2008/05/14

AJPC’08東京予選通過! ~ポーカーの奥深い世界61(完結編)

ファイナルテーブルは10人、うち6名が予選通過となる。平均チップは15000点、私の持ちチップは12000点。見回すと10000点未満のショートスタックは5人。このままの位置を確保できれば残れる。そして上家がGONティーでチップリーダー、下家もそこそこチップを持っている。ボタン決めの結果、SBからの再開となる。

アンティ400の1500-3000、ここが終盤最大の勝負どころだった。みんな下りて順番が回ってきた場合、どうするか。下家のチップをちらっと見ると、私より3000点ほど多い。BBを守ろうとするより、無難にブラインドを受け流してショートスタックがつぶれるのを待ちたいはずだ。

だとしたら、ブラフが利く。ここでオールインした場合、こちらのチップ量が少ないだけに、そこそこのハンドとみるはず。相手の立場になって考えれば、勝負に出て勝てばいいけれど、もしもじゃんけんに負けると、次のSBでほとんど強制オールインになる。私なら、AKでも下りる。AA、KKでもない限り、ノータイムダウンである。

しかし下家は知らないプレイヤーである。もしかしたら「Aがあればコーるひと」かもしれない。そんなことを考えていたら、はたしてボタンのGONティーまで全部下りである。何か手がかりがほしい。1枚ずつめくる。AかKだったらもう一枚は見ないつもりだったが、3dだった。

もう一枚。何か手がかりくれよーと念じてカードをめくる。あれ・・・同じ色で同じ数字、3hである。手がかりができた。カードを戻して、チップを前に出す。「オールイン!」この日受けられて負けるとゲームセットになるオールインは、序盤のQTs以外はこの1回だけである。

下家はしばらく考えるが、こちらもペアだから受けられてもそれなりである。そして、結局下りてくれた。8500点のポットを獲得して、チップは18600点に。33を開いて見せたのだが、余計なことだったかもしれない。

ラウンド11は、アンティ500の2500-5000。他の予選もほぼここいらで決着している。BBはショートスタック、誰かがレイズしたいというところでQQ。もちろんレイズしてオールイン要求。BBは上少しだったのでコールしたが37で何も起こらず、ここもポット獲得して残りは7人、あと一人である。チップは29000点とほぼ安全圏に到達、後は何もしなくても大丈夫のはずだ

と思ってBBでもAが来ても全部下りていたのだが、あとの一人がなかなか決まらない。とんだ計算違いである。次からはアンティ1000の4000-8000という声がかかる。BBまであと3人、まずい、回ってきたら今度は私がショートスタックだ。思わずチップを数える。まだ20000点近くあるので1周は持つけれど、命がけのBBになってしまう。

そこで上家のGONティーがレイズメイク10000点、これにSBのひろママさんがコール。上に3000点くらいなので、GONティー「やばいなー」といいながらコール。ハンドオープン、GONティー99vsひろママAK、五分五分である。ここでGONティーが勝ってくれれば、6名確定でゲームセットである。ひろママには申し訳ないが、頼むGONティー、決めてくれー

フロップが開くとそこにはがあった。セットである。あとはよく覚えていない。最後が出たような気がするが、とにかくGONティーの、そして私の逃げ切りが決まった。「チッブリーダーの仕事だからね」と語るGONティーは、決勝進出を決めたテーブルの残りメンバーから握手攻めである(コスプレの君からは握手されなかったらしい)。

いろいろと作戦を考えてやっていたつもりだったけれど、計算違いで長期戦となって危なくなり、結局GONティーのおかげでようやく予選通過である。ポーカーはいくら計算してもそのとおり行かないし、なぜなんだろうというくらい確率どおりに決まらない。それでも勝って終わった時は、「ホントに、参っちゃうよなー」で済むのである。

この日の東京予選A~Cからは、いのさん、まおすさん、ちばさん、べいさん、ジェームス、GONティーといった顔なじみが決勝大会に進み、あとからAJPCライブレポートをみると夜の部のD~Eからはいそさん、かずさん、あんがーさんが勝ち上がっていた。来週の予選からはどんなメンバーが勝ち上がってくるのか、とても楽しみだ。

そして私であるが、これで来週は土曜日にシニア、日曜日にメインと連戦となった。もちろん、目標は2冠である。この日は3時間でAA、QQと来た。運が上向いてくれたら、もっとすごいことになるはずである。

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2008/05/13

AJPC’08東京予選 ~ポーカーの奥深い世界61(続き)

開始からまだ30分ほどしかたっていない。命がけのオールインだがこちらのハンドはQTクラブのスーツである。2人コールで開けないし、呼び込みもできないのはつらい。しかしブラインドよりかなり大きなオールインだから、コールした相手もハイペアか少なくともAK、AQあたりのハンドであろうと思われた。

フロップが開いて、クラブのローカードが3枚である。フロップフラッシュ。しかし喜ぶのはまだ早い。ライブプレイヤーはチェックチェック。ターンでハイカードが出たが、クラブではない。ここで一人がベット、もう一人がコールしてサイドポットができる。二人ともフラッシュはできていないようだが、1枚持っている、それもAかKである可能性は十分。

リバークラブだけはやめてくれ、と祈ったらダイヤ。予想通りどちらもクラブスーテッドではなく、サイドポットはハイカードのヒットで決まった。私の開く番。「エースペア?」という声が聞こえたが、もっといい役である。Qハイフラッシュ、これでショートスタックからトリプルアップして一気にテーブルのチップリーダーになってしまった。

こうなったら、積極的に行くのみである。おりしも4ラウンドからアンティが始まってポットが大きくなる。一度は死にかけた身である。ペアが入ったら迷わずレイズした。またこの日はペアがよく入った。2から10まで全部来たのではないだろうか。99でぬーぼーさんのAKにKヒットされてチップを減らしたり、77vs99から7がセットになり危ういところを脱したりしたが、少しずつチップは増えて10000点を超えた。

このあたりで特に印象深かったのは、テーブル移動したヨッシーさんとの3連戦である。残り3テーブルで1人がBBよりちょっと大きいオールイン、ヨッシーさんがレイズメイク800に対して、65sでコールしたらこれがストレートになった。その後、ヨッシーさんのレイズにAQでコールしてフロップが落ちたり、A5vsJJではAだけでなく234と落ちてストレートになったりして、ヨッシーさんにはちょっと申し訳なかった。

