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2007/12/31

魏志倭人伝(8) ~常識で考える日本古代史25

2.2 邪馬台国の地勢(さらに続き)

前回のあらすじ
里程(距離)と移動時間を述べている部分はそれぞれ根拠が違い、「水行」「陸行」は伝聞による記述ではないかと考えられる。倭人伝の他の部分で同様の書き方をしているのは、裸国・黒歯国に関する部分である。

邪馬台国に来た魏の使節団が、そこから1年かかるという裸国・黒歯国に実際に行ったとは考えられない。では、この記事の根拠は何だったのかというと、おそらくこういった会話だったと考えられる。

魏人「他にどんな国があるのか」
倭人「南に裸国と黒歯国がある」
魏人「そこまで、どのくらいの距離があるのか」
倭人「舟で1年かかる」

後の時代の正史である隋書に、こういう記事がある。

夷人不知里数、但計以日。夷人(この場合倭人)は里で数えることを知らず、日で数えることしかできない。

つまり、倭人だけしか行ったことがない場所の距離は、「何里」という表現ができないので、何日(あるいは何月、何年)ということしか書けない。だから、「水行(海行)」「陸行」というのは、本当なら何里と書きたいのだけれど、伝聞しかできないのでやむなくそう表現するしかなかったと考えられる。

それでは、何の距離なのか。裸国・黒歯国の場合は「そこまで到達するのでの距離」であることは明らかである。投馬国や邪馬台国もそうなのかというと、そこまでの各国ではそういう書き方をしていない。例えば「東南陸行五百里、到伊都国」のように、どれだけ行くとどこそこに着くという書き方をしている。だから距離ならば、「南水行二十日、至投馬国」と書いてある方が文脈的に自然である。

その点、伊都国以降の奴国・不弥国もそういう書き方をしているのが余計あいまいさを増している。個人的にはそれらの距離記載も「もともと原資料になかったものを、他の出典により書き足したもの」という共通点があると考えているが、投馬国や邪馬台国が距離だとすると、「邪馬台国以北の距離は分かる」と矛盾する。だから私は、この記載は「国の広さを示すもの」ではないかと考えている。

つまり、韓ならば「方四千里」、対馬国・一大国ならば「方四百里」「方三百里」とその広さが記載されているが、九州という島について全く広さに類する記載がない。おそらく、魏の使者は九州を一周できなかったのではないか。だから、現地人にそれを聞こうとした。しかし、現地人は「不知里数(里で数えることができない)」、だから、「この国は、歩いて十日かかる」「舟で回ると一月かかる」と言ったのではないか。

このことについては、次の章で倭国の人口を検討する際に再度検討するが、投馬国と邪馬台国は東夷の国々の中ではかなり規模が大きく、国土の広さを示さないと記事として不完全であるという見方もできる。もちろん、これも一つの仮説であるが、そう考えることによって「魏志倭人伝は間違い」という前提を置かなくても、一連の記事が理解できるのである。

ちなみに、三国時代の後、晋の中国統一は短期間で終了し、その後の統一政権は7世紀の隋・唐を待たなくてはならない。その間、倭国に使節を派遣するほどの国力のある統一政権は現れず、それらの正史の中には「水行」「陸行」を邪馬台国までの距離と理解しているものもある。しかし、倭についての最後の記載となる「隋書」並びに「旧唐書(くとうじょ)」では、邪馬台国まで一万二千里の記載の方を生かしていることからみて、いずれにせよ「水行」「陸行」は別の根拠に基づく数字とみるべきである。(この項続く)

p.s.「常識で考える日本古代史」のバックナンバーはこちら

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2007/12/28

速報!WSOP2008

来年のWSOPスケジュールが、worldseriesofpoker.comに発表された。5月30日から7月16日まで、場所は引続きリオ・ホテル&カシノである。

多くの日本人プレイヤーが参加すると思われるEvent 14 レディースが6月7日から3日間、Event 42 シニアが6月23日から3日間、Event 55 メインイベントが7月3日から13日間となっている。

昨年との違いは、各種ゲームのWorld Championship、セブンスタッド、オマハハイロー、リミットホールデム、ポットリミットホールデム等々が$10,000イベントとなったことである。当然、優勝賞金はスケールアップする。

さっそく、スケジュール表を見ながら来年の6月の遠征日程を考える。第一希望は23日のシニア中心で、22in26out。シニアの翌日はオマハハイロー$1500バイインである。

レディースの応援を兼ねてということになると、7in11out。レディースの日の夜スタートするのがオマハハイロー$2000バイイン、翌日がシュートアウト$1500バイインである。

もちろん、最終目標は7月6日のメインイベントDay4である。これでしばらくは、カレンダーとにらめっこしながら楽しい日々が過ごせそうだ。

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NFL WEEK17 展望

この前開幕したと思っていた今年のNFLが、早くもレギュラーシーズンの最終週を迎えてしまった。32チーム中プレイオフに進出する12チームを除く20チームは、今週が最後のゲームとなる。

すでに全地区で優勝チームが決まり、ワイルドカードも2チームが決まって残り2チーム、そのワイルドカードが勝てば手に入るテネシー・タイタンズとワシントン・レッドスキンズが、それぞれプレイオフの1回戦シードを決めているコルツ、カウボーイズと同地区での最終戦である。両チームの本気度が分からないだけに、狙いにくいところだ。

パーフェクトシーズンへ
○ニューイングランド・ペイトリオッツ(15勝、AFC東1位) -15.5
   ニューヨーク・ジャイアンツ(10勝5敗、NFC東2位)

年間16試合となってから初めてのレギュラーシーズン全勝に向け、ペイトリオッツの発進である。相手はホームとはいえ、先週ワイルドカードを決めたジャイアンツ。すでに攻撃の要であるTEショッキーがシーズンアウトで、これ以上負傷者を増やしたくないところ。

一方、ペイトリオッツは来週はお休みである。まず手堅くリードを開き、できればマニングの49タッチダウンにあと1つと迫ったブレイディの記録達成を飾りたい。となれば、それなりに差は開く展開となるか。

ジャイアンツとしては、マニング弟が不安定なだけに、パスの投げ合いにはしたくない。本気でNEの連勝を止めようと思うなら、調子の上がってきたRBジェイコブスのランで時間をつぶしロースコアゲームにしたいが、ケガの多いジェイコブスに無理はさせたくないことも確か。

このゲームだけが土曜日の開催。30日朝10時から、G+で生中継がある。

あとは予想だけ。チャージャースは勝てば第3シードで、チャンピオンシップの望みがかなり出てくる。

   バッファロー・ビルズ(7勝8敗、AFC東2位)
○フィラデルフィア・イーグルス(7勝8敗、NFC東4位) -7.5

   サンフランシスコ・49ナーズ(5勝10敗、NFC西3位)
○クリーブランド・ブラウンズ(9勝6敗、NFC北2位) -10

○サンディエゴ・チャージャース(10勝5敗、AFC西1位) -7.5
   オークランド・レイダース(4勝11敗、AFC西4位)

