2008/03/06

08年春のマカオ(続き)

2月25日朝、前日サンズで負けたためか、それともアフリカンチキンを一人で食べたためか、胃がもたれて仕方がない。いつも海外遠征の際には用意する大正漢方胃腸薬を飲んで、出陣である。

今回のマカオはやけに肌寒かった。天気予報では最高気温19度、最低気温11度、風があってもう少し寒いように感じたくらいで、上着なしではつらい陽気であった。朝一番はフェリーターミナルまで歩き、シャトルバスで昨日に続いてMGMグランドへ。

月曜日の朝のせいか、前日以上にひと気がない。前日と同じくディーラーとサシでバカラ。しかし今回はなかなか浮上できない。とにかくベットアップすると逆の目が出てしまう。ずいぶんと絞ったので負けないうちに引き上げる。午前中はここからコロアネ島に行ってつかの間の観光。これはまた別の機会に書こうと思います。

昼からはコタイのベネチアン・マカオへ。コタイというのはタイパ島とコロアネ島の間の埋立地で、ここがまさに今カシノホテルの建設ラッシュとなっている。工事中のところを歩いて行ったのだが、ラスベガスであればストリップにあたるタイパ・コロアネ大通りは両側とも工事中の塀が立てられてしまっている。

上まで立ち上がっているものだけ数えても、大通りの西側に1棟、東側に3棟。ベネチアンやMGMと同じスピードであれば、おそらく来年前半くらいにはオープンしそうな勢いである。どこがどこだか分からないが、塀に書かれている名前を見ると、サンズとかギャラクシーとか、マリオットとかが建つようだし、日本のオークラ系のホテルもあるらしい。ただでさえ供給過剰気味なのに、これ以上作ってどうするのだろうか、と思わないでもない。

昼食はベネチアンホテルへ。ここにはフードコートがあって、およそ100パタカ(≒100HK$≒1500円)以内で食べることができる。日本のお好み焼きやうどんから始まって中華料理、マカオ料理、タイ料理、パスタやステーキまで、世界各国のファーストフードが20店舗ほどあり、中央に共通のいすとテーブルがある。ラスベガスというより、家の近所のショッピングセンターを思い出してしまった。

ベネチアンカシノはともかく広い。バカラテーブルが何百台あるのか数える気にならないくらいである。おそらくマカオ中のカシノの中で、ワンフロアの面積としては最大ではなかろうか。ただ、惜しむらくは他のカシノと判で押したようにゲームの種類が一緒である。ここはファンタンがあって実際にやっていることが特色だが、ミニマムが500HK$とえらく高い。

時間があるので300HK$ミニマムの三公バカラに座る。しばらくやったのだが6以下のカードしかこない。ピクチャー、8と来るともう一枚は必ず3。たまたま親が0とか1とか2を繰り返してくれたので致命傷にはならなかったが、じわじわとチップを減らして席を立つ。どうにもしまらない。

次はスロットマシンへ。絵柄がエビ、カニ、魚であるのはマカオらしいが、よく見ると当たりの枚数が5から50くらいで、あとはいきなり4000である。私にとってスロットマシンは、200~500くらいの中当りがあるから楽しく時間がつぶせるので、こういう一攫千金か全部すってしまうかというのは面白くないのであった。

そんなこんなで夕方までベネチアンにいて、タクシーでホテルに戻る。結局この日はたいして増減のないまま寝てしまった。

最後は出発日の早朝のカーサリアルで、やはりディーラーとサシでのバカラ。シューの初めからプレイヤー3目(1回外し)バンカー4目(1回外し)プレイヤー4目という立派な罫線を起こしたのだが、ここで中国人のみなさんに見つかってしまった。おいおい、セームドライバーじゃあ・・・と思っている間もなく、絞ることもできなくなるし変な罫線となってしまった。

最後はナチュラル8を起こしたら相手も8でタイ、ナチュラル9を起こしたら相手も9でタイとつらい展開が続き、続いて2連敗したところでゲームセット。まあ、ホテル代とお土産代くらいにはプラスになったので、いい遠征でしたということで再び広州へと向かったのでありました。

Kotai コタイ地区に建設中の新しいカシノ&ホテル

Venetian_food ベネチアンホテルのフードコート。カシノの上がショッピングセンターになっています。

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2008/03/05

08年春のマカオ

2月24日日曜日、午前9時すぎの珠海・拱北(ゴンベイ)関門は、マカオに入国しようという人の群れでごった返していた。2列しかない外国人出国レーンを通過するのに小一時間かかり、結局マカオ側に出たのは10時半近くなってからだった。

バスで中心街へ向かい、さっそく宿を手配する。ピークである土曜日は過ぎたものの、あいかわらず高い。ちょっと考えて、前回と同様に皇家金堡(カーサリアル)を620HK$×2泊押さえた。何しろ交通の便がいい。新世紀だったらもう少し安いのだが、あそこだとタクシーをつかまえるのもきついし歩いて移動できる範囲も狭い。

今回の最初の目的地は12月にオープンしたばかりのMGMグランド・マカオ。一回りした後、さっそくディーラーが一人で手持ち無沙汰にしているバカラ200HK$ミニマムへ。3000バイインで、最初から1000ずつ行こうと固く決意していたのだが、いざとなるとびびって500からスタート。おっ、いきなりナチュラル8である。全部入れればよかった。

実はこの日もう一つ決意していたのは、プレイヤーで張ろうということであった。バンカーに賭けていて、ディーラーが無雑作に開いたプレイヤーが9だったりすると、途端にテンションが落ちる。プレイヤーであれば絞っている時点で相手のカードは分からない。とにかく「絞り禁断症状」の出ている私としては、1ハンドでも多く気合を入れて絞りたいのである。

次の手もプレイヤー。一手バンカーをはさんで、またプレイヤーが3連勝。よしよし、いい具合である。このままツラ!と思っていたら、このすいているカシノでわざわざ私が一人で絞っているテーブルに新たな客が来た。そして罫線ディスプレイを見て、こともなげにバンカーにチップを置く。私はもちろんプレイヤーである。