そして残り2テーブル、上家がショートスタックからオールインに対し、ハンドを見ると20時間ぶりのAA様である。相手を増やしたくないのでレイズオールイン。上家から出てきたのはA3、勝率85%である。3467と落ちて一瞬冷や汗をかいたが、なんとか逃げ切ってチップは18000点。

この時点で、さすがに予選通過を意識してしまった。勝ち抜けのトーナメントはチップ量1位になることが目標ではない。チップを1枚でも残すことが大切なのである。そして、チップ量優位な体勢を維持するため不必要なリスクテイクは避けたい。シフトチェンジして次のブラインド1500-3000は勝負せず、ボタンを通過したところでとうとうファイナルテーブルとなった。チップはおよそ12000点。ブラインドはアンティ400の1500-3000のままである。(この項続く)

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Mokkobara あまり関係ありませんが、家のもっこうばらがきれいに咲きました。(ほんとはちくわさんとメイドディーラーにしようと思ったけど、AJPCのサイトに載っているので・・・)

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2008/05/12

AJPC’08東京予選 ~ポーカーの奥深い世界61

いよいよAJPC(全日本ポーカー選手権)である。参加費無料で優勝すればWSOPメインイベントだから、電車賃を入れても完全に「オッズが合う」。ポーカープレイヤーのはしくれとして、参加しない訳にはいかないトーナメントである。

第二回の今年は、協賛団体枠がなくなって出られる予選も一つだけ、まさに一発勝負である。定員50人の予選が東京・大阪合わせて15、そこから各6名が本戦に勝ち抜けする。予選通過の90名に、シード10名が加わった100名で、チャンピオンを決める決勝大会が行われることになる。

そしてもう一つの大きな変更点が、ゲームの短時間化である。昨年の予選は1日がかりで100人を9名まで絞るというものであったが、今年は予選が多くなったため約3時間で50人を6名に絞る。ブラインドも15分おきに上がる。3000点持ちの 25-50で始まって1時間15分たったラウンド6には250-500のアンティ75と10倍以上にきつくなる。

さらに1時間後のラウンド10には1500-3000のアンティ400、原点の3000点持っていても強制オールインになる。そして大体このあたりがファイナルテーブルになるようだ。 感覚的には、上野の部室というよりもDUKEのトーナメントに近いかもしれない。

申し込んだのは2時半スタートの東京予選C。17日の土曜日はシニアトーナメントがあるので、11日しか予選に出られないのと、仮に早トビしてもこの日に行われるレディースDay1の熱戦がちょうど佳境に入るあたりだからである。

余裕をもって開始3時間前に会場のセガ本社に到着。ここは家から電車1本で着くのだが、2時間近く座っていなければならない。久し振りにお会いするリゾカジマスターやちくわさん(主催者)にごあいさつ。ハッターさんやサイキさん、マッコーさんもフロアーの中にいる。レディースはクラクラちゃんがチップリーダーで、生独さん(妻子持ちだが)が赤ちゃんの子守りをしている。しばらくご一緒させていただく。

東京予選のA組は12時スタート。観戦していたら、いのさんが88ペアオールインを2オーバーにコールされて、しかもヒットされてしまったにもかかわらず、リバー8が出て大逆転(フルハウス)というゲームを目の当たりにした。やっぱりこういうところを引けないと、短い時間のトーナメントは勝てないと思った。

顔なじみのみなさんと挨拶したりしていたら、あっという間にトーナメント開始時間の2時半になる。主催者発表によると参加者は48人、予選通過は6名。8分の1の確率である。私のテーブルには、めえめえさん(私的にはかなり苦手としている)とぬーぼーさんがいらっしゃるが、前後2人は知らないプレイヤーである。

しばらくは淡々とゲームが進行する。1ラウンドでATをスチールするが、相変わらずハンドは良くない。「手は入らないと思え」という先週の作戦を引き続きとるしかなさそうだ。なにせ、およそ80ハンドで勝負がついてしまうのである(実はこの予選はそんなに簡単に決着がつかなかったのだが)。

50-100の第2ラウンド、UTGの次でTT到着。レイズメイク450にBBからコールされる。フロップローカード。BB200ベットにレイズメイク800、しかしこれもコールされる。ターン、リバーともローカードでチェックチェック。BBが開いたのはJJ、一目負けている。あっという間にショートスタックである。

こうなっては仕方がない。そのすぐ後に来たのがQcTcここで粘っても仕方がないと思ってオールイン。観戦していたLupinさんから、後から「あそこはチルトになってたんじゃないの?」と言われてしまった場面である。2人がコールした。私が嫌いな、開けないオールインとなってしまった。(この項続く)

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2008/05/08

JSOPスト杯ミニ ~ポーカーの奥深い世界60(続き)

開始1時間半を超え、ラウンド6、200-400あたりからはいよいよサバイバル戦である。チップは原点あたりなので、感覚はほとんどノーリミットと変わらない。レイズ、リレイズが入るとオールイン覚悟である。

そろそろ手が来てもいいよと思ったのだが、ハイペアはまたお休み期間に入ってしまった。AKでレイズするが、コーられてフロップヒットしないとただのAハイ、打たれたら下りざるを得ない。AQからAヒットして辛くも命拾いするが、55はフロップAKxと出てダウン。そんなことをしている間にラウンドは進み300-600、さらに400-800となる。

テーブルは残り2テーブルからあと2、3人でファイナルというところまで整理されたが、私のチップもBBの2倍くらい。強制オールインが近い。手は入らないつもりだが、それでも少しは希望が持てるハンドでオールインしたい。UTGの次くらいで5h5dが来た。

テーブル残り6人なので、これで行くしかないとオールイン。ライブプレイヤー2人コール。そしてフロップは、347オールダイヤモンド。ガッツショットストフラドローである。そしてターンは2枚目の。5と6の6アウツはまず勝ちで、ダイヤの9アウツでも希望あり。ローカードばかりなので、もしかしたら現時点で勝っている可能性もある。

とにかく、ダイヤの6が出てしまえば相手が44だろうが77だろうが勝ちである。しかし、ライブプレイヤーがいるので呼び込みができない。だから開けないオールインはあまり好きではないのである。そしてリバーは。7ヒットがいたので5ペアは負けで、ここでゲームセットとなった。

こうして結果としてはあまり良くなかったのだけれど、ゲームが終わってからいつものようなもやもや感があまりなかった。おそらく、たくさんのゲームに参加したことと、最後にエキサイティングな展開となったことが原因なのではないかと思う。

