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2008/02/04

ストラドル杯 ~ポーカーの奥深い世界56

ストラドル杯(スト杯)は、由緒ある大会である。

その最初の開催は前世紀のことになるというから、長い歴史と伝統を持つ大会ということになる。今でこそ毎日いろいろな場所でポーカートーナメントが開かれているが、当時はポーカー愛好者もそれほど多くはなく、定例的に開催されるトーナメントはストラドル杯がほとんど唯一のものだったということである。

だから、ストラドル杯を勝つというのは大変名誉あることとされる。私がポーカーをするようになったのは2004年9月のリゾカジ・ラスベガスオフからで、上野ルームに行くようになったのは翌年の夏頃からなのだが、当時のスト杯はそれこそ歴戦の猛者達の集まりで、キャリアの浅い私など、いいようにやられたものである。

そして、その対策として編み出したのが「玉砕オールイン作戦」なのだが(このあたりはこのシリーズのバックナンバーを見ていただければ)、そういうことをブログに書くと、「スト杯を勝てるようになってからにしたら」みたいなことを言われてかなり悔しい思いをした。でも懲りずにポーカーのことを書いていたら、いつのまにか56回目になってしまったから早いものである。

勝負は時の運で、いくら勝とうと思ってもそうそう勝てるものではない。確率的には、仮に40人の大会だとすると、40回参加したときの優勝回数の分布は「0回」「1回」「2回以上」でほぼ等しくなるはずである。今回が35回目の参加だから、まだ優勝がないからといって悲観するには及ばない。

とりあえず、今年1~3月の目標はスト杯ポイントの上位で争われるシーズン決勝への出場である。幸い、1月の2回の大会はいずれもファイナルテーブルに残ってポイントを積み上げている。今回が今年3回目、ここもとりあえずポイントを獲得したいところである。

この日も満員盛況で5テーブル。指定されたのは2番テーブルで、周りを見回すと、あまり対戦したことのない人が多い。最近はJPL(ジャパン・ポーカー・リーグ)からの参加者が多いと聞いているので、おそらくその方々だろう。知っているのはⅠさんと、最初バケーションだったRさん、Nさんくらい。序盤でスーパー・アグレッシブの人に巻き込まれるとつらいので、そういう人がいないことを祈る。

1ラウンド、25-50。回ってきた最初のBBで、いきなりQQである。4人コールで回ってきたので、300点レイズする。2人下りて、3人でフロップ。と、あとはばらばらの数札。500点ベットするが、二人ともついてくる。一人はⅠさん、もう一人はマスクをかけた女性である(以下、Mさんとお呼びする)。うーん、手が読めない。

まさかAA、KKでコールで入っているとは考えにくいし、仮にそうだとしてもリレイズして来そうなものである。「QQでしょ?」とか言ってるⅠさんはAKでなければスモールペア。AQ、AJならこちらの思う壺だ。しかしMさんは全く分からない。単にルーズコーラーであることを願うが、もしそうでなかった場合、変に動いて致命傷を受けるのは避けたい。

ターンはラグ。私がの300ベットに、Ⅰさんがレイズメイク600。Mさんコール、私もコール。この時点で、ブラインドは25-50だというのにポットは4000点を超えている。リバーもラグ、ここはチェックしたか端数をベットしたかよく覚えていない。全員コールで私はQQを見せる。「やっぱりね」とⅠさんはマックするが、Mさんの開いたのはJJ、セットである。

オールインしなくて良かったと少しは胸をなでおろしたものの、いきなり1500点以上のマイナスである。そして、この後怒涛のミスマッチが始まった。AQ、AJ、AT、ローカードのペアなどが次々と入ってくるので、コールで入ったり時にはレイズしたりするものの、全くボードとかみ合わない。トップペアで打ってもコールされ、後から大きなカードが出て先に大きく打たれる。チップはあっという間に1500点まで減ってしまった。しかし、まだ開始から30分しか経っていないのである。(この項続く)

p.s.ポーカーの奥深い世界のバックナンバーはこちら

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