プレイヤーに2枚のカード、気合を入れて絞ると、すぐフレーム。もう一枚はと見ると、またフレーム。バカラ(0)である。相手はこともなげに8を起こしてバンカーウィン。せっかく一人でツラにしようと思ったのに、いざというところでこれである。その後は絞ったり絞れなかったりで、ツラになりそうもない。最後2ハンド連敗したところで、若干プラスで席を立つ。あせることはない。遠征はまだ始まったばかりだ。

MGMを出て、歩いてすぐのグランドリスボアへ。ここには最近、ポーカーのライブテーブルができたという情報であったが、確かに4階の一角にロープで仕切られたポーカースペースがあった。7、8テーブルあったかと思うが、開いていたのは2つ。ともに20-40ノーリミットで、満卓となっていた。

テーブルそのものはバカラと同じで、それぞれの張るスペースが縦に線で区切られていた。だからちょっとせまい。20-40というと、米ドルにすると3-6。その後に書いてある数字は2000だったのでミニマムバイインと理解したのだが、もしかするとマキシマムかもしれない。ノーリミットだからリバーになると100HK$チップが積み重ねられるが、見ていると結構みんなターン、リバーまで見に行っているようだった。だとしたら、いずれにしろ2000くらいはあっという間に使ってしまいそうだ。

ここは見学だけで参加せず、歩いてファラオパレス、さらにバスに乗ってホテルまで戻る。夕方は南湾にあるマカオ料理のヘンリーズアフリカンチキンでワインを楽しんだ後、タクシーでサンズに戻る。ここでひどい日本人プレイヤーに出くわしてしまった。

彼ら(3人)の方が先に来ていて、私はサードベースへ。シャッフルマシンだが、ディーラーのオープンカードが4、6、2、5といった具合でなかなかいい流れである。ところが、上の3人ときたら、絵札2枚のスプリットはともかく、相手がローカードなのに14、15でヒットするなどめちゃくちゃである。

最後は、ディーラーがTなのに、何を思ったか7でステイである。私は8と5で13。ディーラーもあきれて「どうします?」と私のアクションを促すが、まさか引かない訳にはいかない。そして当然のように出たのはピクチャーである。

こんなプレイヤーのいるテーブルではやっていられないが、逆に言うとマカオでもこういうプレイが許されるようになったのである。昔のようにテーブルが少なくてバックベットされている状況だったら、きっとただではすまなかっただろう。いずれにせよ、こういう連中に話しかけなくてよかったと思った。

もちろんテーブルを替わったのだが、今度はディーラーのオープンカードがずっとピクチャーかA。そんなぐあいで、昼のMGMで浮いた分を夜のサンズで溶かしてしまい、がっくり肩を落としてカーサリアルまで歩いて帰ったのでありました。(この項続く)

Mgmhall MGMグランド・マカオの正面ホール。大三巴オブジェの下の部分はステージになっています。カシノはここから右へ。

Henri マカオ料理レストランの老舗ヘンリーズギャレー(美心亨利)のテーブルと前掛け。ポルトガルの白も冷えてます。アフリカン・チキン、カニ肉を甲羅に詰めて揚げたコロッケ、サラダ、スープでチップ込み500HK$。

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2008/03/04

MGMグランド・マカオ

今回の訪澳の最大目的は、昨年12月にオープンしたMGMグランド・マカオを見ることである。2月24日日曜日の午後、ホテルに荷物を置いてさっそくMGMへ向かった。

タクシーで行ったのだが、リスボアまで着いていればあとは問題なく歩ける距離である。リスボアを海側に渡って、星際(スターワールド)と永利(ウィン)の間を歩いていくとすぐ。もちろんフェリーターミナルからは無料バスがたくさん出ているので、そちらを使ってもよい。

ホテル部分は地上30階建て以上はありそうで、3層に分かれている。下から銅、銀、金色に輝いていて、かなり目立つ建物である。海側のホテルエントランスから、マカオのシンボルである大三巴を模したオブジェのある大ホールを経由して、カシノに入る。他にも、リスボア側の南と北に出口があり、タクシー乗り場はリスボア側北、シャトルバス乗り場はリスボア側南になる。

カシノの大きさはウィンと同じくらいで、ベネチアンよりも小さい。一般フロアとしてはワンフロアのようだったが、もしかするとハイミットエリアが他の階にあるのかもしれない。それでも数百のバカラテーブルがある。多くのテーブルが200HK$(約3000円)ミニマム、HK$300(約4500円)ミニマムだっが、昼間ということもあるのか、開いていたのはその1/3程度。

ゲームとしては7、8割はバカラで、BJ、カリビアンスタッド、ルーレットがわずかにある。バカラ以外で目立つのはむしろマシンゲームで、バカラマシン、大小マシン、スロットマシンなど。ただ、やっている人はあまりいなかった。

最近のマカオというと、とにかく大型カシノのオープンが続いており、ここ2、3年では、スターワールド、ウィン、グランドリスボアとMGMがマカオ半島に、クラウンがタイパ島に、ベネチアンがコタイ地区にそれぞれオープンし、さらにコタイ地区には少なくとも4つの大型カシノホテルが建設途上にある(計画はもっとあるはず)。

正直なところ感じたのは、かつては需要>>>供給だったものが逆転して、需要<供給になりつつあるのではないかということである。今回も絞ることに不自由することは全くなくてうれしかったが、このままいくとカシノが潰れたり、そうでなくても開店休業みたいなところが出てくるのではないかとちょっと心配である。

MGMというとライオン像だが、これは海側の北東角にあった。また、敷地全体の南東側に工事中の地域があり、さらに増築工事が行われていた。ラスベガスであれば当然あるはずのイベントスペースが見当たらないので、もしかすると工事している中にアリーナがあるのかもしれない。

次の日に行ったベネチアンマカオでは、3月にセリーヌ・ディオンのショーがあると宣伝していたから(セリーヌ・ディオンなら、LVではシーザースパレスだが)、対抗上MGMも何かしらやってくることを期待したい。いくら中国人が賭け事好きだとは言っても、カシノだけではいつかはあきられてしまうと思うからである。

Mgmmacau 三色に輝くMGMグランド・マカオ。立地的なものもあるのか客の入りは良くなさそうに見えた。

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2007/09/25

2007年秋のマカオ(完結編)

その後一進一退の状況となるが、さまさんの起こしたツラで貯金がありプラス圏での行ったり来たりだからあまり苦にならない。しかしすでに時間は12時近く、正直なところかなり眠い。