そして夜の部のスト杯メインも、オールイン対決をK399で勝ち残り、最後AAとぶつかってしまった時もA3sだったのでわずかなチャンスが残るなど、そこそこ善戦して5テーブルで12位、現在の調子からするとまずまずの結果を残すことができた。

この日の2戦、計6時間をプラスして、AAが入らない連続時間は18時間に伸びた。1時間40ハンドとして、720ハンド、確率は2.6%である。運勢偏差値30といったところなので、まだまだ下に向かう余地はありそうである。来週はポーカーの祭典AJPC(全日本ポーカー選手権)東京予選だというのに。

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2008/05/07

JSOPスト杯ミニ ~ポーカーの奥深い世界60

JPPAに会員登録すると、上野ルームのライブ映像を見ることができる。ライブカメラはメインテーブル(窓から2番目)の上に取り付けられているのだが、この日の私の席はディーラーの正面あたり。そのため私の「寂しい頭頂部」がライブ映像にずっと映っていたことをひなどんから指摘されてしまった。

いまさら年より若く見えるなどと見栄を張るつもりはないのだが、やっぱりこういう映像(ひなたさんは携帯に撮ってきてくれたのである)を見るとシニアなんだなあと感じる。肩に力を入れたところで若い人たちには敵わないと改めて感じたので、次回からは年長者だということでいたわってやってください。

さて、連休後半の5月3日のスト杯ミニは、JSOPとの合同トーナメントである。JSOPは、JPPAがWSOPの日本版として毎年5月に開催しているシリーズで、さまざまの種類のトーナメントを行ってその年のチャンピオンを決めるものである。リミットホールデムをやると1ラウンドに手が集中して入ってしまうので不参加の予定だったが、せっかくなので参加することにした。

上野ルームに着くと、普段は2テーブルの土曜午後なのだが、3テーブルと盛況である。さすがに、JSOPのタイトルが懸かると違うようだ。そしてこの日のテーマは「手は入らないものと思え」である。現在の調子ではいいハンドは望めない。その前提で、どう勝負にしていくかということをテストしてみようという訳である。

1ラウンド25-50、目一杯打ち合っても500点くらいにしかならない。普段より多い4000点スタートなので、2、3回やられたところですぐに命がけということにはならないだろうということで、普段より多めにフロップを見に行く。心配していた1ラウンドに手が集中して入るということもなく、上位10%以外の手ばかりが入るが、原則的に、BBからカットオフまで4回はレイズが入ってもコールしてみた。

セカンドペアとかポジションで積極的にベット、レイズする。不思議とみんな下りてくれる。普段は参加しないJ5がフルになったり、2ラウンドに入って11時間ぶりのハイペアKKが入ったりしてくれて、チップは6500点を超える。好調である。

普段ならこのへんまで点数が増えると、シフトチェンジして人数がある程度減るのを待つのだが、今日は手が来ないのがテーマである。引き続き果敢にゲームに参加する。しかしこの頃から、微妙にボードに嫌われてしまう。ストドロ、フラドロは引けず、トップペアは2ペアやフラッシュにまくられる。ブラインドも75-150、100-200と大きくなっているので傷も大きい。

まあ、いつものことである。ゲーム開始30分で6500点まで増えたチップは、次の1時間で元に戻ってしまった。(この項続く)

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2008/04/22

マイナス思考 ~ポーカーの奥深い世界番外編

注.表題どおり、気の滅入る記事です。ご注意ください。

JPPA上野本部、通称「部室」に、畏友BBSTARさん作成のポーカー標語集が掲示されている。いわく、「人に当るな、当てるのはボードだけ」「いつまでもあると思うな、親とスタック」「怒るな客が減る」等々である(記憶なもので少し違います。すみません)。

これを見るたびに、人間死ぬまで修業だなあと思う。他人に手が入り自分には来ない。自分が引きに行くと絶対引けないのに、引かれちゃいけない場面ではしっかり引かれる。ポーカーをしている時間の大部分がそうなので、正直なところそれをコントロールするのがすごく難しい。

最近ようやく自分の運の流れが分かってきて、私の場合、人の何倍も運の偏りが大きい。手が入らない時には本当に確率1%以下のようなことが平気で起こる。逆に入る時にはありえない入り方をする。問題は、リミットホールデムの序盤でいくら入ったところで、勝負にはほとんど影響しないということである。

先週のWPJ5では6時間半とうとうAAが来ず、KKも序盤の1手だけだったが、その流れは続いていて、火曜日のSTEPS、土曜日のストラドル杯、日曜日のスト杯シーズン決勝と、AAからJJまでのハイペアがとうとう1度も入らなかった

AAが12時間来ない確率は、1時間40ハンドとして約9%。これはまあ、仕方がないかもしれない(私の場合)。しかし、AAからJJまで10時間来ない確率は、0.03%である。ちょっと勘弁してほしい数字である。

もちろん、手が来ないなら来ないなりの打ち方をすべきなのだが、ハンドが悪いという時点で、かなり気分は落ち込んでいるのである。なぜか人のところにAA、KK、QQが嵐のように入っているのを見ていて、穏やかな気持ちでいるのはかなり難しい。

そして、そういう時は例外なくボードにも裏切られるのである。STEPSでは、Q以下のペア二人と私のAKというオールインの場面で、AもKも出ず。ストラドル杯ではTTでオールインしたらshadowさんのAKとぶつかり、フロップでAが2枚出た。

スト杯シーズン決勝ではAJオールインでotonnさんから出てきたのはKK。あっさりAが落ちるはずもなく敗退。夕飯前に帰ることになって奥さんから「もう帰ってきたの!」と言われてしまった。

ポーカーの祭典AJPCまであと1ヵ月、手が入る気がしないし、ボードにも当たる気がしない。かなりまずい状況である。底なしのマイナス思考に陥りつつある。

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2008/04/16

WPJ5決勝 ~ポーカーの奥深い世界59(その3)

第5ラウンドは200-400。5000点弱しかないので、次にレイズしたら命がけである。そして、スチールできるぎりぎりのチップ量である。オールインスチールをしたり、ブラインドでたまたま当たったりしてなんとか生き残るが、チップは増えない。そして、この間にも何人か飛んで、ラウンドが終わる頃にはあと1人でテーブルブレイクというところまできた。

