珠海中葯谷(続き)
さて、タクシーの時間待ちがあったり渋滞があったりして、中葯谷に着いたのは7時半近くになってからだった。デポジットRMB\500を預けると、部屋に案内される。例のマッサージフロア「国医養生館」の上、3階が客室となっており、約20の客室がある。1ベットのVIPルームに通されるが、普通料金のため、サウナとスチームは使ったら有料ということである。
中国はあまりトイレがきれいでないところが多い。国医養生館のトイレも水洗ではあるのだが床面に四角く穴が開いている奴なので、客室もちょっと心配したのだが、普通の洋式トイレだったのでほっとした。洗面所もきれいだし、アメニティグッズもそろっている。ちゃんと扉のついたシャワールームもあった。
荷物を置き、部屋に置いてある作務衣に着替えて、まず食事である。昼に機内食を食べてから、8時間近く食べてないのでかなりお腹がすいた。ここには「葯膳館」という薬膳レストランがあるはずなのだが、時間が遅いためかあるはずの場所を見ても真っ暗である。仕方なく「珈琲庁」というところに入る。
メニューを持ってきたが、全部漢字である。アルコール類が書いてないので、「碑酒(ビール)はありますか?」と聞いたが、首を横に振る。健康テーマパークだからだろうか。メニューを見てもよく分からないので、RMB¥80ほどのコース料理をお願いするが、これもできないと言う。やれやれ。仕方がないので、鶏と野菜の炒め物らしきものと炒飯をオーダーする。
出されたお湯を飲みながら、料理を待つ。最初に来たのは鶏と野菜の炒め物、のはずだったのだが、何かやたら鶏が小さくきざんである。食べると、細く小さい骨のようなものがある。味は淡白でくせがないが、鶏のモモだったらあるはずの皮や脂がなく、これは断じて鶏ではない。そう。私がオーダーしたのはおそらく田鶏(カエル)なのであった。
まあとにかく炒飯はおいしかったので、お腹がふくれたところでお風呂へ。ここのお風呂は男女兼用で、水着着用であることは事前に調べてあった。なければ共用のものを貸してくれるのだが、もちろん自分のものを用意してある。更衣室を通って室内にプールと4、5の内風呂、外には大きなプールと露天風呂が10以上あるが、外は真っ暗でしかも大雨なのであきらめる。
内風呂は近づくだけですっぱい匂いがする醋湯や、茶湯、泡湯などがあるけれども、どれもぬるくて物足りない。唯一いい湯加減だったのは散寒湯というお風呂で、いろいろと薬草が入っていそうだったが、中国人にとっては熱すぎるせいか誰も入っていなかった。しばらくあたたまるが、海パン着用のせいか今一歩リラックスしない。
更衣室で再び作務衣に着替えて、いよいよ国医養生館でマッサージである。今回は「中医特色足療」と「中医特色四点全身療法」を1小時(1時間)ずつ、じっくりと体をほぐしてもらう。2時間でRMB\176、日本円で二千数百円なのだから格安以外に言うべき言葉がない。ほとんどひと気がなかった館内も、10時半すぎに部屋に戻る時にはマッサージ中の人が十数人いて結構にぎわっていた。
今回じっくり見て思ったのだが、この宿のコンセプトはどうみても日本の温泉宿である。ロゴマークはひらがなの「ゆ」だし、本格的なマッサージや薬膳に特色をおくというのも、日本人の発想に近い。そして名称の「珠海和田度暇村酒店」(度暇村は休暇村、酒店はホテルの意味。HPに飛べます)。和田というからには、ここはもともとヤオハンが出資してできたのかもしれない、と思ったりした。
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コメント
ははは、田鶏ですか。
中国に住む人は一度は通る道ですね。はい、私も
しっかり通って来ました。(笑)
「和田」の由来は何でしょうね。シルクロードの町
「ホータン」の漢字名は「和田」ですが、それとも
関係なさそうですし。手広く色々なものに手を出していた
ヤオハンもさすがに温泉には手を出していませんし。
ちなみに今上海の私が住んでいるホテルマンションは
全盛期和田さんが上海にいた時住んでいたマンション
だそうです。
投稿 さまよい人 | 2008/02/28 14:56
>> さまさん
コメントありがとうございます。
> 中国に住む人は一度は通る道ですね。はい、私も
> しっかり通って来ました。(笑)
まさか、よりによってこんなに中国食品が騒がれている時期に、初めて食べるとは思いませんでした。
今回マカオの新八百伴に行った時食品売り場をみたら、いちごだのほうれん草だのといった日本から輸入した野菜・果物がけっこうありました。値段は日本で買った場合の3~4倍なんですが、売っているってことは買う人もいるんですね。
> ちなみに今上海の私が住んでいるホテルマンションは
> 全盛期和田さんが上海にいた時住んでいたマンション
> だそうです。
うわー、豪勢。さすが、さまさんです。ヤオハンといえば「おしん」のモデルと言われましたが、拡大するのも早かったけど潰れたのもあっという間でしたね。なつかしいバブルの時代でした。
ではでは。
投稿 TAIPA | 2008/02/29 08:14