中国罫線で小路(シュウロ、1回前の同じ側との対比でみる)の青ヅラが続いていた。みんなバンカーに張っているのだが、青ヅラならプレイヤーではなかろうか。で、チップを置こうとしたら「ノー・モア・ベット」の後で入れてもらえない。開いてみると全員一致のとおりバンカー、そしてディスプレイの小路は青。「青だとバンカーですよ」とさまさんにも言われてしまう。なんと、眠気と酔いで罫線が読めなくなっていたのである。

さすがにこれはまずい。せっかくのディスプレイが何の役にも立たないではないか、ということで、ここからはプラス維持のためミニマムを時々張るだけに方針転換。すると、なぜかよく当たるのである。基本はさまさんが絞り合いに敗れると次の手で仇討ちに行くのだが、ほとんど罫線など見ていないにもかかわらず私が絞るとなぜか6より上。しかも相手が1とか2で勝ってしまうのである。

結局この晩、絞った時はほとんど負けなしで1シューを終える。テーブルを変えてもう少し遊び、さまさんがプラマイゼロに戻したあたりで午前2時近くになり、「そろそろ宿に戻りますか」ということになった。実はこの時すでに限界で、タクシーでホテルに戻った10分後にはベッドで爆酔していた。もう少し意識レベルが高ければもっとプラスを積み重ねられていたはずなのに、2000HK$ちょっとのプラスにとどまってしまったのは今考えるとかなり悔しい。

翌朝一番で置き、さまさんを見送ってからカシノへ。噂のポーカーマシン(スターワールド)は行って30分もたたずに全員引き上げてしまいブラインドとコールの分だけマイナスしたが、ファラオパレスの三公とブラックジャックで2000HK$プラス、さらにサンズに転戦してブラックジャックで2000HK$プラスと、地道にプラスを積み重ねる。その後のカーサリアルではやや沈んだものの、結局ホテル代とお土産代は確保して帰ることができた。

案の定というか、一晩眠った後のバカラは全くダメで、プレイヤーに賭けると「リャンピン+サンピン」ばかり。バンカーに賭けるとディーラーが先に勝手にプレイヤーを起こして(ルール上はいいのだが・・・)ナチュラル9とかで気合も入れられない。だからブラックジャック中心にしたのだが、ダブルダウンをほとんど取るという離れ業で今回はなんとなく調子が良かったかもしれない。

春の厄払い以降、そんなにドツボに嵌っていないのは何よりである。カシノの中でも外でもさまさんのおかげで、秋のマカオを楽しむことができたのは何よりでありました。

Imgp0040_

みごとにライトアップされたセナド広場

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2007/09/20

2007年秋のマカオ(続き)

夕食はいつものようにセナド広場にある「良辰」、日本人シェフの曽根原さんのフランス料理店である。お薦めのスズキのポアレでソーヴィニオン・ブランの白ワインをいただきながら、シェフから最新のマカオ情報をお伺いする。お店が忙しい中わざわざ席まで来ていただいたのはうれしかった。

そしてタクシーでお目当てのベネチアンマカオへ。しかし前日からの寝不足に、半日以上の飛行機とバスの疲れ、それにワインが効いてしまって、たたでさえ夜戦は得意ではないのに10時過ぎにもかかわらずすでに眠い。あまり長丁場は戦えそうにない。

タイパ島とコロアネ島を結ぶ幹線道路であるタイパ・コロアネ・コーズウェイは、昔は何もない埋立地を走る道路だった。それが今では、道の両側に工事中のカシノ&ホテルが続き、おそらく4、5年後にはLVのストリップのような景観になっているものと思われる。ただし、いま現在では工事中の金物の塀で視界が遮られてしまっている。おそらくその中では工事用車両が忙しく動いているのであろう。

初めて訪問したベネチアンは、この夏オープンしたばかりである。すでに外観はかなり前からでき上がっていて、LVのベネチアンホテルとそっくりである。そういえば飛行機で「オーシャンズ13」をやっていて、ご存知のようにラスベガスが舞台なのだが、「マカオに今度作るカシノの支配人にすると言ったら喜んで乗ってきた」なんて台詞もあった。まさにワールドワイドなカシノタウンに成長した訳である。

エントランスを入ると、下の写真にあるようにきらびやかな内装のロビーである。ウィン(永利)ができたときもここはマカオじゃないみたいだと思ったのだが、おそらくそれ以上である。そしてさまよい人さんから聞いていたように、廊下を進んでいくとセキュリティチェックがなくそのままカシノになる。ラスベガスでは当たり前だが、マカオではここが初めてで、以前、新世紀で預け荷物をひっかき回されて、これは預かれないだの何だの言われたことを思い出すと、今昔の感がある。

さて、まるでラスベガスのようにカシノに入ったのだがここはマカオ、周りに並んでいるのは8割方がバカラである。ベネチアンというと敷居が高いように思っていたら、100HK$ミニマムからあって、もちろん絞れる。200HK$テーブルに座って、いよいよ勝負開始。すべての台にディスプレイが付いていて、罫線は中国罫線からチュチャイまですべて表示されるようになっている。この頃にはすでに眠くなっていて、自分で罫線は付けずにディスプレイ頼みである。

まだシューの序盤、「最近はあまりビッグベットしないんですよ」とおっしゃるさまさんであるが、例によって対子と和を幸先よくゲットしている。そして、最初の勝負どころとなった。「ここは落しましょう」と気合を入れたさまさんがいきなり庄(バンカー)の6ツラである。楽しい晩になりそうだ。(この項続く)

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ベネチアンマカオホテル&カシノのエントランス。きらびやかです。

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2007/09/19

2007年秋のマカオ

話は1週間前にさかのぼる。ひょんなことから、テニアンへのエベレスト組あけみん様ご一行を成田空港までお送りすることになり、第1ターミナルをみたとたん何かが切れた。6月のラスベガス以来しばらくカシノ旅行に行っていなかったが、そろそろ「心」に我慢がきかなかったようである。

日程調整上、行けるとすれば16日の日曜日しかない。1週間前だから、エアは特典ということになる。調べてみると、行きの香港便は満席で広州行きもビジネスだけ、帰りの香港便は午前中のエコノミーだけ空席がある。さっそく押さえて、やはり今週マカオ入りを計画されていたさまよい人さんに連絡する。行きでの広州は初めてだが、まあなんとかなるだろう。