   ミネソタ・ヴァイキングス(8勝7敗、NFC北2位) -3
○デンバー・ブロンコス(6勝9敗、AFC西3位)

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2007/12/27

魏志倭人伝(7) ~常識で考える日本古代史24

2.2 邪馬台国の地勢(さらに続き)

前回までのあらすじ
「帯方郡から女王国まで1万2千里余」「女王国より北の距離は分かる」「内訳の合計が約1万2千里で、総距離と一致する」ことからみて、魏志倭人伝の記載に大きな誤りがあるとは思われない。となると、邪馬台国は九州北部ということになる。

さて、邪馬台国の北までは「其戸数道里可得略載」(その戸数や距離はおおよそ分かる)と言っており、その記載も一万二千里あまりで合計も内訳も違いがない。となると、まず考えられるのは記載のうちで「里」(距離)を述べている部分と、「水行」「陸行」など移動に要する時間を述べている部分は、根拠が違うのではないかということである。

最初に述べたように、「三国志」全体をとりまとめたのは陳寿だが、この人物は蜀出身で基本的に蜀の記事を書いたとされる。もちろん、三国志全体のヒーローは劉備玄徳はじめ諸葛孔明、関羽、張飛といった蜀の人物である。だから、どちらかというと日本列島の事情は詳しくないはずで、先行する史料(王沈の「魏書」、魚豢[ぎょかん]の「魏略」など)を参考に記述したものとみられる。

だから、「里程」の記事と「所要時間」の記事の区別ができなかった。もしかすると、そもそも原資料からしてこのように書かれていたのかもしれない。そして、何度も辺境の倭国まで行くことができないので、やむなく検証できないまま記載されることとなった。読者も、本筋には関係ないところなのであまり気にしなかったのではなかろうか。

そして、さきに述べた古田武彦氏の説では、この「水行」「陸行」は、帯方郡からの総所要時間のことを示しているとする。これもひとつの仮説であり一概に否定できないが、だとするとほぼ近くにあるように読める投馬国(水行二十日)と邪馬台国(水行十日陸行一月)が違いすぎないかという気がするし、そもそも邪馬台国の所要時間を示すのであれば、「自郡至女王国万二千余里」の後に記載する方がずっと分かりやすい。

では、何を示すのか。わたしの考えを言うと、これは伝聞なのではないか

実は、同様の記載が魏志倭人伝の中にはある。倭人伝は大きく分けて3つのパートに分かれており、第一部が邪馬台国の地勢、第二部が邪馬台国の風俗、第三部が邪馬台国をめぐる事件、であるが、この第二部と第三部の間に、「閑話休題」のような文脈で、以下の記事がある。

又有侏儒国其南、人長三四尺、去女王国四千余里。又有裸国黒歯国、復在其東南、船行一年可至。また、その(女王国東端の)南、女王国から四千里彼方に侏儒国がある。そこでは住民の身長は三四尺(約1メートル)ほどしかない。また、さらに南東に船で一年行ったところに、裸国と黒歯国がある。

このあたり、差別問題との絡みなのか(?)あまり取り上げられることがないが、「侏儒国」はこびとの国であり、「裸国」は文字通り裸の国、「黒歯国」は歯が黒い人の住む国である。そして、侏儒国までは四千里と里程を示しているのだが、裸国・黒歯国は里程を示さず所要時間だけを示してある。この書き方は、「水行二十日」「水行十日陸行一月」とよく似ている。(この項続く)

p.s.常識で考える日本古代史のバックナンバーはこちら。最近ようやくアクセスが増えてきました。少しだけ。

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2007/12/26

電気ブラン

前に浅草・神谷バーのことを書いたが、ここの名物である電気ブランはインターネットでも手に入る。

電気ブランはブランデーをベースにするとされる(製法は門外不出)リキュールで、明治時代に神谷バーの創業者である神谷伝兵衛氏が作ったといわれる。アルコール度数40度とかなり強い酒にもかかわらず口当たりが柔らかで飲みやすい。

神谷伝兵衛氏はその後いまの茨城県牛久にぶどう園を開いてワイン作りに進出し、ここが千葉・茨城(ちばらき)地域で有名な牛久シャトーの前身である。また、昭和30年代まで抜群の知名度を誇った「ハチブドー酒」もここから生まれたのであった。

神谷伝兵衛氏の作った酒造会社はその後何度かの合併をくり返し、現在では合同酒精株式会社となっている。だから電気ブランの製造元も合同酒精で、販売元はシャトーカミヤ(牛久シャトー)である。先日スーパーで売っているのをみたぐらいなので、結構入手しやすくなっているようだ。

うちの奥さんによると、屠蘇散を使っているのではないかということだが、なるほどいわれてみるとお屠蘇のような味もする。明治時代に「ハイカラ」とされた飲み物が、いまでもおいしく楽しめるというのは、なんだか面白い。

Denki_bran 電気ブラン。2本セットで買ったら、専用のグラスがついてきた。

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2007/12/25

今年最後(?)のAAで ~ポーカーの奥深い世界53

ラスベガス修行から帰ってからも、全く手が来ない。先週の土曜日、22日は今年最後のJUMPS、長丁場のこのトーナメントだったら我慢していればいつかは来るだろうということで、上野ルームへ向かった。

午後2時開始で16人、2テーブルと手頃である。4000点スタートなので、1ラウンドの25-50はジャブの交換といったところ。だが、ここでペアが連続して入る。といっても、22が3回と4466である。ここでちょっとチップを増やすが、その後ぱったりと手が来なくなる。2ラウンド、3ラウンド各40分間、下りるしかないハンドが延々と続いた。

5ラウンドに1度だけQQが入り、プリフロでリレイズしてチップを増やすが、後が続かない。なんとか原点は維持しつつファイナルの9人には残ったものの、入賞点の6位が苦しい状況。やけくそのオールインで何とか8000点くらいまで戻したところで、残り6人となりなんとか入賞が決まった。

この時点でトップは風邪で帰りたいといっていたShadowさんで、そのShadowさんにAQvsAKのオールインでごっそりチップを取られたNっちさんがショート。Nっちさんは私の左で、ちょうどSBとBBのときにみんな下りてハンドはAh5h。「レイズ」と言っていくら出そうかと考えているときに「オールイン」を食らう。

アンティ75の300-600なので、レイズするとしたら1800くらいのところ。Nっちさんのチップは4000点くらいなので、負けても半分残るし、そもそも入賞は決まっている。それに、なんだか大丈夫なような気がしてコール。出て来たのはAJ。あらら、25%だ。

とりあえずさえ落ちなければ最後までチャンスはある。フロップ、ターンとJも5も落ちない。しかし、367と落ちて、5の現物と4のドローで逆転である。そしてリバーで出たのは。25%を勝てるなんて、年に何回もないことである。Nっちさんには、大変申し訳ないことをしてしまった。

