マカオ・コロアネ島(続き)
バスターミナルのある総統前広場からさらに直進すると、50メートルも行かない間に海に行き着く。向こう岸に見えるのは、中国・珠海市である。ここから左右(方角でいうと南北)に広がるのが、コロアネ・ビレッジである。ゆっくり歩いても1回り30分もかからない小さな村であるが、なんともいえない雰囲気がある。
そして、家々はあまりきれいとは言えないのに、止まっている車はほとんど新車であるあたり、マカオの好景気の影響が及んでいるということなのだろう。
突き当たりを左(南)に向かう。コロアネ・ビレッジには海岸沿いを南北に通っている大通りと、そこからやや内陸に入ったところを平行に通っている裏通りしかない。だからまず対岸の中国側を見ながら大通りを南下するのだが、総統前広場から4、5分もかからない近くに、有名なフランシスコ・ザビエル教会がある。まっ黄色の目立つ外観をしているので、すぐに分かる。
日本のマカオ観光案内では、必ずといっていいほど載っている教会だが、あまりひと気はない。周辺には観光客目当てと思われる飲食店や土産物店と思われる店(とはいっても、屋台と大して変わらない)が並んでいるが、どこも開いていない。というよりも、しばらく前からやっていないのではないかという雰囲気である。
建物の中に入ってみる。おごそかに教会音楽が流れていて、左右に何列かずつ並んでいるあまり広くはない礼拝室と、もう一つ資料室のような部屋がある。資料室には、アジアにキリスト教が布教されてきた歴史についての展示物があり、英語と中国語の説明が書かれていた。
ご存知のようにフランシスコ・ザビエルは16世紀のカトリックの宣教師で、日本にキリスト教を伝えたことで有名である。もともとはポルトガル王の求めにより当時ポルトガル領であったインド西岸のゴアに派遣されていた。その後、中国そして日本へと布教していったのであるが、日本への出発点となったのが当時やはりポルトガルの拠点であった広州である。
その後マカオがポルトガル領になったことにより、ザビエルの名を冠した教会がこの地に残されることとなったものであろう。とはいえ、マカオの人々にキリスト教が根付いているかというと、どうやらそうではなさそうだ。実はコロアネ・ビレッジには他にもいくつかの宗教施設があるのだが、にぎやかだったのはむしろそちらの方だったのである。(この項続く)
フランシスコ・ザビエル教会。マカオらしいパステルカラーで、建物の中はそれほど広くはない。
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コメント
お菓子の家みたいー(・∀・)
投稿 びびり姫 | 2008/03/12 08:08
>> びびちゃんへ
どうもコメントありがとうございます。
この色合いはマカオ市街地ではおなじみですが、タイパ島ではハウス・ミュージアム、コロアネ島ではこのザビエル教会くらいでしょうか。まさしく昔のマカオって感じでいいですよね。
そういえば、以前のカシノには、まさにポルトガル系って人がいたのですが、最近のカシノではほとんど見られなくなりました。急激な人口増加は、こんなところにも影響しているのかもしれません。ではでは。
投稿 TAIPA | 2008/03/12 09:29