第6ラウンド、ここからアンティ50、300-600である。これからは下りているとどんどんチップが減る。そして、たとえオールインしてもみんな厳しいチップ量なので受けられてしまう可能性が大きい。しばらくしてショートのiguさんがオールイン。そして自分のハンドを見ると99である。

実はここまで6時間近くプレイしてきて、最高ハンドがKK、それ以外にハイペアは来ていない。だから99は、本日2番目のいい手ということになるのである。iguさんは堅いプレーヤーだからハイペアの可能性が高いが、もしかしてAとハイカードがあるかもしれない。なんといっても、チップ量が私より少ないショートスタックなのだ。

しばらく迷ったが、オールイン。出てきたのはQQ。まあ仕方がない。ボード68Tと出て、7と9の6アウツまでチャンスは広がったが、結局そのまま押し切られチップ量はとうとう2000点を割ってしまった。

ここはなんとかしのいだのだが残り2テーブル、ブラインドはさらに上がってアンティ75の450-900。いよいよどこかでオールインをしなければならない状況となった。ミドルポジションでAT、いつまで待っても今日はこのくらいのハンドしか来ないのでオールイン。2人コールしたので開くことができない。

リバーでが出たのでもしや、と思ったのだが、その前に出ていたをチップリのながっちさんが持っていてここでゲームセット。16位での終了となった。

ちなみに、この大会を優勝したkopaさんは、私が飛ぶ直前にAAオールインを決めて危険水域から一気に安全圏に抜け出したところだった。kopaさんおめでとうございました。(といいながら、同じような位置から抜け出されてとってもくやしい)

瀕死状態で2日目に突入するのなら、ここで飛んだのはむしろ良かったのかもしれない。今年の特徴はAとハイカードは多かったがほとんどボードとかみ合わず、しかもペアが来なかったということであった。高い方からいうとKKがスチール、99、77はそれぞれオールイン負けである。

もしかしたら、序盤自重した中に絶好のチャンスがあったのかもしれないが、それは作戦だから仕方がない。いずれにせよ、今回は直前に体調を崩したのが大きかったと考えることにしよう。幸い、シーズンは始まったばかりである。

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2008/04/15

WPJ5決勝 ~ポーカーの奥深い世界59(その2)

この時点で、同じテーブルでもShinさんは飛んでいるし、せりかっちはAAvsKKのオールイン対決でKが落ちてしまいゲームセット、あちらの卓ではSatoさんが終了している。序盤抑えたのは悪くない作戦だったはずだし、実際に手も入っていない。ここからが本番である。

しばらくしてAQからフロップKJ4、ターンという場面。BBSTARさんのベットに喜んで!とコールしたら、iguさんがレイズである。AK、AJ、QT、セットのどの手でも入っていたらありそうなアクションだし、現状負けているので下りる。リバーではもちろんが落ちて、iguさんは4のセットだった。

またしばらくしてショートスタックのharuhiさんからオールインが入ってハンドを見ると77。1500点くらいだったのでコールすると、相手はAJ。ボードにはAが2枚しっかりと落ちて、またチップをざっくり減らす。

さらにこのラウンドの終了間際、スモールブラインドでK9。コールで回ってきたので参加する。ボードにKとスモールカードが落ちたので打って出ると、チップを持っているりえさんがレイズ。ここでコールしてしまい、その後も打たれてずるずるコール。相手はK7でフロップからツーペア。ワンペアでは勝てない。

結局、第4ラウンドが終わって夕食休憩時には4850点、1ラウンドでチップを半分以上減らしてしまった。1時間の休憩があるので、近くのコーヒー屋さんでアイスラテを飲みながら一人で反省する。

ただ、どこが悪かったのかというと、明らかなミスはなかったような気がした。このへんから行かないと、ブラインドが上がってから苦しくなる。AJレイズをリレイズされて下りるのは間違っていないはずだし、AQvs44で4が落ちたのも、77vsAJでAを引かれたのも、じゃんけんに負けたということである。

最後のK9vsK7では、SBで参加しなければ良かったということはあるものの、トップペアヒットで打って出て悪いという理由が見あたらない。しかも、最初からキッカー負けとかセットというならともかく、結果的に25%を引かれてしまったのである。

夕食前までに8人がゲームオーバーとなり、残りは3テーブル23人。チップ量はスタート時点のトップ4人、ながっちさん、shadowさん、りえさん、inoさんがさらに増やしており、入賞圏の7位は15000点前後。生き残っていれば、チャンスはなくはないと思い直して部室に戻ったのであった。(この項続く)

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2008/04/14

WPJ5決勝 ~ポーカーの奥深い世界59(その1)

4月第2週はWPJ5、今年度の世界選手権ポーカー日本代表決定戦である。入賞すると、WSOPの出場権が得られる大きなトーナメントである。開催日時は早くから発表されている。だから、その前の週に体調を崩す奴がいるとしたら(私である)、崩す方が悪いのである。

ポーカーにおいて、集中力は勝敗を分けるかなり大きな要因であろう。中1週のブランクと直前調整を行えなかったことは、その点においてかなりのビハインドである。ボードを見た一瞬で戦局の展開を読み、相手の反応を探り、自分のアクションを決定する、そのプロセスが相当部分さびついてしまうのである。

それならオンラインポーカーで調子を整えればいいかというと、それはどうだろうか。実際に人を相手にするのと、ディスプレイを通して戦うのとはちょっと違うと思うし、だいいち敵の顔が見えない。一種の勝負勘、おおげさにいえば危機察知能力がオンラインの場合働きにくいのである。

そんな訳で試合当日を迎えた訳であるが、一瞬の判断力に不安を抱える中で最も可能性のある作戦として、「できるだけ参加せず、参加した勝負を確実に取るようにする」のがベターであると思われた。だから勝負はブラインドが上がって200-400以降、それまでは勘が鈍っているのだから抑え目に行こうと決めた。

99点あるので、10200点スタート。平均チップは12000点前後らしいので、若干それよりも低い。それでも31人中10位だから、悪くはない位置である。入賞は7位からと発表される。約4分の1の確率である。

1ラウンド25-50。オープニングでAQが入り、Aヒットで初ポットを獲得。しかし、その後は長いトンネルに入る。あまりいい手が来なかったこともあるが、セカンドヒットやフラッシュドロー、ストレートドローで下りていたのは当初の作戦通りなので仕方がない。2ラウンド50-100、基本的に、全部下りた。AKはもちろん、トップペアヒットや2ペアでも下りていたので、中には実際には勝っていたハンドもあったようである。