そして、あっという間に1週間が経ち出発。ただ、前日まで用事があって忙しかったのと、たまっていたNFLとか借りていたDVDとかを見ていたので完全に寝不足である。台風を避けるため上海上空から内陸部を通る珍しいコースで1時間弱のディレイとなったが、幸いにビジネスだったのでストレスはほとんど感じなかった。

入管、税関を真っ先に通過して7番ゲート前のバス券売り場へ。珠海拱北まで80元(約1200円)だから、香港からフェリーで行くより大分安い。でも、2:38分発券なのに指定されたのは2:40のバス。走ってなんとか間に合った。2時間以上かかるのでトイレくらい行っておきたかったのだが。

高速バスなので珠海までノンストップである。30分ほどで広州市内のインターに入り珠海方面への高速に乗り換え、あとは延々と走る。ここの往復はバス便が主流らしく、反対車線を見ていても高速バスが目立つ。そして結構すいているにもかかわらず、やたらとクラクションを鳴らして走るのがこちらの流儀である。

バスに乗っている間に、さまよい人さんから連絡が入る。いま香港だそうで、拱北で待ち合わせることになる。私の方が少し早く着くはずだったのだが、最近の珠海市内は経済成長のせいか車が多く、渋滞で結局終点まで3時間かかってしまい、ほとんど待たずに香港から船便でさまさんも到着した。

「こちらは混んでいるんで、抜け道を行きましょう」とさすがにマカオ通のさまさん。タクシーで横琴関門へ。この関門は渡し船のある湾仔口岸よりさらに南にあり、ちょうど最近オープンしたベネチアン(威尼斯人)ホテル&カシノのあるコタイ地区につながっているのである。

出入国で大混雑の拱北と打って変わってこちらの関門はほとんど無人。中国出国してバスで橋を渡り、ここで改めてマカオの入国手続きをする。関門を出ると真っ暗でタクシーも止まっていない寂しい関門であったが、かえって金都やベネチアンのネオンサインがきらびやかに見える。ここから路線バスに乗って市内へ向かった。(この項続く)

Imgp0036_ ほとんどひと気のない横琴関門。

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2007/07/09

ラスベガス07年夏

今回のラスベガスは、6月25-27日に開催されたWSOP(ポーカー世界選手権)シニアへの参加をメインに、24日日本発(当日現地着)・28日現地発(翌日日本着)の日程での遠征となった。実際には3日間のうち初日で負けてしまった訳だけれど、ベネチアン、シーザースパレス、ラクソー、MGMグランド、ミラージュの各トーナメントに参加することができたので、毎日ポーカー漬けとなったわけであった。

結局一つもイン・ザ・マネーできずにトーナメント・フィーは全く戻って来なかったのだけれど、実はそれ以外のテーブルゲームとかが好調で、さすがにWSOPの参加費までは無理だったが、他のトーナメントの参加費は半分以上は戻ってきているので、なかなかがんばったといえるのではないだろうか。

とはいっても、BJや牌九、ミニバカラといったゲームで大勝ちしたという訳ではない。各テーブルで50~100$をいじこく勝ち逃げしていたのを最終日朝のBJで大きく取り返されてしまったのだけれど、むしろよかったのはスロットマシンである。実は私はパチンコが嫌いで、これまでほとんどやったことがない。スロットマシンも実は初挑戦だったのだが、最初時間つぶしのつもりで20$入れて25¢マシンを回していたら何だかよく分からないうちに50$に増えた。

その後も10$を100$、20$を25$とやるたびに増える。でも回すのはもっぱら25¢マシンの1クレジットのみである。圧巻は空港でのラスト勝負だった。前回のLVで、搭乗手続きからセキュリティ通過まで2時間以上かかってしまい、搭乗時間ぎりぎりでなんとか間に合った苦い経験から、今回は搭乗時刻の3時間以上前には空港に着いた。でも、eチケットのため自動機であっという間に手続きは終わってしまい、セキュリティもほとんど並ばない。ゆっくり買い物をしてもまだ搭乗までには2時間以上ある。

仕方なく、再び25¢マシンの前に座る。温泉場のパチンコと同じで、こんなところの機械じゃ出ないんだろうな、と思いつつ20$を入れる。80クレジット。まあ30分位は何とか持たしてくれないかなあと思いつつ、チェリー1個とか、エニーバー3並びとかを地道に当てていた。

そのうちに、「4×」と「2×」というのがいっぺんに止まり、ピコピコ言い始めた。クレジットがどんどん増えて行き、係りのお兄ちゃんもやってくる。「なんで1つしか賭けてないんだ?」と言われてしまう。よく分からないが、この「4×」と「2×」というのはオールマイティで、もう一つが「7」なのでこれは「777」と同じ。しかも2倍×4倍=8倍ついて800クレジット(=200$)になるのである。マックスベット(3クレジット)していれば600$になるじゃないかかなり非難されてしまった。

その後200クレジットというのも当てて、結局40分ほどで20$を250$にしたのだが、何か分からないけれど楽しかった(千ドルゲットの某せ姐さんと比べるとかわいいもんです)。キャッシャー兼案内係のおばさんに10$上げたらすごく喜こばれてしまった。

遠征中はカシノの他にも、ショーも見たし、プールとスポーツジムにも行ったし、Akiさんにいろいろなポーカールームに案内してもらったし、スナイパーさんとおいしいお肉とカリフォルニアワインをご一緒させていただいたし、結構充実した5日間でした。

それと、実は心配していたのは、エアがノースウェストなので行き帰りの機内が退屈してしまいそうなことだったのだが、出発前日に奥さんに買ってもらったポータブルDVDプレイヤー(ソニー製、バッテリー6時間)がすごく役に立った。行きは「ロンゲスト・ヤード(リメイク版)」と「富豪刑事」、帰りは「千と千尋」とやはり「富豪刑事」を見ていたら、10時間なのにあっという間に着いてしまいました。行き帰りとも隣が女性というのも席が狭くなくてよかったし。

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2007/06/19

再びディーラーの話

とはいってもポーカーの話ではありませんw ブラックジャックの話というか、本人はサービス業全般の話だというつもりだったりするのですが。

例えば、ブラックジャックで、ディーラーのホールカード1枚というケースを思い浮かべてほしいのですが、プレイヤーが20とか3枚で21、ディーラーのアップカードがピクチャーという場面で、ディーラーが開いた2枚目のカードがAだったとする(つまりディーラーがブラックジャックで総取り)。

