってしまうのであった。

当時から「東日流外三郡誌」は怪しいと言われていたがまだ証拠は上がっておらず、石器発掘ねつ造事件も起こっていなかった。だからその当時はあまり気にしていなかったのだが、今になってちょっと心配になってきている。この温泉に行く前にわざわざ遠回りして行った大湯ストーンサークルも、もしかしたら後から誰かが石を並べただけの偽物なんてことはないだろうか、なんてね。

(注)「東日流外三郡誌」(つがるそとさんぐんし) 青森県五所川原市在住の某氏が、古代東北の知られざる歴史を伝える秘伝の古文書として発表した偽書。古文書のはずなのに筆跡が本人のもので、当時知られていない事実や用語が満載である。

「キリストの墓」 イエス・キリストが磔にされたあと、遺体が青森県戸来村に葬られたとする説。上記「東日流外三郡誌」の前に大騒ぎされた古文書「竹内文書」(これも偽書)に書かれていたとされる。(そもそもイエス・キリストは復活したので、教義上キリストの墓はない)

「縄文ピラミッド」 青森、秋田、岩手などに三角錐、四角錐の形状の山がいくつかみられることから、これらは縄文人の作ったピラミッドではないかとする説。文中の大湯ストーンサークルの近くにもそういわれる山がある。

「日本中央の碑」 坂上田村麻呂が蝦夷遠征の折「日本中央」と石に刻んだという伝説があり、その石文であると主張しているが、どうも怪しい。ちなみに西行や芭蕉が詠った歌枕の「つぼのいしぶみ」は宮城県の「多賀城碑」。

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2007/09/03

トマトとオリーブの冷製パスタとチリ(チリ・コン・カン)

8月の声を聞いたとたん暑くなったと思ったら、9月になって急に涼しくなった。スパゲティが大好きなのだけれど、暑い盛りにはちょっと気が進まない。だから冷製パスタに何度か挑戦してみたのだが、これまでなかなかうまくいかなかったのである。ようやくなんとかうまく行ったと思ったら、エアコンもいらないくらいの涼しい夕方になってしまった。

湯むきしたトマトと、黄色いパブリカを2センチ角に切り、オリーブの実を半分こにする。にんにくとアーモンドをみじん切りにし、オリーブオイル、お砂糖少々、チリシーズニングミックス、バジルと混ぜて、金属性のボールに入れて冷蔵庫で4~5時間冷やす。それとは別にコンソメの素を少量のお湯で溶かしてスープを作り、塩コショウしてこれもボールに入れて冷蔵庫へ。

スパゲティは若干柔らかめにゆでて、そのまま冷やし中華のように水で洗って冷ます。トマトのポールとコンソメのボールを混ぜて、さらに冷やしたスパゲティを入れ合体させて出来上がり。オリーブの風味、トマトの酸味、アーモンドの歯ざわり、かくし味のチリやバジルも効いて、夏向きの冷製パスタの完成。なかなかの味で、奥さんには非常に好評でありました。

一緒に作ったのはメキシコ料理チリ(チリ・コン・カン)。タマネギをみじん切りにして牛ひき肉と炒め、そこにホールトマトとミックスビーンズの缶詰、タコスソース、チリシーズニングミックスを混ぜて、弱火で煮ること30分。こちらもすばらしく辛いチリが出来上がった。

こちらはそのまま食べてもいいし、トルティーヤ(薄くて柔らかい方)で巻いて食べてもおいしい。本当はこれに白ワインでもあるともっと良かったのだが、昼にこれらを料理しながらスコッチをロックでボトル半分近く飲んで酔っ払ってしまったので、健康管理上控えざるを得なかったのは残念でありました。