2ラウンド終わって、チップは8775点。じりじりと減らしている。3ラウンド75-150。このラウンドはいいハンドが来た。KKはスチールに終わったが、AQで参加したゲームはフロップJJQからリバーでが到着、QフルJというこの日のベストハンドをあがることができ、チップ量も11300点と原点を上回るところまで伸ばすことができた。

次の4ラウンド、125-250。昨年ゲームセットとなったラウンドである。これだけチップがあれば、昨年のように夕食前に飛ぶことはなさそうだ。ブラインドも上がってきて、そろそろ勝負に入るタイミングでもある。このラウンドに入ってすぐ、ボタンでAJが入った。メイク750点のレイズ。しかし、SBのShadowさんにメイク3000点のリレイズを食らう。チップ量に差があるので下りざるを得ない。いっぺんに、浮いていた分がなくなった。(この項続く)

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2008/03/31

99点で決勝へ ~ポーカーの奥深い世界58

先週末はWPJ5(世界選手権ポーカー日本代表決定戦)最終戦の6maxであった。この日は湯河原でストラドル杯もあるのだが、成田空港の近くから湯河原まで行くのは辛いので、いつもどおり上野ルームへ。電車からみる満開の桜が見事である。乗り換えの浅草駅も、隅田川で花見をする人が多いためか混雑していた。

昨年のWPJ4は、年間で77点集めて決勝戦に臨んだ。今年は10月に早くも決勝進出の60点をクリアしたのだが、その後急激に伸び悩んで3月のJUMPSを終わって99点、なんとも中途半端な数字である。ぜひとも3桁にして4月第2週の決勝を迎えたいところである。

ただし、そのJUMPS(リミットホールデム)の負け方はあまり良くなかった。1ヵ月ぶりに来たAAを、95にまくられたのが致命傷となったのである。確かに、リミットの場合レイズしても付いてこられてしまうので、ノーリミットに比べてAAは強くない。それでも、95にやられるというのはショックである。フロップ9がトップペアで、リバー5が出てツーペアになったので、相手も下りようにも下りられないシチュエーションだったのも確かだけれど。

さて、この日の6max(リミットホールデム)である。前半のリバイラウンド、開始早々にA+ハイカードが続けて入るが、ボードにAが落ちず。その後ぱったりと手が入らなくなる。まあ、リミットだからコネクトやらスーツ、ハイカード2枚でぼちぼち参加する。一度KJがフルになったが、後は大した手が上がれず最後はオールインを負けて、結局4リバイ+4アドオンで後半へ。リバイのなくなるここからが勝負である。

ブラインドは400-800、持ち点は12000点からの再スタートとなる。しばらくして44が到着。普段なら参加しない手だが、負けている時は仕掛けなければならない。レイズが入っていたけれどコールで参加。フロップ567、ターンでと出てストレート完成。これで勝負をかけられるチップ量になった。

そのすぐ後、ブラインド600-1200でAA到着。レイズが入っていたのでリレイズで相手を減らそうとする。が、誰も下りない。6maxなのにプリフロで4人残り、すでにポットは15000点近く。フロップ753。まさか64で参加している奴もいないだろうし、77ポケットでもどうかというところ。しかしベットしてもみんなついてくる。

ターン。うーん、QQだったらいるかもしれないなあと思いつつ、レイズしてとうとうポットは30000点を超える。そしてここで一人オールインとなり、リバーragでそのまま。相手がセットなら仕方ないとあきらめてオープンすると、なんと下家のハンドは75のツーペアである。2週続けて、同じような手にAAをまくられてしまった。

結局このダメージが大きく、次のブラインド1000-2000で自然死状態となってしまったのだけれど、これで3月は、1回もAAでポットを取れないというひどい月になってしまった。こんなことなら、AAなんか来なくていいよ、と思いつつ、それでも決勝戦は昨年の二の舞とならないようがんばりたいと思ったりする。とにかく、昨年より20点以上多いのである。

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2008/02/20

初防衛失敗 ~ポーカーの奥深い世界57(続き)

前回も2000点を割り込んでショートスタックとなってしまったが、今回はさらに状況が悪い。すでにラウンドが進んでしまっているのである。またもやブラインドが上がってアンティ50の300-600、ということは次にブラインドが回るとほぼ自然死となってしまう。

幸いにボタンを終わったばかりだから、あと何人かいる。しかし、引続き手は来ない。先月はJ3oでオールインしたが、この日は絵札さえ来ないのである。そして、間の悪いことに上家のしださんがテーブルバランスで移動となり、UTGの予定がBBとなる。ここもレイズが入ってハンドを見ると94oとても無理である。

アンティ50点とSB300点を払うと、手許に残ったのは1000点チップ1枚と25点が2枚である。ハンドは82oさらに悪い。しかし、なぜか誰も参加せずにボタンまで来て、ボタンも600点だけ置いてコール。一瞬おいて、「オールイン」である。レイズがいないここはおそらく最後のチャンスである。そしてここでコールしても750点しか残らないので、フロップ後のベットにも迫力がない。下りてくれる可能性が0ではない以上(下りてくれるとは思わないが)、全部入れるしかない。

BB、ボタンともにコール。アクティブプレーヤーが2名いるので、手は開けない。フロップでJとが出た。ターン、リバーともスモールカードである。Jを持たれていない限り勝てるかもしれない。「8ヒット」と手を開くと、「その手でオールイン?」と言われてしまう。あとの二人はA持ちで、辛くも逃げ切ってトリプルアップである。

しかし、良かったのはここまで。残り3テーブルまでがんばってはみたもののハンドは来ず、最後は残り約4000点を44のポケットペアでオールイン。H氏にKJで受けられ、ボード89T7Qご丁寧にも7からKまでのストレートを作られてのゲームセット。私が飛んで2テーブルになったので、おそらく19位だったのではないかと思う。

1月のJ3oに続き82oという究極のオールインをしてしまい、もう怖いものはなくなったのが最大の収穫である。でも結局のところ、この夜の3時間弱のプレーで、上位10%ハンドはスチールのJJとオールインコールのATsの2手のみ。120ハンド配られたとして、この確率は0.03%。これで残れたらかえっておかしいくらいである。

