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2007/12/06

ハットンvsメイウェザー戦展望

WBC世界ウェルター級タイトルマッチ(12/8、米ラスベガス)
○チャンピオン フロイド・メイウェザー(米、38戦全勝24KO) -245
   挑戦者 リッキー・ハットン(英、43戦全勝31KO) +195

いつまでたっても若手代表のようなメイウェザーだが、もう30歳になる。今年5月にはデラホーヤとのスーパーファイトに勝って5階級制覇チャンピオンとなったが、”パウンド・フォー・パウンド”という意味では逆に評価は落ちているようだ。適正ウェイト以上のクラスでの戦いが続き、「各階級を通じて最強」どころか、「クラス最強」であるかどうかも疑わしいというのがその要因だろう。

2001年のコラレス戦(スーパーフェザー級=130ポンド)、2003年のヌドゥ戦(ライト級=135ポンド)、2005年のガッティ戦(スーパーライト級=140ポンド)が強かったのは何といってもKOで決着したからで、ただ相手のパンチを当てさせないというだけでは”パウンド・フォー・パウンド”とはいえない。

ところが、ウェルター級(147ポンド)に上げてからのジュダー戦、バルドミル戦(ともに判定勝ち)では倒せそうな気配がなく、スーパーウェルター級(154ポンド)のデラホーヤ戦に至っては前半を明確に失っていた(2-1判定勝ち)。今回は再びウェルター級に戻しての防衛戦だが、この階級の他団体王者であるコット(WBA)、シントロン(IBF)、ウィリアムス(WBO)そしてマルガリト(前WBO)らと比べて、メイウェザーが明らかに強いとはいえず、逆にメイウェザーの方が対戦を避けてきた節がある。

今回のハットン戦も全勝の英米対決で盛り上っているが、ハットンは一度ウェルター級チャンピオンとなっているものの、その後適正階級であるスーパーライトに戻している。今回比較的オッズが接近しているのは、ハットンが前の試合でメイウェザーも苦しんだホセ・ルイス・カスティージョをKOしているからで、確かにハットンの馬力は驚異的だが、これが通用するのはスーパーライトまで、ということもまた言えそうである。

つまりメイウェザー陣営は、「注目される試合ではあるけれども危険性の少ない相手」とうまくマッチメークしている訳で、この試合もオッズ以上の実力差があることは間違いない。メイウェザー判定勝ちにブラックチップ。なお、この試合、ラウンドプロップでは11.5のo/u、つまりKOか判定かというオッズも出ていて(どちらの勝ちでも構わない)、KOのオッズは+200、つまりJRA式で3倍である。(ハットン勝ちのオッズより高い!)

p.s.同じウェルター級の日本タイトルマッチも今夜行われます。三階級制覇の湯場忠志と"亀田一家入り"で有名になった牛若丸あきべぇ(騒ぎの前に亀田一家から協栄に戻った)。かつての実力なら間違いなく湯場だが、若いあきべぇの一気の台頭があっておかしくない組合せ。深夜3時頃にTBS中継あり。

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