その後チップ量は12000~15000点で推移したのだが、もうすぐ8時になろうというのにまだAAもKKも来ない。とはいえ、チップ量に対してアンティ100の400-800とブラインドの水準が低く、ここでプレミアムハンドが来てもスチールになってしまってはつまらない。残り4人でチップ量は2位、そこで、本当に久方ぶりのAA様ご到着である。

このところ私にAAが来るのは20時間に1度というところなので、確率でいうと多分1/800というところだろう(普通の人は1/200)。今年もあと1週間ということからすると、おそらくこれが今年最後のAA。BBは宿敵の尼僧せりかっちである。リンプインすれば、レイズしてくるのではないか。というわけでコールで入る。

74で有名なOさんは下り、SBのShadowさんはコール、そして案に相違して尼僧はチェックである。ターンJTx。とりあえずフロップでのストレート、フラッシュはない。二人チェックに5000点ベット。「打ちすぎ」と尼僧に指摘を受けるが、熟考したshadowさんがコール。コールはまずい。トップペアとAキッカーならいいが、なんだかそうでなさそうな気がする。

ターン、ここでshadowさんオールイン。敗色濃厚だが、少なくともQのまくり目はあるはずなのでコール。出てきたのはQ9のストレート、なんと、ドローで付いてこられてしまったのであった。「スロープレイなんかするから」と尼僧に言われてしまうが、仕方がない。仕方がないのだが・・・。

もちろんリバーでQは出ず、一気にゲームセット。今年最後(?)のAAが全く結果につながらずに、今年一年を象徴するような出来事となってしまった。ちなみに、この後8時半からのHOPSオマハハイローで、またもやヘッズアップまで行きながら2着。これで今年のヘッズアップ戦績は3勝18敗くらいになったのでありました。

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2007/12/21

年末に人間ドック ~せいうち日記16

12月19日は人間ドックの日である。前にも書いたように、前回の人間ドックで高血圧を指摘されたため、今回の目標はとにかく血圧をもとに戻すことである。

社会人になってすぐのこと、当時体重が毎年10km単位で増えていた私は、企業検診で来ていた医者に「このままだと(減量しないと)、10年以内に間違いなく高血圧になりますよ」と言われたのであった。それから30年近くが経過し、糖尿病、高脂血症にはなったものの、血圧だけはまともなのがひそかな自慢だったのである。

ところが、前回の測定では160-100という軽度高血圧の水準になってしまった。その後、医者やスポーツジムでいくら測ってもこの数字にはならない。血圧は一定ではないので、何か特別なことがあってたまたま上がってしまった可能性が大きい。

だから、今回の人間ドックに向けて、血圧を高くする要因はすべて避けることを心がけた。これまで1月にやっていたものを12月に繰り上げて年末年始の飲みの影響を回避し、ダイエットもほとんど行わずにストレスをためないようにし、ドック前日の会社帰りにはプールに行って最終調整を行った。もちろん、睡眠時間は十分である。

午前9時にニューオータニにある人間ドックに入り、採血や胸部X線、腹部エコーなどの検査を経て、いよいよ血圧である。お医者さんに測られるとそれだけで影響があるのだが、幸いに昨年から自動測定器である。これなら、スポーツジムと同じ数字が出るはずだ。

右手を差込み、深呼吸していよいよ空気が注入される。目を閉じて、清流の流れる森を思い浮かべる。血圧低下のイメージトレーニングである。空気が抜けて、出てきた数字は107-70

やった。何か低すぎるような気がしないでもないが、ともかく血圧はクリアである。ここ何ヵ月、このことだけが気がかりだったので素直にうれしい。あとの結果が出てくるのは年明けになるので、GOTやGPT、コレステロールや中性脂肪がどうなっていようと、これで年末年始は心おきなく飲めることになった。

そんなわけで、もしかして年明けにはますますせいうちになってしまう可能性があるけれど、たまにはこういう小さいことでも喜ばないと、喜ぶことがなくなってしまう。こうやって1年1年やりすごすうちに、持ち時間を使い切って秒読みに入るのだろうと思う今日この頃である。

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2007/12/20

NFL WEEK16 展望

今年もあと2週間となったが、NFLレギュラーシーズンもあと2週間である。先週のWEEK16で、ダラス・カウボーイズ、ニューヨーク・ジャイアンツが揃って負けたため、NFCのシード争いが非常に面白くなった。

まず、シード1位をダラスがとるかグリーンベイが取るかが、スーパーボウル進出に大きな鍵となる。NFCチャンピオンシップが厳寒零下5度以下になるランボーフィールドで行われれば、グリーンベイの勝ち目はかなり大きくなる。それを阻止するためには、ダラスは一つも負けられず、あと2週の調整期間があっという間に真剣勝負になってしまった。

かたやワイルドカードの争いは、今週のワシントン@ミネソタにどちらが勝つかでかなり様子が違ってくる。絶対有利だったはずのNYジャイアンツは、来週が全勝のかかるペイトリオッツなので、今週アウェーのバッファロー戦を落とすと、一気に首の皮一枚になってしまうのは面白い。

かたやAFCは、テネシーの大逆転があるかどうか。ジャクソンビル、ピッツバーグ、クリーブランドが現時点ではかなり有利。また、AFCのコルツ、チャージャース、NFCのシーホークス、バッカニアーズといったあたりはプレイオフの順位もほぼ決まっているためメンバーを落としてくる可能性があり、買ってはいけない。

今年もワイルドカードでJAX
   オークランド・レイダース(4勝10敗、AFC西4位)
○ジャクソンビル・ジャガーズ(10勝4敗、AFC南2位) -13.5

今週はぜひとも勝ちたいチームの大部分がアウェーという組合せとなっているが、その中でジャガーズはホームゲームである。先週ピッツバーグを敵地で破ったのが大きく、ここを勝てばおととし以来のワイルドカード確定となる。マニングのコルツがいるため、なかなか地区優勝できないのが悔しいところ。

ジャガーズの強みは固いディフェンスとミスの少ないオフェンスにある。先週のゲームでもNFL3位のスティーラーズのランをなかなか進めさせなかった。レイダースは序盤戦好調だったが案の定連敗モードに突入している。今年のドラフト全体1位のQBジャマーカス・ラッセルも、シーズンに入ってからの合流では敗戦処理が精一杯か。

前半でセーフティリードを確保するはずのジャガーズが、後半ランで時間をつぶし、プレイオフ権利を確保するはず。

あとは予想だけ。勝たなければならないアウェーに集中してしまいました。

○ピッツバーグ・スティーラーズ(9勝5敗、AFC北1位) -7.5
   セントルイス・ラムズ(3勝11敗、NFC西4位)

○ダラス・カウボーイズ(12勝2敗、NFC東1位) -10.5
   キャロライナ・パンサーズ(6勝8敗、NFC南3位)