そして、2月に出たホールデムのトーナメントがこれで5回目、延べプレイ時間は16時間余となるのだけれど、とうとうAAが来なかった。「AAの来ない2月・・・そういえば皇帝のいない八月という映画があったなあ(1978松竹・主演は渡瀬恒彦)」と帰りの電車でふと思ったりした。・・・3月も続いたらどうしよう。

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2008/02/18

初防衛失敗 ~ポーカーの奥深い世界57

2月16日土曜日はストラドル杯。前回2月2日の大会で初優勝を果たしたため、今回の大会は初防衛戦というか、「賞金首」である。私のバウンティには特製マウスパッドの賞品がつくのであった。

この日の前半、スト杯ミニのラズでは、普段鬼のように入るはずのバカラハンド(45、36、27、A8)が全く入らない。看板がエースだとホールカードはQQとかKJとか、ゲームを間違えているのではないかというハンドが続く。やっと来たA3でベットしていったら表にもAと3が出てツーペアになる始末、最後は続けざまにブリングインとなってゲームセットとなった。まあ、後半のスト杯メインで手が来ればいいやと思ったのだが、この考えは少々甘かった。

今回も5テーブル満席である。なんといっても初防衛戦であり、無様なゲームはできないと気合を入れる。そして今回設定したテーマは、上位10%ハンドが来た時のオフェンスとディフェンスだったのだが、そんなことを考える余地もなかった。とにかく、全くハンドが来なかったのである。

来ない時の常で、上位10%どころかコネクトもスーテッドもほとんど来ない。その結果下りてばかりいるのでチップはそうそう減らない。5テーブルがブレークするまでの2時間弱で、獲得したポットはわずか4回。そのうち上位10%ハンドだったのはJJスチールの1回だけ。あとは全部ポジションがよかったので参加したら、たまたま当たってくれただけという状況であった。

アンティ25の200-400のBBを払ったところでテーブルブレイク、そして移動した先で再びBBになってしまい、ここの3ハンドで1075点減らして手元に残ったチップは3500点くらい。そして次のボタンで、本日2度目の上位10%ハンドが入る。ATダイヤのスーテッドである。そしてショートスタックのUTGが1350点のオールイン。

ばたばたと下りて私の番。ブラインドとポットで800点、オールインが1350点。正直なところ、あまり参加したくはないシチュエーションである。とはいっても、この調子ではあと2周待ってもAT以上の手が入る可能性は低い(実際、来なかった)。オッズが合うのは相手が99以下のペア、あるいはAと9以下の組み合わせとか絵札2枚の場合だが、逆にTT以上のペアやAK、AQ、AJなら合わない。

まあ、負けても半分は残るしと思ってコール。もしSB、BBからレイズが入ってもコールするつもりである。SB、BBはフォールドでこのままヘッズアップとなり、UTGが開いたカードはJJ。これではAが落ちるかダイヤがフラッシュにならなければ勝てない。「あっさりエース!」と呼び込むが、H坊ではないので当然出ない。そのまま何も起きずにJJの勝ちで終わり、逆にこちらが約2000点とショートスタックに突入してしまった。(この項続く)

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2008/02/06

ストラドル杯優勝! ~ポーカーの奥深い世界56(完結編)

ファイナルテーブルの9人に残った。これで今年に入って3週連続である。チップは30000点と少し。右の席になったRさんが40000点くらい、対面のBさんは1000点ではなく5000点チップがタワーになっており、おそらく15万点近くあるのではないかと思われた。あとの6名はそのあおりを受けて1~2万点未満である。

アンティ400で、1500-3000。1周回ると8000点飛んで行くのでゆっくり構えてはいられない。右のRさんがリンプイン、ハンドはAQs、微妙である。ひとまずコール。後ろのアクションのBさんがメイク40000点くらいのレイズ。オールイン要求である。ショートスタックのBB(BBさんではない)がコール、Rさんは下り、私も下りた。現状3位で9着エンドは悲しいし、1周待てば私よりきつい人が何人か飛び込むはずだからである。

実際、1周待つ間に2人がゲームオーバーになる。そして、Bさんはほとんどすべてのハンドオールイン要求で、ショートスタックと取ったり取られたりしている。このまま待っていては、こちらはチップを減らす一方で、勝負を賭けた人に追いつかれるのは目に見えている。そして再びBさんはレイズたくさん。こちらが手を開くとQQ。この日のベストハンドなのだが、前回はJJにセットを作られて大打撃を受けている。とはいえ、もうこれ以上待ってもこの日はAAもKKも来そうにない。「オールイン!」

Bさんから出てきたのはKJだっただろうか絵札が2枚、しかしペアではない。Kさえ出なければ勝ちというところで、見事に逃げ切りダブルアップ、チップを増やして抜け出した2番手となった。その数ハンド後、今度はATクラブのスーツ。やはりレイズで入っていたBさんにリレイズすると、コール。相手はと何か、クラブのスーツである。よし、フラッシュでの負けはない。

「あっさりエース!」と気合を入れたら、フロップでいきなりが出た。そしてそのまま逃げ切り、2ハンドでBさんを逆転、今度は私が12万点以上持ってチップリーダーになったのである(実は数え切れないくらいチップが来てしまい、しばらく正確な自分の持ちチップが分からなかった)。

いくらチップを持っているとはいえ、慣れない金持ちプレイなどしたら墓穴を掘ることになる。一番優勝できる可能性がありそうなのは、とにかくチップ優位のままヘッズアップに持っていって、オールインの一撃に賭けることである。できればチップ量の3/4を押さえてしまえれば2回のうち1回勝てばいいことになるが、そうはうまくはいかないだろう。

実際、ファイナルテーブルに残ったとき2番目にチップを持っていたRさんとのヘッズアップになったのだが、チップ量は2:1。最初のオールイン対決に負けたとしてももう一度チャンスはあるが、立場が逆になってこちらがショートスタックになる。しばらくはぶつからないが、Rさんは2度オールインをかけてきている。確率的に、上位10%ハンドではなさそうだ。

次のRさんのオールインで手を見ると、Kc2sである。相手がAとローカードなら、不利ではあるが致命的という訳ではない(例えばA9vsK2なら、勝率は65%:35%)。まかり間違ってQJとかJTとかだったら、むしろこちらが有利だ。いつまでも下りていたらいつかは追いつかれる。一度は受けてみるべきだろうと「コール」、ところが出てきたのはAcKsである。うわ、なんでよりによって今回はマジ手なんだ。