この場合、何もなかったかのようにチップを回収し、次の動作でカードを回収し、すぐに次のゲームのディールを始めるのと、Aを開いた瞬間動作をいったん止めて、例えば ”Sorry” とか言ってから次の動作に進むのと、どちらが貴方にとって好みですかというのが質問の1。また、ディーラー基本マニュアル(なんてものがあるとして)では、どちらを推奨しているだろうかというのが質問の2である。

質問の1について、私としては、別にディーラーに謝ってもらう筋合いじゃないし、謝るくらいならA出すなよという感じだけれども、そう言われて悪い気はしないし、席を立とうという気合が一瞬そがれることも確かで、ハウス・客どちらにとっても後者が好ましいと思う。しかし、余計なこと言われてもチップが帰ってくる訳じゃないし、それより少しでも早く次のゲームを進めろよ、という意味で前者を選ぶ人がいても全くおかしくない。

そして質問の2だが、おそらくディーラーがゲームやアクションに対する感想を表現するなんてことは「ディーラー基本マニュアル」では望ましくないこととしているはずである。また、ディーラーの個人的観測でゲームの流れを速めたり遅くしたりなんてことを推奨するはずもないので、マニュアル上の正解は前者だということも想像できる。

さてもう一つのケースとして、アクションの確認ということを思い浮かべていただきたい。アクションの確認とは、「ヒットかスタンドか」「ダブルダウンかスプリットか」ディーラーが(あるいはカメラが)確認できないからするものである。しかし、プレイヤーが明らかに人差し指で羅紗をたたいていても(ヒットのアクション)、ディーラーが「Thirteen?(13だけどいいのか?)」と確認してくる場面がある(逆にソフト17でスタンドにしたような場面)。

これは明らかに、「ディーラー基本マニュアル」には書いてないはずである。逆に下家のプレイヤーから、「ヒットって言ってるんだから配れよ。カードの流れが変わるじゃないか」と抗議されかねないという点で(その抗議は正当である)、最初に上げたケースよりディーラーにとってリスクが大きい。しかし、ゲームに慣れていないプレイヤーや、BSに沿ってプレイしてきたプレイヤーがいきなりそうでないプレーをしてきたような場合に、ディーラーが確認することには意味がある(誰にだって間違いはある)。下家に抗議されたら「すみません、見えなかったもので」ととぼけていればいいのだ。

このように、マニュアルというのは基本として押さえていなければならないものだけれど、人が相手であるサービス業の場合、それだけですべてを律していては水準程度のサービスしか提供できないということである。マニュアルは押さえた上でそれ以上のサービスを提供できるのがプロフェッショナルであると思っている。そしてチップ(Tip)とは本来、役割以上の特別の働きに対して、エクストラ・ボーナスとして支払うものである。

話は飛ぶけれども、それと同じ議論が流通業において自動販売機が出現したときに起こったことがある。それから何十年かが経過し、現実問題としては自販機化とその延長線上にあるマニュアル化に軍配が上がっている。その例に倣えば、やがてカシノのサービスもマニュアル化され、最後には機械に取って代わられるだろう。いずれはプロフェッショナル・ディーラーと相対で勝負できるのはVIPルームだけになるのかもしれない(さらにはみんなオンラインカジノになるのかもしれない)。

幸いそうなるまでにはまだ時間がある。それまでの間、私としてはプロフェッショナルなディーラーと長く時間を過ごせることができればうれしいと思う。どうせ最後には負けるのだから、途中経過だけでも楽しい時間を過ごしたいと思うからである。

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2007/05/08

マカオ厄払いの旅(07年5月)

しばらく前から、ひどい状態が続いている。KKvsTTではTが出て負けるし、QQvs84では4が2枚出る。ATvsA5のように重なっているじゃんけんでも、私がTの方だと必ず5が出るし、私が5を持っていると5など絶対に出ない。AA、KKが来ても必ず1ラウンドだし、それも2週間に一度のペースである。というわけで、今回のテーマは厄払いである。

観音堂で10HK$で線香の束を買い、現地の人に混じって3つのお堂を巡ってお祈りする。3つのお堂はそれぞれ道教、仏教、儒教であり、現世利益と来世の幸せをともに祈願できるようになっている。本尊というか神像(媽祖や孔子)の前にはひざをつけられるようにクッションのようなものが置いてあり、線香を持って拝みながらひざまづくのが現地のやり方のようだ。

見よう見まねで同じように拝礼し、勝負運の向上を祈る。厄払いはお大師さまが定番だが、遠く日本からの参拝だからそこは斟酌してくれるはずだし、何しろ日本ではまだカジノは合法化されていないので、本場マカオの神さまにお祈りするのが筋であろう。手が線香の色に染まってまっ黄色になってしまったが、一通りお祈りして何かが抜けたような気がした。

そんな訳で今回はとにかく100HK$でも勝って帰ることが重要である。前回のテニアンで何とか海外カシノの連敗を止めたけれども、昨年一年間マカオでは負けてばかりである。初日のギリシア神話のバカラで最初4連勝した後1勝5敗と急降下し、結局イーブンになったところで引き上げざるを得なかったことから、改めて決意した。今回は金額じゃない、勝つことである。

2日目に観音堂にお参りした後、グランドリスボア、リスボア、ファラオパレス、サンズと回り、計画通りそれぞれのカジノを若干のプラスで引き上げることができた。サンズのBJではいい調子でプラスが大きくなっていたのだが、ベットアップしたらKK対ディーラーAからA、T、9と起こされて負け。これはいきなりピクチャーを出されるより始末が悪いし、だいいちポーカーじゃないんだからAA(ディーラーの)は弱いはずである。次にA4vsディーラー5のダブルから引いたのが5。よしこれで挽回と思う間もなくディーラーは6、ピクチャーである。すぐに引き上げたのは言うまでもない。

そして最終日の朝、場所は再びギリシア神話カジノ。ここで大負けしなければなんとかプラスで帰れるので、100ミニマムのBJ卓に座る。連敗、連勝、連敗、連勝となんとか原点を維持しつつ時間は経過する。負けはこちらが19とか20でも裏ブラックジャックとか21を出されて負けることが多く、勝ちはディーラーバストで勝手に負けてくれることが多い。そして問題の一手となる。