○グリーンベイ・パッカーズ(12勝2敗、NFC北1位) -8.5
   シカゴ・ベアーズ(5勝9敗、NFC北4位)

○ニューイングランド・ペイトリオッツ(14勝、AFC東1位) -22
   マイアミ・ドルフィンズ(1勝13敗、AFC東4位)

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2007/12/19

魏志倭人伝(6) ~常識で考える日本古代史23

2.2 邪馬台国の地勢(さらに続き)

前回のあらすじ
「帯方郡から女王国まで1万2千里余」「女王国より北の距離は分かる」「内訳の合計が約1万2千里で、総距離と一致する」ことからみて、魏志倭人伝の記載に大きな誤りがあるとは思われない。となると、邪馬台国は九州北部ということになる。

水行・陸行の議論に入る前に、いくつか補足しておきたい。まず、この「魏志倭人伝に大きな誤りはない」とする考え方は、1970年代すでに古田武彦氏によって提唱されている。にもかかわらずなぜ、この考え方があまり顧みられることがなかったのかというと、「東日流外三郡誌」の偽書騒動があって古田氏自身「キワモノ扱い」されてしまったことが大きい。

正直なところ、きちんとした資料(正史)がありながら、「この資料は間違っている」という前提で進められる議論というのは、どうかと思っている。そういう議論が許されるなら、どんな突飛な主張も成り立つことになるからだ。

また、前回示した計算のところで「伊都国」以降の距離を合算していないが、これはよく知られているところの「放射説」を採るものである。つまり、伊都国→奴国→不弥国→投馬国→邪馬台国と書いてある順に進むのではなく、伊都国を出発点として、伊都国→奴国、伊都国→不弥国、・・・、伊都国→邪馬台国と進むという考え方である。

ただし、これについてはあまりこだわる必要もないと考えている。倭人伝の記述の中に、「帯方郡の使者が倭国に派遣される際には、伊都国に滞在する」とあることから、倭国内の移動は伊都国を出発点とみるのが自然だが、いずれにせよ百里二百里(7~15km)の世界であり、大勢に影響はない。

さて、邪馬台国への途中で記載された国がそれぞれ何処にあたるかということだが、狗邪韓国が朝鮮半島の南東端、釜山とかその近辺であることは明らかだし、そこから海を渡って70kmあまりの対馬国がそのまま対馬であることも間違いない。また、対馬国から南に九州方面を目指せば次は壱岐島で、これが一大国であると考えてよさそうだ。

そして、この一大国が「魏志倭人伝間違い説」の一つの根拠となっている。これが壱岐であることは間違いないのだから、一大は一支の誤りであり、同様に倭人伝は間違いだらけというのだが、こういう主張が俗に言う「ためにする」議論というのだろう。地名というのは言葉や文化が違えば聞こえ方が違うだろうし、中国では「一大」日本では「一支」ということもないとはいえない。また、そもそも辺境の地名を中国側で検証しようがない。それに、仮に写し間違いがあったとしても、ここが違っていたからといって全体の文脈に何の影響も及ぼさないのである。

さて、一大国から九州に渡ってからがはっきりしない。末盧国は松浦と考えるのが自然だが、それがいまでいう北松浦半島なのか東松浦半島なのか。後に豊臣秀吉の「唐入り」の際、半島進出の拠点となった肥前名護屋城は東松浦半島にあり、ここが最短距離なのだが、東松浦半島から壱岐までは「半島→対馬」「対馬→壱岐」の距離と比較してかなり短く、同じ千里と書いてあることからすると若干疑問が残る。

とはいっても、これも議論の大勢に影響はない。帯方郡から邪馬台国の「一万二千里」のうち、狗邪韓国まで約七千里、そこから末盧国まで約四千里なのだから、ここから邪馬台国までは残りの一千里未満。九州沿岸のどこかからせいぜい70kmの範囲にしかならない。日本人がいくら「いや、日本の首都は大和だ」とがんばったところで、中国側は、朝鮮半島から対馬、壱岐を経由して九州に着いたあたりが邪馬台国と理解してきたに違いないのである。

ちなみに、九州北部は弥生~古墳時代前期遺跡の宝庫といってもいいほど各地でまんべんなく発掘されており、考古学上の証拠とも矛盾しない。そして史書の上でも、三国志(魏志倭人伝)以外の他時代の正史である晋書や隋書でもこのことは裏付けられるのだが、それはまた別の機会にして、魏志倭人伝に戻る。それでは「水行」「陸行」は何を意味するのだろうか。(この項続く)

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2007/12/18

マネケンのワッフル

もう40年以上も昔のことになる。家の父親が折に触れ仕事帰りに「船橋屋のくず餅」を買ってきたものだった。

ご存知の方もいらっしゃると思うが船橋屋はくず餅の老舗で、餅自体に味がないので黒蜜ときな粉をかけて食べる。あまりたびたび食べているとあきるのだけれど、うれしかったものである。後に東京に通学するようになって、船橋屋は父親の勤務地に近い亀戸天神にあることを知った。

それからおよそ20年後、今度は私が子供達にお土産を買ってくる年齢になった。当時は仕事が終わるのが遅く、店の開いている時間に家に帰れることは少なかったので、休日にオートレースに行って、たまたま浮いていると帰り道のケーキ屋さんでショートケーキやアップルパイを買って帰った。ついでに、払い戻しでたまった100円玉をわしづかみにして、「2人(兄妹)で分けな~」と渡すと、大層喜んだものだった。

さらにおよそ20年が経過し、お土産を買って帰っても初老の夫婦だけである。だからここしばらくは、どこかに寄って何かを買って帰るなどということはなかったのだけれど、最近になって久しぶりに立ち寄る店ができた。秋葉原駅構内にあるワッフルの店「マネケン」である。

実はワッフルはあまり好きではなかったのだが、たまたま職場でいただきもののワッフルを食べてみたら、これが非常においしい。調べてみたらマネケンという店のもので、その店が東京初進出で、つくばエクスプレスのため拡張した秋葉原駅に開店したことが分かった。

秋葉原なら通勤経路であるし、また上野ルームへの行き帰りに寄ることもできる。というわけで何週間かに一回、ワッフルを買いに行く。プレーン、メープル、チョコは定番で、この他に月替わりで限定商品が出る。「糖尿なのに、いいの?」と奥さんに言われるのがつらいところ。というのは、糖尿になったのもある店のとあるお菓子を食べすぎたからという説が濃厚であるからだ。

Manneken マネケンのワッフルでコーヒー。至福の時である。

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2007/12/17

For here or to go?