フラッシュでの勝ち目もないため、勝率では21%:78%と、圧倒的に不利である。だが、中盤のA5に続いてここでもupsetが起きる。なんとフロップは2h5d8cが落ちたのである。この段階で、勝率は逆転して84%:16%。あと2枚のうちにAが落ちるか、58Kの組合せで2のペアが死んでしまうことがない限り、優勝である。

ターン7h、リバー6h。ハートのフラッシュや9ハイ、8ハイストレート、上目のペアなどいくらでも強い手はあるのに、2のワンペアの勝ちである。そもそも読みどおりなら、A2をはじめA4からA9まですべて負けているのだから、ポーカーは何が起こるか分からない。

Rさんと、応援してくれた3位のべいさん、ミニトーで残っていたドレちゃんと固く握手し、喜びを分かち合う。今年初勝利が、ストラドル杯メインの初優勝である。そして、今年はヘッズアップ1戦1勝である。いつも帰りの電車はヘッドフォンでiPODを聞きながら落ち込んだ気分をまぎらわすのだが、この日は1日の展開を振り返ってうれしい反省会で、あっという間の帰路であった。

この日の勝因を分析してみると、おそらくかなり大きかったのは、Bさんが半分以上のチップを集めてしまい、その中に私が苦手とする人が相当数含まれていただろうということと、逆に私のテーブルはおとなしいテーブルで、苦しい時期に比較的落ち着いた展開に恵まれたということ、そしてジョシュことShadowさんが、満員御礼のため参加できなかったことなどがあげられるだろう。

ところで、私の優勝によほど驚いたらしく、翌朝起きたら雪が積もっており、JRAの府中開催は中止になってしまった。

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Yushou_board 記念すべきスト杯初優勝のボード。

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2008/02/05

ストラドル杯 ~ポーカーの奥深い世界56(続き)

その後1回ポットを獲得して2000点まで戻しはしたものの、5000点が原点だからショートスタックもいいところである。ここは一発オールインでダブルアップしなければ、このままではどうにも戦いようがない。しばらく待つと、JJが来る。オールインすると、Ⅰさんがコール。やはり先ほどのビッグポットを逃しショートスタックのⅠさん、考えることが一緒である。

しかし出てきたのは99で、なんとか確率どおり逃げ切る(プリフロップの勝率は81%:19%)。これでチップは4000点に戻り、そんなにあせらなくてすむようになった。できればこの日(2月2日)、22オールインを宣言しているせりかっちや、久々にお会いしたしおなっぱ夫妻(kopa&なっち)やドレちゃんと同じテーブルになるまで粘りたいなあと思った。

そんなことを考えていたら、レイトポジションで22が来た。さすがにオールインはできないが、とりあえずレイズで入ったら、BBがコール。フロップAK2。BBはAヒットだったので、ベット500、1000をコールしてもらえて、7000点まで増やす。しかしこの日初めての原点オーバーで安心したのが良くなかったのか、その後ばったり手が来なくなった。さらにアンティが始まり、飛ぶ人が増えてテーブル整理となり、チップ持ちが集まってきた。逆に手持ちのチップは5000点に近づく。

前にも書いたように、今年は2周以上待たないことに決めている。そして、5000点の原点でがまんできるのは、現在の私の力ではアンティ50のブラインド300-600までである。だから、すでにそのブラインドになっていて、ミドルポジションで前が全員下りて、ハンドがA5sなら行くしかないのだが、SBのBBさんが重々しく「コール」を告げた。そして出てきたのはAK、これでは勝率25%なのである。

実はこの1週間前のトーナメントであるJUMPSで、私が最後飛んだのはA5オールインで、その時の相手もAKでBBさんなのであった。まさにDeja Vuというやつである。2週続けて、「5!5お願い」と叫ぶことになるとは思わなかったが、確率25%でも2回続ければ44%になる(1-0.75×0.75)。そしてなぜかフロップに5が出て、ここを勝ち残ってしまったのである。BBさんには申し訳なかったが、75%をいつも勝てない私なので、大目に見ていただくことにしよう。

ここでチップは10000点を超え、しばらくして気がつくとテーブルのチップリになっていた。この間、特に大きく動くことはなかったのだが、ショートスタックの人がオールインするとなぜかトップペアを持っていたり、フラッシュになったりしたのでやっぱりツイていたということだろう。それと、なぜかべいさんがBBの時にAQとかTTとか入って、スチールさせていただいたことを覚えている。いつも自分のBBが狙われるような気がするのだが、きっとこれもめぐり合わせなのである。

しかし、50人が5000点でスタートしたのだから総チップ量は25万点なければならないのに、残り2テーブルでこちらのテーブルのチップ量はどう数えても7、8万点にしかならない。だから2、3万点でテーブル・チップリなのだが、そうするとファイナルテーブルになった時につらいことになる。そして、隣のテーブルではBさんが一人で総チップ量の半分近くを集めていたのであった。(この項続く)

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2008/01/23

J3oでオールイン ~ポーカーの奥深い世界55(続き)

J3oで何とか息を吹き返して、次のオールインはショートのSさんへのコール。TTvsAKと五分の戦いを何とか逃げ切ってチップを増やす。その少し後、KTsが来る。もともとなくなっていたはずだから、と思い切ってレイズすると、Dさんにリレイズを食らい結局オールインになる。相手は88。ツーオーバーだからいい勝負。これならAKvsQQと同じである。

ここでフロップがAQJ、なんとフロップストレート完成である。ターンでが出てまくり目発生となったが、何とか逃げ切ってダブルアップ、とうとう10000点を超えた。

またしばらく後、今度はKK降臨。レイズで入ったら、二人にリレイズされ結局三者オールイン。KKvsQQvsTTと全員ハイペアだったので、ぶつかるのは仕方ない(勝率は66%:17%:16%)。ここも何とかK、Q、T以外で決着。チップ量は一気に48000点に増えた。スト杯に出るようになって3年経つが、こんなにチップを持ったのは初めてである。ほぼ10人分のチップだから、黙っていればベスト5までは残れる。

と思ったのだが、残念ながらここがこの日のピークとなる。残り2テーブルでいのさんのオールインに99でコーったら相手はKK。これで15000点減らす。ファイナルに入ってQQでオールインしたらいなばんさんにAAでコールされてまたまた大きく減らし、一気にショートスタックに突入してしまった。