ハンド77でディーラー4。絵札の対子(KKとか)を除くと今回初めてのスプリットハンドである。スプリットすると、一つはT、一つは7である。もちろん対子ベットはしていないが、再びスプリット。今度は最初が6、次が7である。再々スプリット。今度はいきなり7。なんと7の5ハンドスプリットとなってしまった。対子にベットしていたらたいへんな儲けになっていたところである。

ルール的にスプリットが5つもできるのはマカオならではであるが、確率的にも大変に低い。最初の2枚が13分の1、3枚目以降は13分の2である(マカオはスプリットされた各ハンドの2枚目を先に配る)。したがって5枚スプリットになる確率は1/13×2/13×2/13×2/13=0.028%。10000回に3回以下しか起こらない。そんな珍しいことなのに、この時点では一銭も儲かっていない、というよりリスクが大きくなっているだけなのであった。(この項続く)

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2007/03/02

07年初テニアン(さらに続き)

話は一気に飛んで25日日曜日の午後5時。トーナメントの2日目は2テーブル11人から午後2時にスタートしていたが、私、Dufferさん、Satoさんは5$ミニマムのBJ卓でまったりと過ごしていた。この段階で3人とも平場のプラスを確定させていたのである。そこに、Lupinさんがやってきた。「○○さんに○○さん(注.本名)、応援っていうのはないんでしょうか?」そう、Lupinさんはただ一人勝ち残りファイナルに進出していたのである。

ちょうど、GAKUストが入ったのだが、一発目はディーラーがしぶとく残していた。シューの残りも少ない。「GAKUストは二度押し!!」と、もう一度だけ大きめに押す。すると88である。BJのペアは99以上でないとうれしくないが、その中でも88は一番うれしくない。仕方なくスプリットすると絵札、9と入る。ここは1勝1敗がいいところかなと思っていたら、ディーラーが飛んでくれてみんなハッピーに。切りよくここでシャッフルタイムとなり、「じゃあ行きますか」とカラーチェンジ。勝って席を立つのは本当に気持ちがいい。

ポーカーテーブルに向かうと残りは6人。イン・ザ・マネーは5位からだから、まさに勝負どころである。総チップ量16万点のところ、Lupinさんは2万点弱で5、6位の争い。それもやや少ないくらいである。テーブルの後ろに立って応援。Lupinさんにしては珍しく、慎重にプレイしている。BBでも平気で下りているのだ。Lupinさんの二人右が例の茶髪コリアンMr.ヤンで、ラージスタックなものだからボタンからがんがん打ってくることもあった。

4周、5周。こう着状態のうちにブラインドだけが上がっていく。「どうなんですか」とバカラ卓からkeibinさんも現れる。「ここが一番大変なんです。もう一人減れば、みんな賞金ですから早く進むんですが」休憩を挟んで、厳しい戦いがさらに続く。ブラインドは800-1600。Lupinさんも時折オールイン・スチールを決めて、危険水域には入らない。そうこうしているうちに、ようやくショートスタックが飛び込まざるを得ない状況となった。ほとんど強制オールインで、かつJがかぶって上を持たれていたので、終了。Lupinさんのイン・ザ・マネーが決まった。

ここからLupinさんが華々しく動き出す。オールインを連発し、スチールしたり相手のJJをターンAでまくったりして、一気に安全圏に浮上した。そうこうしているうちに、イン・ザ・マネーを確保したショートスタックが予想通り果敢に飛び込み始めて、気がつくとあっという間に残り3人。いよいよ次の勝負どころをとらえればトップが見えてくるというところで、AQvsA8のオールイン対決からフロップで8を2枚出され、ターンはQで望みをつないだものの最後はラグ。それでもLupinさんみごとに3位でのゲームセットである。

優勝争いはそのすぐ後の手で終始リードしていた巨体アメリカンとMr.ヤンがトップペアヒット対ストレートドローでぶつかり、何も起こらずに巨体アメリカンが勝った。あまりにもあっさりしていたので、もしかしたら賞金をチョップしたのかもしれない。とにかく3位に入賞し賞金約3千ドルと昨年の優勝に続く2つ目のトロフィを手にしたLupinさん、さすがでした。おめでとうございました。

まだ嵯峨野が開いている時間だったので祝勝会を開いたあと、クラップスで大いに盛り上がった。ここも中盤やや苦しいところもあったのだが、途中からみんなPointを当てまくって挽回し、全員プラスで終了した。クラップスが終わってみなさんは部屋に引き上げたのだが、私は居残ってライブポーカー。ご存知のようにみんなコーってくる場なもので、200$ばかりプラスでここも終了。遠征終盤に来て連勝で締めることができたのはうれしかった。(この項続く)

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2007/03/01

07年初テニアン(続き)

部屋に帰ってシャワーを浴びて、ベッドに横になったのだがほとんど眠れない。結局10時には起きてノンネゴの5000点チップを一枚持って再びカシノへ下りる。睡眠時間3時間弱だが、不思議と眠くはない。10Kをやっている興奮状態で完全にハイになっているのである。カシノカフェでいつものシェフサラダの朝食をとって、戦闘開始である。

この回も最初はバカラ。朝早いのでディーラーとヘッズアップである。不思議とツラがでる。5回6回とは続かないのだが、1回で切れることはあまりない。きっとちくわさんやtagamanなら「2目め厚く」とか言ってビッグベットするんだろうなーと思いつつ、慎重にゲームを進める。最初に隅を折ってフレームが見えることがほとんどないので、おそらくいい波なのだろうと思ったが、まだまだノンネゴチップは残っている。ここは大勝ちするより負けないこと、そうでないと引き波がきたら一発で持っていかれてしまうだろう。

結局バカラを1000点プラスまで持っていって、再びBJへ。昨日後半から相当良くないのでそろそろいいシューだろうと思ったのだが、これがとんでもなかった。とにかくディーラーがほとんど飛ばないのである。こちらは13で引くとまず間違いなく絵札なのに、向こうは6から5、絵札とか、16から4とか平気で起こしていく。1シューでキャッシュチップになるのが300点とか400点とかいう状態なのに、ノンネゴチップは1000点ずつなくなっていくような気がする。