今回の遠征(もう、ひと月近く前になるが)は短かった割にいろいろ新しい経験があって楽しかったのだけれど、その一つに、つい最近覚えた慣用句をが使えるシチュエーションがあったことがある。

その言葉とは、"For here or to go?"。エクスカリバーのファーストフード、Manchu Wokで言われたのだけれど、迷わず"For here!"と答えられたのはうれしかった。この言葉の意味は、想像できるように「お召し上がりですか?お持ち帰りですか?」で、その場で食べていく場合は"For here."持ち帰りは"To Go."となるのであった。

これまでもマクドナルドとかスターバックスとか、ファーストフードを利用する機会はかなりあったはずなのだが、聞かれたことは記憶にない、というか、知らなかったから何にも答えなかったので、おそらく店員さんが気を利かせて持ち帰り用に包んでくれたのだと思う。今回は「お召し上がり」と言ったので、持ち帰り用の袋にはいれないでトレイのまま渡してくれた。

もう一つ、今回初めて聞かれた質問として、"Twenties or handred?"がある。これは記憶する限り今回の遠征が初めてであり、アジア某国を震源地とする偽ドル札騒ぎから端を発したものであることは間違いないだろう。

意味はもちろん、「100ドル札でいいですか?それとも20ドル札でお渡ししますか?」ということで、カシノのキャッシャーで聞かれる質問である。数万ドル単位ではそもそもキャッシュで払い戻すことはないだろうし、数千ドル単位でもすごい量になるのでそんなことは聞かれないと思うが、私のように千ドル未満の場合、そのままいろんなところで使う際に100ドル札だと嫌がられるということもあるのだろう。

同じように受け取りを嫌がられる香港のHK$1000は約15000円、アメリカの$100は約11000円である。日本の10000円札は、ここ当分の間そんな状況になるとは考えにくいので、やっぱり日本は暮らしやすいということになるのかもしれない。

Imgp0219_ Manchu Wok の中華(?)ファーストフード。ヌードルと鶏のから揚げオレンジ風味、野菜炒め、牛肉と香味野菜。これで$8と少し。

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2007/12/14

NFL WEEK15 展望

先週はNFCの3地区で優勝が決まった。AFCではペイトリオッツがすでに地区優勝を決めており、これで8地区中4地区で優勝が決まったことになる。残りの4地区についてもほぼ優勝チームは固まっており、今後はワイルドカード争いとペイトリオッツの全勝、ドルフィンズの全敗、ブレイディやモスの個人記録などに関心は移ってきそうだ。

ここらあたりになると注意しなければならないのは、すでにプレイオフを決めたチームが調整に入ってしまうことで、特に今年の場合は1回戦シードもほぼ固まっているので、これから3週間の「手の抜き具合」を予想することも必要である。そして、勝敗をある意味度外視して、来季に向けたテストと割り切るところも出てくるはずだ。

NFC残り1地区
   アトランタ・ファルコンズ(NFC南4位、3勝10敗)
○タンパベイ・バッカニアーズ(NFC南1位、8勝5敗) -13.5

NFC南地区は一昨年に続きバッカニアーズが優勝に王手をかけている。シーズン前にはほとんど人気薄だったにもかかわらず、アトランタはヴィックが抜け、キャロライナはQBが相次いで故障、昨年の覇者ニューオーリンズは序盤戦でのQBブリーズの乱調が響いて大きく出遅れた。

実際に、バッカニアーズの好成績は地区内の4勝0敗が大きく、地区外では4勝5敗とむしろ負け越している。QBガルシアは昨シーズンもマクナブ離脱を受けてイーグルスを地区優勝まで引っ張っており、今年もミスが少なく手堅いゲーム運びを見せた。もともとディフェンスはいいチームで、喪失ヤードはNFL3位、失点は2位とこの点ではすばらしい。

かたやファルコンズ。ヴィックの23ヵ月の禁固刑が確定し、今後少なくとも2シーズンはヴィック抜きでのチーム作りが必要である(そもそも復帰できるか?)。加えて、ヘッドコーチのペトリーノがカレッジ(アーカンソー)へ転出のため今週に入ってから辞任し、今後の展望が見えない状況である。

QBのハリントン、レフトウィッチともにスターターとしてはあきらめざるを得ず、現在先発しているレッドマンも来季以降を託すのは難しい。こうなると、ドラフトでいい新人を押さえるしかないが、そうなるとますます勝たない方がいいということになる(成績の悪い方が指名順位が上)。

バッカニアーズはここを落としても来週以降も弱敵相手で優勝を逃すとは考えにくいが、最後のホームゲームなのでここで決めたいはず。2TD差は現時点のチーム力の差からするとつくはずだし、飛び道具のないバッカニアーズとしては接戦にしたくないところ。

あとは予想だけ。先週も4勝1敗でしたw

   バッファロー・ビルズ(AFC東2位、7勝6敗)
○クリーブランド・ブラウンズ(AFC北2位、8勝5敗) -5.5

   ジャクソンビル・ジャガーズ(AFC南2位、9勝4敗)
○ピッツバーグ・スティーラーズ(AFC北1位、9勝4敗) -4

○インディアナポリス・コルツ(AFC南1位、11勝2敗) -10.5
   オークランド・レイダース(AFC西4位、4勝9敗)

   デトロイト・ライオンズ(NFC北3位、6勝7敗)
○サンディエゴ・チャージャース(AFC西1位、8勝5敗) -10

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2007/12/13

魏志倭人伝(5) ~常識で考える日本古代史22

2.2 邪馬台国の地勢(続き)

前回のあらすじ
魏志倭人伝は、中国の正史「三国志」の魏書の第三十巻、烏丸鮮卑東夷伝(うがん・せんぴ・とういでん)の中の、倭人について書かれている一節である。倭人伝の前に書かれている「韓伝」の記述から、出発点は帯方郡(現在のソウル付近)、一里は70~80mと換算される。

「解読不可能」的な言い方をされることの多い邪馬台国の位置に関する記述であるが、実はその内容は非常に簡潔である(ブログの1日分にしては長いけれど)。以下、そのキーになる部分を抜書きしてみる。(訳:taipa)

① 従郡至倭、循海岸水行、暦韓国、乍南乍東、到其北岸狗邪韓国、七千余里。始度一海、千余里至対馬国、・・・方可四百余里。帯方郡より倭に至るには、韓国を囲む海岸に沿って南また東に海を進み、倭の北岸にあたる狗邪韓国に到達する。ここまで七千里あまり。ここで初めて海を渡り、千里あまりで対馬国に至る。この国はおよそ四百里四方の広さである。

② 又南渡一海千余里、名曰瀚海、至一大国、・・・方可三百里。ふたたび海を渡る。この海の名は瀚海という。千里あまりで一大国に至る。この国は三百里四方の広さである。

③ 又渡一海、千余里至末盧国。ふたたび海を渡る。千里あまりで末盧国に至る。

④ 東南陸行五百里、到伊都国。東南に陸路を進み、五百里で伊都国に至る。

⑤ 東南至奴国百里。東南に進み奴国に至る。百里。

⑥ 東行至不弥国百里。東に進み不弥国に至る。百里。

⑦ 南至投馬国、水行二十日。南に進み投馬国に至る。(水行二十日)