ここでこの日迷った場面となった。残り6人、アンティ1000のブラインド3000-6000というところで、BBの尼僧がSBと同じチップ量でショートオールイン。UTGから2人は下りて次のカットオフは私(とはいっても後ろのアクションが3人)、ハンドはと見るとAQである。総チップ量が約20万点、平均チップは3.3万点、私のチップは2万点である。

できればここは下りて、誰かに尼僧と勝負してほしい場面。しかし、このハンドではおそらく一番勝率のいいのが私である。もちろん、チップに余裕があればコールして多数決で決めたいところだが、コールするとサイドポットができてしまう。このプラス3000点は、できれば払いたくない。

そして、もしコールで入るとすれば、尼僧に誰かが勝てばいいということで首尾一貫しなければ意味がない。だからリバーまで見るのだろう。リバーまで開いた場合、AQの勝率はせいぜい6~7割といったところ。したがって残り3~4割以上の確率で私は20000-6000=14000点、つまりあと1周の命になる。

まして尼僧が生き残れば、メインポットは15000(3000×3+1000×6)点以上にはなるので、私とチップ量が逆転するし、なおかつBBが終わったばかりなのでポジション的にかなり有利となる。これはまずい。ところが、みんな下ろしてヘッズアップにすれば、私の最大損失は3000点。仮に負けても尼僧より残りチップは多いし、勝てば15000点入ってくる。

ということでオールインしてヘッズアップに持ち込み結果的には勝ったのだが、流れだけみると私が尼僧の生き残り確率を増やしてしまっている訳で(いわゆるプロテクト)、果たしてコールで参加者を増やすのとどちらがいいのか難しいところである。

勝負は11時過ぎまで持ち込まれ、最後は苦し紛れのミドルのスーテッドを再びいのさんのKQにコールされて4着でのゲームセットとなった。あと一歩という感じはあるのだが、実はこの日AAは来ないし、KK、QQ、JJも1回ずつ、AKも2回しか来なかったから、前の週の1時間の方がこの日の5時間より手が入ったのである。その意味ではまずまずがんばったし、特筆すべきJ3oオールインといえるのかもしれない。

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2008/01/22

J3oでオールイン ~ポーカーの奥深い世界55

いつも手が来ない手が来ないと書いていたら、確率の神様が「じゃあ、ここらで帳尻を合わせてやろう」と思ったのか、先日いっぺんに手が入った。先々週の週末、スト杯ミニの年間決勝リミットホールデムの第1ラウンド、25-50の30分間に、KKからTTまでのハイペアが1回ずつとA+ハイカード(AKからATまで)の組合せが7、8回続けざまに入ったのである。

1分間1ハンドとして、p=0.1、n=30の試行で11回出現する確率は、なんと0.0073%、1万分の1以下である。さらに第2ラウンドの30分には、AAが3回入った。p=0.005、n=30で3回出現する確率は0.04%である。嵐のように手が入ったにもかかわらず、そのほとんどはスチールに終わってしまい、なんということでしょう。このトーナメントは5人参加した中で真っ先に飛んでしまった。

そんな具合で今年も前途多難という感じで始まったのだが、先週の土曜日は今年のストラドル杯第二戦である。

部室は大混雑で5テーブル。私のような肥満体には厳しいシチュエーションである。みんなが息をすると空気が足りなくなるような気がする。一番奥の席になったmaosさんは「これで地震になったらどうなるのだろう」と心配している。なにしろ、maosさんからドアまでの間には、Ⅰさん、Dさん、私という重量級ディフェンス・ラインが立ちふさがっているのであった。

前半戦は取られたり勝てなかったりして何とかやり過ごす。ようやくメンバーが絞れてきて、1テーブル減ったのはおよそ2時間後。ちょうどアンティが始まったあたりで、私のチップも原点を割り込んできた。前回言ったように、今年のスローガンは「2周以上待たない」である。そろそろ行き頃、カウントダウン状態である。

1周待つ。例によって手は来ない。せいぜいA4では、命を懸けるには心細い。SBまで終わって、ちょうど2周。次の周回で行かなくてはならない。ボタン、カットオフ、全然だめぽである。いくらなんでも、レイズが入っているのにK2とかQ6でリレイズするのはまずかろう。だんだんポジションが悪くなる。誰も参加していない時来るのは63のナチュラルナインか、74のダブルダウン、ゲームが違う。

BBもレイズが入り、ハンドは再び74で下り。次のSBを払うと3周、残りチップも原点の半分2500点を割り込む。あと1周待っても同じことだなあ、でも、これじゃ去年と同じだなあと思って見ていると、UTGからボタンまで全部下りた。BBとのヘッズアップ。ハンドはと見るとJ3oである。

ミドルのスーツやコネクトで行ったことはあるが、基本的にこれまでならほとんど即座に下りるハンドである。しかし、ともかく絵札がある。タイミング的には、これが最後かもしれない。BBが下りてくれれば、手の内がAAだろうがJ3だろうが区別はない。「ここは行くしかない」とオールイン

BBはあっさりコール。ハンドはA7。かなり不利(この時点の勝率は63%:36%)だが、Aが落ちなければ最後まで望みはある。しかし、フロップでQT9と落ちてオープンエンドのストレートドロー、ターンはを引かれたが、リバーで見事にが出てストレート完成。なんということでしょう。原点を復活してお釣りが来てしまったのであった。(この項続く)

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2008/01/08

気を取り直して’08緒戦 ~ポーカーの奥深い世界54(続き)

気を取り直して夜の部はスト杯メインである。今年から時間が元に戻って6時スタート。新年緒戦ということで、常連メンバーの方々がほとんど顔をみせての4テーブル。5000点スタートのノーリミット・トーナメント。今回のテーマは、「ジリ貧になる前に勝負する」である。

ブラインドの上がり方が緩やかなこうした大会で、昨年よくなかったのは手を待ちすぎてしまうことであった。上位10%のハンドで勝負すれば、勝率も高いしやられてもあきらめがつく。しかし、ここぞという時にそういうハンドが全く来ない。

確率的に、上位10%のハンドがn回配られるうち何度入るかというと、2項分布、近似的にはポワソン分布に従う。確率0.1でn=10回試行した場合のポワソン分布は、「0」、「1」、「2以上」の確率がおよそ1/3ずつとなる。

つまり、10回待って上位10%ハンドが来ない確率は約33%、100点満点の33点以下の運ということである。これが20回、つまり2周待って来ない確率となると約10%、100点満点の10点以下の運ということにな