バカラの勝ちをすべて溶かしそうになったところで、たまらずミニバカラに逃げる。ここでなんとかイーブンペースに戻して、5000点をキャッシュチップにした時はノンネゴチップも20点くらいしか残っていない。それでも、ポーカー大会開始までになんとか1回転することができた。いったん部屋に帰り、昨晩のキャッシュチップとともにキャッシャーへ。預けてあったTCと円を取り戻して残ったノンネゴチップは1200点位。ピークから半分以上プラスが減っているような気がするが、それでもなんとか久々のプラスが見えてきた。お昼を過ぎて午後1時頃。約12時間、実質ゲーム時間約7時間での10K現金化であった。

しかし、ここからがつらかった。1200点をそのままキャッシュチップにするために、張りをかなり下げて1手5~10点でBJをプレイするのだが、300点ノンネゴを使ってキャッシュ200がようやく戻ってくると言う状況である。だから完全にノンネゴを洗い終わったときに手許に残っていたのは800点と少し。ここからトーナメントフィーを払うと、かなり心細いことになりそうな気配である。時刻は午後4時。そろそろサテライトトーナメントが始まる。

本番でイン・ザ・マネーとなったときは、なぜか2度とも優勝できたサテライトなのだが、この日は全くいいところなく2回のトーナメントを敗退。その途中、当日便でテニアン入りしたLupinさん、Dufferさん、Satoさんがカシノに現れる。午後6時過ぎから用意された軽食を4人でとりながら待ったのだが、予定時刻の7時になっても始まる気配はない。結局テーブルの準備が整ったのは8時近くになってからだった。その間ソファでぐったりしていたのは私。準備万端のお三方から、「taipaさん眠そうですねぇ」と言われてしまう。まだトーナメントが始まっていないのにこの調子ではいけないと思うのだが、体がいうことを聞いてくれないのだった。(この項続く)

02280001 ちょっと見にくいですが、上段は前夜のバンカーシュー、下段はこの日のツラ目。これなら誰でも勝てると言っても過言でないですね。

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2007/02/28

07年初テニアン

今回のテニアンはかなり追い詰められた状況での遠征であった。というのは、昨年1年間の遠征成績は1勝6敗、今年もすでにマカオで1敗している。1回1回の負けは致命傷というわけではないが、6つも負け越すとあまりしゃれにはならない金額の負けになる。もし今回負けることになると、おそらく今年前半はもう資金的にどこにも行けないだろうと思われた。マイルと宿代はあっても原資が底をついているのである。

だから、いつもはポーカートーナメントのみに集中するのだが、今回はとにかく負けないこと、平場でなんとかすることが至上命題である。だから初めて10Kに挑戦した。10Kあればエアがコンプされるので、負けのハードルが下がる。仮に増やすことができなくても、エアやホテル代の範囲内にとどまればまだ望みがあるからである。トーナメントに備えて1日前に入るとみんなには言っていたが、本当のところは10Kに集中したかったのである。

2月23日金曜日の午後8時55分に成田を出発したNW18便は、4月以降廃止されるという噂だがほとんど満席となっている。テニアンに定刻午前1時過ぎに到着。税関書類で慣れないところにチェックを入れているので、あっちの窓口に行けと言われてちょっと戸惑う。でも手続きは向こうの人が全部やってくれて私がするのはサインだけである。何を書いているのか確認できないので恐ろしいといえば恐ろしいが。外に出ると迎えに来ているのはいつもの彼。かばんを持ってもらい真夜中のコミューター乗り場に歩く。

コミューター乗り場に行くと、keibinさんにお会いした。一昨年のマリックショーの時からのお付き合いで、以前リゾカジテニアンオフにも来られた方である。最近も月一ペースで来られているとのことである。タガエアーのチャーターでテニアンに飛び、そのままダイナスティへ。部屋に荷物を置くと、さっそくカシノへ。なんといっても10Kを消化しなくてはならないのである。3時前にはバカラ卓に座っていた。

Keibinさんと一緒にやり始めたのだが、これがおそろしいバンカーシューで、途中で数えるとバンカー30に対してプレイヤー12位の偏り。さすがに気がついてバンカー中心に張ったのだが、結局シューの最後までバンカーでプラス1000点。最初からずっとバンカーだったら何もしなくてもプラス3000点になるところだった。ここでミニマムの小さいBJに移る。1手30を基本に張っていたら、こちらも好調で最初のシューだけで1000点位のプラス。

こんなことは滅多にあることではない。次の日はポーカートーナメントなのだが押せる時は押すべきだ、とそのまま続けたのだが、今考えるとこれが罠であった。そのあとの4~5回のシューは全く手が伸びず、しかもミニマム25の卓だから打たれ越しモードにもできず(卓を変えたらいけないと思ってしまったのだ)、じりじりとチップを減らす。それでも5000点のキャッシュチップを確保した時点でノンネゴチップは6000点以上あったから、プラスには違いない。時間はすでに7時。ここでいったん部屋に戻ってひと休みである。(この項続く)

p.s. テニアンに行っている間に、アクセス数累計が15万件を超えました。ご愛読ほんとうにありがとうございます。

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2007/02/01

食事など ~’07年初のマカオ(その3)

街中が再開発でカシノ売上は倍々ゲーム、ホテルの値段は急上昇のマカオであるが、まだまだ安く食事できるところはある。10~15HK$(150~230円)でワンタンメンやお粥を食べられる店を探すのはそれほど難しくないし、パン屋で大きなクロワッサンを買っても3HK$(45円)ほど。単独行のときの朝昼の食事はそういったところですませるのが定番である。

それでも夕飯くらいはちゃんと食べたい。ということで初日の晩はセナド広場のフランス料理「良辰」へ。ここはおなじみの日本人オーナー・シェフがやっているお店で、最近マカオに行く時にはよく寄っている。今回もシェフのおすすめで、七面鳥のパテ、エビと魚介類のグリル、マカオ風ビーフシチューで白ワインとビールをいただく。お客さんが何組かいてゆっくりお話できなかったのは残念だが、お店にとっては喜ばしいことだからぜいたくを言ってはいけない。最近週末はバータイムで真夜中くらいまでやっているとのことなので、遅くなっても大丈夫なのはちょっとうれしい。