⑧ 南至邪馬台国、女王之所都。水行十日陸行一月。南に進み、女王の都である邪馬台国に至る。(水行十日陸行一月)

⑨ 自女王国以北、其戸数道里可得略載、其余旁国遠絶、不可得詳。女王国より北については、そのおよその戸数や距離を記載することができるが、その他の国々についてはあまりにも遠く、詳しく述べることができない。

⑩ 自郡至女王国万二千余里。帯方郡から女王国までは、一万二千里あまりである。

この記載は中国正史のものであり、文脈として全く意味がとれないなどということは考えにくい(日本の学者の多くはそう主張しているのだが)。意味がとれなければ原稿の段階で直されたはずだし、この文章が長く読まれてきたということは、基本的に大きな写し間違いはない、つじつまが合う、と千何百年間の読者が感じてきたということなのである。

さて、この文章の最大の要点をあげよといわれたら、⑩以外をあげる人はそうはいないのではなかろうか。倭国北岸の狗邪韓国まで7000里だから、ここから邪馬台国までは5000里。例えば釜山を中心として半径350kmの円を描くと、南九州と広島あたりが何とか入るくらいの範囲にしかならない。

そして、その前の⑨に書かれているのは、「女王国より北の距離は分かる」ということなのである。では、①から⑧に書かれている内容は、⑨、⑩と矛盾しないかどうか。それぞれの内訳を足していくと、以下のようになる。

(郡→女王国)=(郡→狗邪韓国)+(狗邪韓国→対馬国)+(対馬国)+(対馬国→一大国)+(一大国)+(一大国→末盧国)+(末盧国→伊都国)+(伊都国→邪馬台国)

12000+γ=(7000+α)+(1000+α)+(400+α+400+α)+(1000+α)+(300+300)+(1000+α)+500+β=11900+6α+β

(対馬国と一大国は島であるため、海を渡ってから次に海を渡るまで、島自体の広さ=四角形の二辺分の長さを移動する必要がある。)

上のように、全体も内訳の合計もおよそ12000里で一致する。「余」と記載されている部分(α)と距離が明記されていない伊都国から先の部分(β)については、端数調整(γ)の範囲内ということで、それぞれ百里未満と考えればここもつじつまが合う。つまり、正史である三国志の読者は千数百年間そのように理解してきたと考えてよさそうだ。

となると、先ほどの「釜山を中心に半径350kmの円内」からさらに範囲が狭まり、邪馬台国は九州に渡ってからそれほど遠くにはないということになる。つまり、魏志倭人伝を普通に読めば、邪馬台国は九州北部以外と理解することができないのである。

では、何が長らく議論されてきたのか。それは、⑥、⑦に書かれている「水行」「陸行」の意味なのであった。(この項続く)

p.s.常識で考える日本古代史のHPはこちら

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2007/12/12

ラスベガス修行07年秋 ~ポーカーの奥深い世界52(完結編)

さて、翌11月25日は、もう遠征最後の晩である。前日、シーザースパレスから帰ってドリエルを飲んだら、それまでの睡眠不足の帳尻を合わせるように9時までノンストップで眠ってしまった。あわてて朝ご飯を食べにバフェへ。日曜日なので、エクスカリバーのバフェは朝昼兼でちょっとだけ高いが、そのかわりシャンパンが付く。朝からそんなに飲んでもいられないけれど。

東部時間の午後1時に始まるNFLのデーゲームは、西部時間のラスベガスでは午前10時である。この中継を見ようと思って、わざわざ$30高い37型テレビ付きの部屋にしたのである。下のスポーツブックに行けば全試合見れるが、やっぱり自分の部屋で一人ゆっくり観戦する方がいい。

しかし、中継の入っていたジャイアンツ対ヴァイキングスのゲームで、序盤からマニング弟が敵にパスをきっちり通す(インターセプト)。今年はあまりこういうことがなかったのに、わざわざ来た時に限ってやるんだからなー。これで、前の日買っておいたスポーツブック券は紙くずとなった。おもしろくないので、午後のゲーム(西部時間1時)もあわてて買いに行ったが、こちらも大差で勝つはずのアリゾナが8連敗中の49ナーズに負け、パーレイが紙くずになる。

さて、そんなことをしている間に夕方になる。新4コーナーの歩道橋を渡ってMGMグランドへ。ここのポーカールームは広くて居心地がいいし、参加費もそれほど高くないのでお奨めである。午後6時スタートの$125バイインに登録。飛んだら8時半のラクソーに転戦する予定であった。

ここのトーナメントは基本的に6テーブル。3000点スタート、25-50から倍々で上がっていき1ラウンドは30分である。オーバーフローしたり早飛びしたプレーヤーは、”alternative”として最初の3ラウンドだけ順番に入ってくる。だから、3ラウンドまではリバイがあるのと同じ感覚で、早めに勝負していく必要がある。

みんなそのように思っているらしく、1ラウンドからどんどんオールインが入る。ここでは1RのミドルポジションでAJが入り、アーリーのレイズ300を800でリレイズ。ここはコーられて、フロップはすべてスモールカード。相手チェックにオールインすると(打ち過ぎ)、ちょっと考えてコール。出てきたのは99。セットになっていなかったのでひと安心。

ターンでいきなり。申し訳ないが、逆転でダブルアップである。その後、KQリンプインでがトップペアとなり、QJと打ち合いになってここでも大きく増やし、7500点に。あとはおとなしく、3ラウンド終了を待つ。4ラウンド200-400も手堅くスチールでやり過ごして、5ラウンドからはアンティ100の400-800。いよいよブラインド&アンティの取り合いである。

テーブル整理になって、対面にフェリックス・トリニダードに似た若い奴が入ってくる。こいつがえらくアグレッシブで、やたらとレイズ、リレイズをかましてくる。おまけにというか、この時ちょうどNFLのペイトリオッツvsイーグルス戦が佳境に入っており、私の席からはテレビは背中になるので気になって仕方がない。この時点で、絶対有利のはずのペイトリオッツがリードされていたのである。

カードを捨ててはテレビを見るという落ち着かない状況でAQoが入ってきた。ポジションはボタン。3人コールで入っているので、相手を絞ろうと思ってメイク3000点のレイズ。他は下りてくれたのだが、トリニダード似が”リンプインだからねー”とかいいながらオールイン。チップ量は私より多い。ここで迷ってしまった。下りても原点以上はある。負けたら、即飛びである。結局、AQを見せて下りた。後から考えると、ここが勝負時であった。

そして、その後は当然のように自然死一直線である。6ラウンドのアンティ200、800-1600で、残り3テーブル。ほぼBB強制オールインで、相手がナッツフラッシュ。勝ち目はなかったが念のため見てみると、8だか9だかがワンヒットで、フロップの時点では勝っていたけれども、どうしもしようがない。

時計を見ると、8時30分を回ったところで、この日も次のトーナメントには参加できなかった。仕方がないので、エクスカリバーに戻ってステーキハウスで夕食。ナパ・バレーの赤ワインをボトルで飲みながら、ひたすら反省。そして部屋に帰ったが前の夜寝過ぎたせいか目がさえてしまい、結局朝までBJやスロットマシンをして過ごした今回の遠征でありました。(完)

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2007/12/11

ラスベガス修行07年秋 ~ポーカーの奥深い世界52(続き)

シーザースのトーナメントは25-50からで1ラウンドの時間も長い(このトーナメントは40分)のだが、かといって手を絞っているとアンティラウンドが早々に始まってしまう。だから、そうそうゆっくりしてはいられない。ましてや90人も参加しているのだから、早めにダブルアップしないとすぐにショートスタックである。

相変わらず手は来ない。ハイペアはおろか、AT以上が来る気配すらみえない。当然、下りてばかりである。2ラウンドの50-100、SBでハンドはQ5o。3人コールしたので、参加。BBもチェックで、珍しくフロップを見ることができた。

フロップQ52のレインボー。なんと、ツーペアである。もちろんチェックで回す。ミドルポジションからポットベットが入る。にっこり笑ってチェックレイズを入れると、相手はリレイズオールイン。プリフロをコールで入ったことからみて、ペアやAQではなさそうだ。QヒットでキッカーK~9あたり、現状勝っているはずとみてコール。案の定Q9だった。

そのまま何も起きず、ツーペアの勝ちで8000点にほぼダブルアップ。”Blind Special!”といわれる。ああ、これはほんとに英語だったのね。間もなく2ラウンドが終わって休憩。ディスプレイを見ると92人中残っているのは46人。こんなにブラインドが低いのに、もう半分しか残っていないのであった。

3ラウンドからは早くもアンティ25が始まって100-200。1周で550減るけれども、おかげさまでそれほど急ぐ必要はない。ほぼ「見」で回して4ラウンド、アンティ50の200-400、スチール一発で1000点以上手に入るあたりから動き出した。A8でスチール、ATでスチール、そしてAKが来て2000点打ったところで、リレイズオールインが入る。絶好のタイミングで、もちろんコール。

相手はTT、ほぼ互角である。なにしろ、この日初めてプリフロでコールできるハンドである。これで負けたらしょうがないと気楽に見ていたら、フロップの一番上にいきなりである。よくやった。T出るなよ、よしっっ、そのままKペアで再びダブルアップ、アンティ、ブラインドを合わせて15000点を超えたのであった。

しかし、良かったのはここまで。4ラウンドを終わって残り30人、平均チップはあるし、もう一回ダブルアップすればイン・ザ・マネー、と思って手を待つが、最初に述べたように全く手が来ない。5ラウンド(アンティ100、400-800)、6ラウンド(アンティ200、600-1200)の80分間は、A7とか99とか危なっかしいハンドでスチールして何とか15000点を確保するものの、増やせそうな展開にはならない。

この休憩で残り2テーブルの18人。イン・ザ・マネーは9着からなので、あと半分。飛んだら出るつもりだった11時のトーナメントも、すでに始まっている。ここからはショートハンドの戦い、アンティとブラインドを積極的にとりにいかないと、ただでさえ平均を割っているのにさらに苦しくなる。

7ラウンド、アンティ300、1000-2000。平均チップはおよそ25000点になるが、10000点前後の人も半分くらいいて、「入れ頃」である。幸いこのラウンドはSBスタートだったが、1周の間に3人飛んでテーブルバランス、両テーブルとも7人ずつで残り14人となった。

次がUTGというところで、来たハンドはKJクラブのスーツ。この日のハンドの中では上位5%以内に入るハンドである。持ちチップの約半分、8000点でレイズ。なんとかスチールできないかなと思っていたら、すぐ下から約10000点のオールイン。かなり負けてるっぽいが、下りる訳にもいかずコール。相手はAQo、ナイスハンドである。

結局この対決はフロップでQJともに出てしまい、これが致命傷となった。残り5000点となって、BBのA4sでオールインし、2人コール。「ん?これ勝ったら戻るじゃん」と思ったが、フラ目なし、Aも落ちずで終了。開始から5時間と5分、真夜中の0時5分に14位での終了となりました。

あとたった5人、と思うと何とかできなかったかと思わないでもないが(結果的にKJを下りてA4をオールインすれば、スチールできたかも、とか)、序盤から最後まで全くと言っていいほど手が来ず、コネクトやスーツで参加してもドローにすらならなかったことから考えると、ちょっと無理という結論に達した。まあ、前回遠征の残り3テーブルから2テーブルに、少しは前進してよかったなあと思いながら、真夜中のストリップをエクスカリバーへ戻って行ったのでありました。(この項続く)

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2007/12/10

ラスベガス修行07年秋 ~ポーカーの奥深い世界52

11月24日土曜日、ステイプルズセンターでボクシングを観戦した12時間後、すでに私はラスベガスへのノースウエストに乗っていた。今回の遠征は実質3日間、少しの時間も無駄にすることはできないのである。

昼前にはラスベガスに到着、タクシーで今回の宿エクスカリバーに向かう。まだ1時前だったが、チェックインの行列ができていたので、その後に並ぶとあっさりチェックインできて、おまけにもう部屋を使ってもいいという。厳しいスケジュールの中、少しでも余計な時間を過ごさなくていいというのはありがたい。

今回の遠征目的の一つ目はボクシング観戦だが、二つ目はいままさに佳境に入っているNFLのスポーツブックを実地に体験すること、そして三つ目がポーカートーナメントへの参加である。部屋に荷物を置き、さっそくスポーツブックを探す。

場合によったらMGMグランドまで歩かなければならないと思っていたが、エクスカリバーのスポーツブックも十分すぎるほど大きかった。ストリップ側の入り口からすると奥、シャトルバス乗り場の近くに、大画面とたくさんの小画面で、競馬やバスケットボール、そしていまやシーズンたけなわのアメリカンフットボールを中継している。そして、もちろんその勝敗についてここで賭けることができるのである。

この日は、カレッジフットボールの注目ゲームが多く行われており、現時点のランキング2・3位のミズーリ対カンザスも西部時間の午後5時半からのスタートとなっている。とはいえ、カレッジの勝敗まで予想できないので、翌日のNFLのフットボール券(?)を買い、レストラン街にあるファーストフードManchu Wok(中華と書いてあるがちっとも中華じゃなくむしろエスニック)で昼・夜兼の食事をすます。

さて、この日参加するつもりのポーカートーナメントは、午後7時スタートのシーザースパレスのデイリートーナメントである。なぜここかというと、前回来た時にすごくポーカールームが広々していてよかったのと、次のトーナメントが午後11時からあるので、負けたら続けて参加できるからである。

最初にお断りしておくと、今回の遠征でプレー時間はほぼ7時間だったが、その間AAは一度も来ず、KK1回・JJ1回はスチールしただけ。AKは2回来ただけというきわめてハード・ラックなハンドに耐えなくてはならなかった。だから、今回の報告ではドラマティックな展開はほとんどない(それは、いつもそうだが)。