2日目の晩は南湾の「亜利咖哩屋」(哩の里には本当は厂が入る)へ。マカオ料理の老舗の一つである「ヘンリーズ」の隣の店で、街中からずいぶん離れているにもかかわらずこの2つの店はいつ来てもにぎやかである。今回はお目当ての大エビのカレーがなく、中エビのカレーになってしまったのは残念だった。他にポテトのカレーやサラダでポルトガルの赤ワインとマカオビールをいただく。目の前にマカオタワーとタイパ島への3番目の大動脈、南湾大橋の夜景を見ながらのディナーは、いつもながら日頃のストレスを忘れさせてくれる。

あと、朝食のバフェイでよかったのは金都。ここは麺類とオムレツをちゃんとその場で作ってくれる。基本的に一泊代金に含まれているのは金龍と同じだが、満足度はこちらの方がかなり上である。逆にちょっと気になったのは、今回の滞在の間ずっとリスボアの並びの中華料理「福臨門」のシャッターがずっと閉まっていたことである。ここの「ふかひれのかに味噌煮込み」は絶品なのだが、もしや再開発でなくなってしまうのだろうか。ちょっと心配である。

以上、今回のマカオのご報告でした。・・・えっ、カシノの方はどうなったかですか?・・・負けましたけど、これで確か7連敗くらいしてますけど、何か?

p.s.どうも北朝鮮の某人物が私と同時期にマカオにいたようで、うちの奥さんが大層受けてます。

01280004 亜利咖哩屋前からの夜景。マカオタワーと右側は南湾大橋

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2007/01/31

ニューカシノ/ニューゲーム ~’07年初のマカオ(その2)

今回行ったカシノは、古いところではリスボア、ファラオ(古くない?)。新しいところでは星際、ウィン、金都といったところ。星際はファラオの向かいにあるのだが、正当な経路を通るとかなり遠回りになる。そのため無理やり大通りを横断することになるのだが、ここはマカオグランプリでも使う道幅の広いところで、車の方もスピードを出してくるから、かなり危ない。とりあえず真ん中まで渡って待ち、車間が空くのを待って残り半分を渡ることになる。結局みんなそうしていたが。

さて、ここ(星際)は鮮やかなネオンサインの高層ビルで、1階がエントランスで吹き抜けの2階から上がカシノフロアという造りはサンズをかなり意識している。もちろんほとんどのテーブルはバカラ卓。ここは若干のプラスだったのだが、どうもチップに重量感がなくプラスチックのような感触なのである。なんとなく軽くなくなってしまうような気がして、早めに切り上げて隣のウィンへ。

ウィンは前回(11月)の遠征でも行ったことがあるが、こちらはラスベガスを思わせるような造りである。それでも圧倒的に多いのはバカラ卓で、さすがにそこだけはマカオである。ここで、最近マカオ掲示板で噂になっているニューゲームを見つけた。「Double Fortune Baccara」というゲームである。

このゲームでは、左右にシューを用意し、1回のベッティングラウンドで2シューのゲームが同時に行われる。カードはディーラーオープンで、もちろんそれぞれの罫線はディスプレイに表示されている。そして、左右それぞれの勝負について、プレイヤーorバンカーそれぞれに賭けるのは通常のバカラと変わらないが、対子・和だけがオリジナルの賭けになっている。和はどちらも和というボックス、対子は左右4つの勝負のうち対子がいくつ出るかというボックスがあるのだ。

左右のプレイヤー・バンカーがすべて対子(ペア)である場合のオッズは100:1。これがDouble Fortuneの所以のようだが、よく考えるとこの倍率は低すぎである。対子の出る確率はおよそ1/13。これが4つ独立で重なる確率は28,561分の1。20000:1でもまだお釣りが来る計算になるのだ。4つのうち1つが対子になる場合のオッズは2:1。これも計算すると約21%だから、全然オッズに合っていない。

そんなに高い倍率がほしいのなら、普通のバカラで対子に賭けて、当たったらそのまま転がせばいい。2回続けて当たれば144倍になる。「Double Fortune」はこれを4回やってしかもオッズは低いわけだから、まさにぼったくりオッズである。みんなその程度の計算はできるらしく、誰も賭けていなかった。ただ、一度に2回の勝負があるので、なるべくたくさんのゲームをしたい人にはそれなりに適しているだろう。

グランドリスボアは5階くらいまでは出来ていて、どでかいネオンサインも光っている。ただ高層階はまだまだという感じだし、内装やリスボア本館との連絡通路も工事中である。だからグランドオープンはまだまだ先になるだろうが、もしかしたら突貫工事で旧正月に間に合わせて、低層階のカシノフロアだけでもオープンするのかもしれない。ウィンの海側にはMGMがいよいよ骨格を現してきたが、こちらは低層部分ができておらず、今年1年かかりそうだ。(この項続く)

01270002 夜空にそびえる星際(スターワールド)娯楽場

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2007/01/30

マカオ現況 ~’07年初のマカオ(その1)

先週末、今年初めて、約3ヶ月ぶりのマカオにいってきたので、今週はそのご報告を。上着を着てちょうどいいくらいの気候で、歩いても汗ばむこともなく、過ごしやすい週末だった。行くたびに変わっていてわずか2、3年で様変わりしているのだが、今回着いてまず驚いたのはシャトルバス乗り場の大混雑である。

フェリーターミナルの1階からヤオハン方面(今ではサンズ方面と呼ぶべきか)にシャトルバス乗り場があり、ここに各ホテルの送迎バスが着いたり乗ったりするのだが、このバスが3列かところによっては4列になっていて、もう訳が分からなくなるほど多くなっている。「金沙(サンズ)」「希臘神話(ギリシャ神話)」「星際(スターワールド)」「永利(ウィン)」「金都(グランドウォルド)」など新設カシノの送迎バスの台数が多く、しかもそれらが大型観光バスなものだから、ワゴンかせいぜいマイクロバスといった既存ホテルの送迎バスなどどこにいるのか分からない。

最初の宿は帝濠(ウィンザー)だったのだが、20~30分待ったにもかかわらず見つけられず、結局路線バスで行った位である。次の宿は金都で、大型バスなので見つけやすかったのだが、発進の時に分離帯の段差(15cm位か)を乗り越えて行かなければならないくらい混みあっている。これにグランドリスボアやMGM、ギャ