$150バイインのリバイなし、5000点スタートの1ラウンド40分だから、最初のうちは様子見である。ハンドも悪いが、スーツやコネクトで面白そうだと思って参加してみても、ドローにすらならないという引きの悪さである。25-50なので、大体レイズ・リレイズと入るのでフロップで出来ていないと下ろされてしまう。

結局、スチールで1回ポットを手にした後はずるずると後退し、5000点が4000点と少しに減ってしまった。ボードをみると参加者は94名。まだまだ勝負は先なのだが、早くも気だるい雰囲気になってきてしまった。(この項続く)

Imgp0221_ エクスカリバーのスポーツブック券。写真をとらなくても、結局当たらなかったので持って帰れました。

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2007/12/07

NFL WEEK14 展望

先週はペイトリオッツがまたもや大苦戦、20.5という大量ハンデにもかかわらず、第4クォーター残り55秒まで4点リードを許したまま4thダウン5という絶体絶命のピンチから逆転勝ちした。

このゲーム、NHKの中継ではカットされていたが、残り10分と少しのところで、レイヴンズが敵陣30ヤードからパスに出てインターセプトというとんでもないプレーがあった。ここで普通にランからフィールドゴールを狙えば10点差で、仮に残り時間で10点とられたとしても延長、おそらくは最後のペイトリオッツの攻撃は時間切れとなっていたはずだから、かなり惜しいことだった。

ペイトリオッツは止まらない
   ピッツバーグ・スティーラーズ(9勝3敗、AFC北1位)
○ニューイングランド・ペイトリオッツ(12勝、AFC東1位) -11

先々週フィラデルフィアに残り7分、先週ボルティモアに残り55秒で辛くも逆転勝ちしたペイトリオッツ、全勝優勝に向けて、おそらく最後の難関といってもいいスティーラーズとの一戦である。ハンデは日曜日の-15から急激に下がって-11、スティーラーズの評価が上がっている。

スティーラーズは先週、仮想ペイトリオッツともいえるベンガルズ戦を24-10で完勝した。相手QBカーソン・パーマーのパスを44本中17本しか成功させず、ハシュマンザーダ、チャド・ジョンソンらのWR陣を183ヤード、タッチダウン0と完全に押さえ込んだ。特に、3回のレッドゾーン・ディフェンスでTD1回のみというのはすばらしい。

かたやペイトリオッツ、ここまでほぼ100%ドライブしてきたQBブレイディのオフェンスが止まるようになってきた。これは他のチームから研究されてきたのと、ベリチックがプレイオフ以降に備えてプレイのバリエーションを少なくしていることもあるような気がする。

とはいえ、ここ一番というところでデイフェンスが踏ん張っているし、何しろ連勝を続けていることは大きい。ハンデも2TD以内と手ごろになってきているし、ペイトリオッツに期待。スティーラーズは、ここに来てロスリスバーガーのインターセプト癖が再発してきているのは気がかり。ベンガルズ相手ならともかく、ブレイディ相手にミスは致命傷になる。

あとは予想だけ。この方式がよかったのか、先週も勝ち越せました。

○ダラス・カウボーイズ(11勝1敗、NFC東1位) -11
   デトロイト・ライオンズ(6勝6敗、NFC北2位)

   オークランド・レイダース(4勝8敗、AFC西3位)
○グリーンベイ・パッカーズ(10勝2敗、NFC北1位) -10.5

   キャロライナ・パンサーズ(5勝7敗、NFC南2位)
○ジャクソンビル・ジャガーズ(8勝4敗、AFC南2位) -10.5

○ニューオーリンズ・セインツ(5勝7敗、NFC南3位) -4.5
   アトランタ・ファルコンズ(3勝9敗、NFC南4位) 

p.s.本編HP更新しております。見てね。

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2007/12/06

ハットンvsメイウェザー戦展望

WBC世界ウェルター級タイトルマッチ(12/8、米ラスベガス)
○チャンピオン フロイド・メイウェザー(米、38戦全勝24KO) -245
   挑戦者 リッキー・ハットン(英、43戦全勝31KO) +195

いつまでたっても若手代表のようなメイウェザーだが、もう30歳になる。今年5月にはデラホーヤとのスーパーファイトに勝って5階級制覇チャンピオンとなったが、”パウンド・フォー・パウンド”という意味では逆に評価は落ちているようだ。適正ウェイト以上のクラスでの戦いが続き、「各階級を通じて最強」どころか、「クラス最強」であるかどうかも疑わしいというのがその要因だろう。

2001年のコラレス戦(スーパーフェザー級=130ポンド)、2003年のヌドゥ戦(ライト級=135ポンド)、2005年のガッティ戦(スーパーライト級=140ポンド)が強かったのは何といってもKOで決着したからで、ただ相手のパンチを当てさせないというだけでは”パウンド・フォー・パウンド”とはいえない。

ところが、ウェルター級(147ポンド)に上げてからのジュダー戦、バルドミル戦(ともに判定勝ち)では倒せそうな気配がなく、スーパーウェルター級(154ポンド)のデラホーヤ戦に至っては前半を明確に失っていた(2-1判定勝ち)。今回は再びウェルター級に戻しての防衛戦だが、この階級の他団体王者であるコット(WBA)、シントロン(IBF)、ウィリアムス(WBO)そしてマルガリト(前WBO)らと比べて、メイウェザーが明らかに強いとはいえず、逆にメイウェザーの方が対戦を避けてきた節がある。

今回のハットン戦も全勝の英米対決で盛り上っているが、ハットンは一度ウェルター級チャンピオンとなっているものの、その後適正階級であるスーパーライトに戻している。今回比較的オッズが接近しているのは、ハットンが前の試合でメイウェザーも苦しんだホセ・ルイス・カスティージョをKOしているからで、確かにハットンの馬力は驚異的だが、これが通用するのはスーパーライトまで、ということもまた言えそうである。

つまりメイウェザー陣営は、「注目される試合ではあるけれども危険性の少ない相手」とうまくマッチメークしている訳で、この試合もオッズ以上の実力差があることは間違いない。メイウェザー判定勝ちにブラックチップ。なお、この試合、ラウンドプロップでは11.5のo/u、つまりKOか判定かというオッズも出ていて(どちらの勝ちでも構わない)、KOのオッズは+200、つまりJRA式で3倍である。(ハットン勝ちのオッズより高い!)

p.s.同じウェルター級の日本タイトルマッチも今夜行われます。三階級制覇の湯場忠志と"亀田一家入り"で有名になった牛若丸あきべぇ(騒ぎの前に亀田一家から協栄に戻った)。かつての実力なら間違いなく湯場だが、若いあきべぇの一気の台頭があっておかしくない組合せ。深夜3時頃にTBS中継あり。

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